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見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園親のハナシ57

2020年03月03日 | 父母の声

普通の子のように、楽しい学生生活を送って欲しいと願い見晴台学園に入学しました。

中学生の頃は、将来に少しでもいい仕事につけるようにと高等養護学校を目指していましたが、

厳しい高校生活を送ることが我が子にとっていいことなのか悩みました。

短い人生、楽しい時間は今しかないと思い学園に決めました。

 

私と同じ気持ちだったのか分かりませんが、

「見晴台学園に行きたい」「みんなとカラオケに行きたい」(学園紹介の写真をみて)

と言いました。

そんなカラオケの願いはすぐに叶いましたが…(笑)

 

それからの我が子は、私の思ってた以上に楽しく過ごしとても成長して来ました。

この成長も、学園での生活・先生方や保護者の方のおかげです。

 

そんな我が子は今年3月に卒業します。

 

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見晴台学園

~見学・相談・体験入学は随時受付中!お気軽にお問い合わせください。~

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お問い合わせフォーム http://miharashidai.com/contact/


学園親のハナシ56

2020年02月14日 | 父母の声

娘はこの春、学園を卒業します。

 

忘れもしません。

5年半前の体験入学、入試選考、入学式と彼女は見事に一言も話しませんでした。

面接でさえ一言も発しなかったそうです。

入学してからも「出来ること」しか取り組まず、苦手なことややりたくないことは頑として取り組みませんでした。

 

そんな彼女が本科2年の時「入学を祝う会」でみんなの前で堂々と話していた姿に感動したことを思い出します。

学園での1年間でこんなに変化するんだと驚きました。

5年間の学園生活で自分の意見を言えるようになったり苦手なことをやってみたり、出来る我慢なのか出来ない我慢なのかも自分なりに考えられるようになってきたような気がします。

 

正直、「わがままな娘に対してもう少し厳しくして欲しい」と思ったこともありました。

その都度先生から「彼女の意思を尊重したい」と言っていただいたことが今になって理解できますし感謝しています。

ありのままの彼女を受け入れて下さったからこそ今、自分の意思で考えそれを人に伝える事ができるようになったんだと思います。

当初、このままだと専攻科のカリキュラムも終えられるのか心配していましたが、終わってみれば彼女なりではありますが全ての取り組みをやり終えてくれました。

中でも研究論文は先生に助けてもらいながらも立派にやり終えることが出来たし、本人の自信にもつながって行きました。

 

学園での5年間は子供だけではなく親の私にとってもいい時間でした。

親の役割は時には大変なこともありましたが、終えてみれば貴重な体験を沢山させてもらいました。

同じ悩みを持つ親の方々との交流も本当に有り難かったし楽しかったです。

 

娘は学園を卒業して社会に出て行くには、まだまだ足りないことがたくさんあります。

でも、この先も学園で学んだ「ゆっくりでも自分のペースでいい」「出来ないことは恥ずかしいことではない」を忘れなければきっと大丈夫だと信じています。

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学園親のハナシ55

2020年01月17日 | 父母の声

先日、親戚の方とお会いする機会がありました。

息子が3、4歳の頃に遊んでいただいて以来、十数年たっての再会でした。

 

まだほっぺがぽちゃっとしてニコニコとしきりに動き回るちっちゃな男の子の記憶から、

目の前に現れた逞しく成長した青年を見て、とても感激してくださいました。

 

よく知らない大人が周りに沢山いて話しかけられる、息子にとっては何よりも苦手な場であったはずですが、

逃げ出さずに笑顔で対応していました。

いつの間にか立派に成長した青年になっていたのですね。

 

せっかくなので少し昔話をすると、当時の息子はちっともじっとしていない子供で、一瞬も目が離せませんでした。

気になる物や事にまっしぐらに向かって行くので、道路に飛び出したり、屋根の上で遊んでいたり、

ゾッとした事は1度や2度ではすみません。

生きていてもらう為に必死になっていた時期でした。

 

昔は生きてさえいればいいと思っていたはずが、いつの頃からか出来ることが増えるにつれ、

あれもこれもと欲が出て、ああしろこうしろと余計な世話を焼いて、いつまでも子供扱いしていたのかも知れません。

 

息子の成長を気付かせてくれた場に感謝しつつ、親としても負けてはいられません。

立派に成長した親はちょっとハードルが高すぎるので、少しずつでも成長できる親になれるように、

気持ちを新たにした出来事でした。

 

