道彦の散歩道

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11/26 世界の料理(32)

2013年11月26日 | 食・レシピ

【グリーンカレー】

「グリーンカレー(ゲーンキャオワーン)」は、日本で「タイカレー」と呼ばれるタイ料理。正確にはカレー料理ではなく、タイ料理の「ゲーン」と呼ばれる多様な汁物の中で、香辛料を利かせた料理を外国人向けに便宜上カレーとして胡椒している。「ゲーン・キャオ・ワーン」とはタイ語で汁物・緑・甘いを意味する。

『概要』

他の多くのゲーンと同様に数多くの香辛料やハーブをすり潰したペーストを炒めてココナツミルクやナムプラー、砂糖、具になる野菜(豆ナス、タイナス、赤ピーマンなど)、肉、エビや魚を加えて煮込んで作る。
コリアンダー(パクチー)やキダチトウガラシの一種プリック・キー・ヌーを未熟の青い時に収穫して加えるなど緑色のハーブ類を用いているため緑色となる。
タイ国内の食品会社によって既製品のペーストがレトルト食品の形で商品化されており、海外にも輸出されており、タイ国内外でよく知られている。

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我が家の「タイカレー」

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【レッドカレー】

「レッドカレー(ゲーン・ペッ)」は、日本ではタイカレーと呼ばれるタイ料理のひとつである。ゲーン・ペッとはタイ語で「汁物・辛い」を意味する。

香辛料やハーブ(ニンニク、コリアンダー、エシャロット、唐辛子、ガランガル、ガピ、コブミカンの果皮、レモングラス)をすり潰したペーストを炒めてココナッツミルクやナムプラー、砂糖、具になる野菜(豆ナス、タイナス)、タケノコ、バジリコ、肉を煮込んで作る。白飯や素麺にかけて食べる。

香辛料のペーストに完熟して赤いキダチトウガラシの一種プリック・キー・ヌーを加えているため、赤色となる。
タイ国内の食品会社によって既製品のペーストが食品化されており、海外にも輸出されている。ココナッツミルクと具を加えるだけで気軽に調理できるタイ料理のひとつとなっている。

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【イエローカレー】

「イエローカレー(ゲーン・ガリー)」とは、グリーンカレー、レッドカレーと並ぶタイの三大カレーのうちの一つ。タイ料理店やタイカレーのレトルトでは定番のメニューで、レッドカレーやグリーンカレーと区別するためにその色にちなんでイエローカレーと呼ばれることが多い。ただし、タイには黄色をした様々なタイプのカレーが存在する。

『特徴』

最も一般的なイエローカレーはタイ語で「ゲーン・ガリー」と呼ばれるものである。イエローカレーは他のタイカレーでも使用されるココナッツミルクに加えてより濃厚なココナッツクリームを使用するため、他のカレーと比べて濃厚でクリーミーな味わいがある。また、香辛料の風味や辛味が抑えられ、タイ国外の人々には特に好まれる傾向がある。

ただし、ゲーン・ガリー以外にも黄色タイカレーは他にも存在する。例えば英語でゴールドカレーと呼ばれる「ゲーン・ルアン」はゲーン・ガリーと比べてより明るい黄色をしているものの、よりスパイシーで辛さも激しい。
さらに英語でジャングルカレーと呼ばれる「ゲーン・バーむも黄色味を帯びているが、ココナッツミルクが入らないためとろみがない。英語でオレンジカレーと呼ばれる「ゲーン・ソム」も黄色っぽいが、酸味がある。このように色だけで多様なタイカレーを判別するのは少々紛らわしい。

イエローカレーに特徴的な素材はターメリックで、これにより独特の黄色味がつく。他にはクロガラシの種、クミン、ナツメグ、ナンプラー、ヤシから穫れる砂糖、コブミカンの葉、ココナッツミルク、ライムジュースなどが主にベースとして用いられる。
具材はアヒル肉、鶏肉、エビ、魚、各種野菜などから適当に選ばれ、多くの場合は白飯かカノム・ジーンという細いライスヌードルとともに食される。

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【インドカレー】

インド料理は香辛料を多用するため、外国人の舌にはそのほとんどが「カレー」のように思える。特に煮込み料理のサーグ、サンバール、コルマ、ダールなどはよく「カレー」と呼ばれる。
しかし、インド料理にはそれぞれ固有の名称があり、「カレー」という料理はない。ただし、インドの観光客向けのレストランやインド国外のインド料理店では便宜上、メニューに「◯◯カレー」という表記をしていることも多い。これは旧宗主国のイギリス人がインド料理をカレーと総称して世界に伝えたことが主な理由である。

インド固有の言語には「カレー」という言葉はない。ただし、ドラヴィダ語族には野菜・肉・食事るおかずなどを意味する「カリ」という言葉があり、それが英語で「カリー」と表記されるようになったと言われている。

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