道彦の散歩道

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8/07 「パエリア」と「リゾット」

2012年08月07日 | 食・レシピ

【パエリア】

「パエリア」は、元々は、スペイン東部のバレンシア地方の郷土料理の一つ。バレンシア語ではパエ-ジャと発音する。パエリアは、元々バレンシア語でフライパンを意味していた。バレンシア地方以外でこの調理器具を料理法が伝わるうちに、調理器具より料理の名称としてスペイン人全体や他国民に浸透していった。

本場ではパエリアの祭りもあるが、アラブ起源である。西暦9世紀以後、アル=アンダルスのムスリムの間で作られてきた。つい最近までは、オレンジの果樹園で働く農民たちが、そのオレンジの木の下でパエリアを昼食として調理する姿が頻繁に見かけられたという。

パエジェ-ラと呼ばれる専用のパエリア鍋で調理する米料理で、タップリの具を炒めて、米と水、黄色の着色料としてサフランを加えて炊き上げる。この際、日本のように蓋をせずに炊き上げるのが一般的。

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【リゾット】

「リゾット」とは、米をバターやオリ-ブオイルで炒め、ブイヨンを加えて雑炊風に煮立て、玉葱、きのこ、肉、魚介類などを入れたイタリア料理。

リゾットは、イタリア語「risotto」からの外来語。「risotto」の「riso」は、「rice(ライス)」の語源でもある「米」を意味するイタリア語。「(o)tto」の部分は定かではないが、「最高」を意味するイタリア語「riso ottimo(リ-ゾ・オッティモ)」の略といわれる。

イタリアで稲作が始まった時期や、その調理法から、リゾットはスペインの米料理「パエリア」に由来すると考えられている。

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