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学園親のハナシ54

2019年12月26日 | 父母の声

新元号「令和」とともに始まった娘の専攻科生活。

振り返ると、初夏のぶどう園実習から、晩秋のTKD53ウォーク(東海道を歩く旅)、12月の全国専攻科研究集会…と、

専攻科ならではの様々なカリキュラムや行事に、クラスメートと取り組んだ日々でした。

専攻科は、本科の時よりも宿泊を伴う行事が多く、特に、今年度のTKD53は三泊四日と例年になく長旅。

しかも、最後の宿泊はシングルルーム利用とのことで、一人で就寝、身支度・荷物の整理もすべて自分でしなければなりません。

これまで、娘を一人で宿泊させよう(できる)なんて思ったことすらありませんし、

普段が普段だけに(笑)、大丈夫かなあ、ちゃんと一人でできるのかなあ、と、

旅支度の時から道中まで、ずっと心配は尽きませんでした。

 

そんな中、TKD53の旅もなんとか無事終わり…。帰宅後、荷物の整理をしながら、どんな様子だったのか聞き出そうとしていた私に、

娘は一枚のメモを、大事そうに、そして、得意そうに渡しました。

草津で宿泊したホテル名が印刷された、薄緑色のメモ用紙でした。

見ると、そこには、

 

おきる時間 7:00

朝食 7:30

ロビー集合 8:30

(6:46に50分前までおきること>

(朝食の時間におくれないこと>

 

と娘の字で書かれてありました。

そして、「ちゃんと起きれたよ」と。

 

何をするにもゆっくりな娘のことですから、お友だちや先生に助けてもらいながらの四日間であったに違いありません。

でも、自分のことは自分でやらなきゃ、と、夜、一人きりになったホテルの部屋でメモを綴り、明朝に備えようとした姿に、

TKD53に臨む娘の並ならぬ意気込みを知ることができました。

「お母さん、もっと私のこと、信用してよね」とまではいわれませんでしたが、あの得意そうな顔は、そう語っていましたね。

 

娘に「友だちと旅行に行くから」、といわれ、私が置いてけぼりになる日もそう遠くないかもしれません。


学園親のハナシ53

2019年12月18日 | 父母の声

12月7~8日、奈良県橿原市で行われた「全国専攻科(特別ニーズ教育)研究集会」に参加してきました。

我が子が中等部の頃、専攻科の先輩たちが、

「全専研で発表する」とか

「全専研の全体会で登壇し、パネルディスカッションに参加する(=大勢の人の前でアドリブで話す)」とか言うのを聞いて、

「“専攻科”ってすごい!」と憧れるとともに、

「我が子は専攻科になったとき、どんな姿になっているのだろう……」と思ったわたしは、

「我が子が専攻科になったら、わたしも全専研に行く!」という目標をずっともち続けていました。

 

「青年達が語り合う分科会」で、組ひもについての取り組みを発表した大阪の生徒が、

「調べ物は難しかったけれど、自分の好みのものを追究するのはとても楽しかった」と話すのを聞き、

見晴台学園の「研究論文発表会」の一場面を思い出しました。

今年度、一人の生徒が、

「研究論文に取り組むのはたいへんだけれど、好きなものをいっぱい調べられるのはラッキーだな、と思った」

と話していた姿と重なったからです。

 

「たいへんだけれど、楽しい」

「難しいけれど、がんばれる」

そんなふうに感じながら、自分で決めた課題に真剣に向かうことができるなんて、

「“専攻科”っていいな!」と心から思いました。

 

我が子は学園に入学してはや7年。

春が来たら、いよいよ専攻科2年生になります。

この冬休みも「研究論文のため~!」と言って、水族館に足を運ぶ計画を立てています。

これまで、家族で日本各地の水族館に出かけていきましたが、東北地方に行くのは今回が初めてです。

 

「学ぶ楽しさ」と「つくりあげるたいへんさ」の両方を思う存分味わい、

専攻科ならではの学びに、おもしろがって取り組んでほしいと期待しています。

親としてわたしにできることは……最大限のサポート=一緒に水族館を楽しむこと!ですね(笑)。

 

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学園親のハナシ52

2019年12月12日 | 父母の声

先日、見晴台学園を運営するNPO法人と文科省が主催で行われた「障害者の学びの場づくりフォーラム㏌東海・北陸」に参加しました。

パラリンピックメダリストの河合純一さんの記念講演があり、ユーモアを交えつつ、障害のある当事者としての視点で色々なお話をしてくださいました。

高校教師の経験もお持ちだそうで、楽しく、とても勉強になる講演でした。

分科会では、他の保護者の方々ともお話する機会がありましたが、やはり心配なのは親亡きあと。

大学の親の方たちのお話を聞かせていただいた際、息子の自立には相当な準備が必要だと感じましたが、

何よりも人とのつながりを作っておかないといけないのだと気づかされました。

 

人との関わりが苦手な息子。

まだまだ子どものように思っていましたが、2年後は成人式です。

アルバイトをしてみたいとか、一人暮らしをしたいとか。

そんな事、まだまだ出来るわけないと聞き流してきましたが、

その日の為の準備は始めなくてはいけないのだろうと思い始めました。

 

色々勉強しなくてはいけないなあ、と改めて感じた一日でした。

ありがとうございました。

 

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学園親のハナシ51

2019年11月21日 | 父母の声

先日、大学・学園の親の親睦会が催されました。

と言っても、ささやかな茶話会です。(お茶は各自持参^.^)

 

本科3年の娘を持つ私は、一歩も二歩も先を進む大学生の親御さん達のお話を大変興味深く、そして感動をもって聞くことになりました。

 

アパートでヘルパーさんの助けを借りながら一人暮らしをし、大学に通う大学生達!

なんと素晴らしいことか…

そして、ここに至るまでの親と子の苦労や葛藤を笑い飛ばしながら話すお母様の明るい笑顔にも力を貰いました。

 

お話の中で、とても心に残った言葉も沢山ありました。

目の前にいる我が子、

 

「困った子ではなく困っている子」

「自分で決めるまで待とう。自分で決めたらそれはやります」

「困っている時に困っている自分を伝えよう。助けてくれる人もいる」

 

等々。

 

そうだね、そうだねと笑いながら頷いていました。

また、このような会を持ちたいですね。

ありがとうございました。

 

「見晴台学園大学」ホームページはこちら http://daigaku.miharashidai.com/

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学園親のハナシ50

2019年09月17日 | 父母の声

8月21日~22日、本科キャンプが2年ぶりに開催されました。

昨年は、キャンプに不安を持つ子供たちの意見を尊重し学園内での合宿でした。

 

親がついてくることを嫌がる年ごろなので、なかなか次男と出かける機会がありません。

学園は、父母立で親の参加も自由です。

わたしにとっては「渡りに船」ということで参加しました。

 

キャンプでの楽しみは食事です。

しかも、子どもたちが作ったカレーのおいしいこと、おもわず飯ごうにカレーをつめ、

帰宅後の夕食としてもいただきました。

 

2日目の川遊びは、少し足をのばし滋賀県愛知川上流まで行きました。

教員、親、生徒が、そろって水をかけあいながら「つめたい~、つめたい~」とはしゃいでる姿をみると、

あれほど水を嫌がっていた次男が一緒に楽しんでいることに嬉しくなりました。

 

 

わたしは、帰りの運転を考えると足をつける程度でしたが、水の流れる音には癒されました。

また、「安全第一」を考えることができる大人に成長した自分をほめていました。

2日間と短い期間でしたが、夏の思い出ができました。


学園親のハナシ49

2019年08月26日 | 父母の声

小学校を不登校で過ごした娘。

親の私も出口が見つからず、このまま中学へ行っても不登校で過ごすのだろうと思っていました。

時間があれば気休めに色々な場所へ娘の居場所を探したりして最後に、この見晴台学園にたどり着きました。

2日間体験入学をして2日目に娘が明日からも毎日学園に通いたいと言っていた時には本当に驚きました。

しかも娘が体験したクラスは男子しかいなくて、、、何故なんだろうと思いましたが、本当に嬉しそうに学園での話をする娘を見て自分の居場所を見つけたのかと思います。

本人の希望で見晴台学園に入学することを決めました。

 

入学してから毎日学園に行く娘は笑顔です。

今まで何をするにも下を向いて不安を感じていた娘ですが今はそんな不安がないのが本当によく伝わります。

前へ、前へ進む娘を見ていてこの学園を選んで良かったなぁと思います。

そして先生方も本当に素晴らしい方ばかりでこの時代こんな熱い先生方がいるんだな!と感心しております。

保護者の方も、暖かい言葉をかけてくださったり勇気をいっぱい頂いております。

ありがとうございます。

これからも学園愛に包まれながら、ゆっくりでいい 毎日笑顔で成長してくれたらいいなぁと見守って行きたいです。

 

(※写真は「言語と数量 英語」の様子です。本ブログの登場人物とは関係ありません。)

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学園親のハナシ48

2019年06月28日 | 父母の声

娘が学園に入学して3か月。

毎日楽しいようで帰宅後もその日にあったこと、

先生のことをハイテンションでお話してくれます。

これまでは幼くて弱気な子と親は心配でしたが、

なんと毎日電車と地下鉄を乗り継いで1人で通学できるようになり

「すごいね。えらいね。」と親バカ全開で感動しています。

一つひとつできることが増えていくことはうれしいけれど、

親としては「もっと甘えてもいいんだよ。」「少しずつ成長してくれていいのにな。」

と少しだけ寂しさも感じています。

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