道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

8/14 「白玉粉」と「求肥」

2012年08月14日 | スイ-ツ・お菓子

【白玉粉】

「白玉粉」は、もち米を加工した粉(うるち米を加える製品もある)。もち米を粉にし、水中で沈殿した物。寒中に沈殿作業を繰り返し乾燥させるため、別名は寒晒しである。

もち米を水洗後、水に浸してから水切りし、水を加えながら挽く。その乳液をふるいにかけ、沈殿したものを圧搾脱水し、天日乾燥させたもの。白玉団子などの材料に用いられる。粉の粒子が小さいので、出来上がった白玉はつるりとした食感となる。

白玉粉は室町時代ないし鎌倉時代に、禅の修行のため中国・南宋に渡った僧侶や日本への渡来僧侶によって伝えられたとの説もあるが不明である。一般に広まったのは江戸時代・元禄の頃で、砂糖や餡いった甘味が庶民の手に入りやすくなるとともに大衆化された。

お汁粉

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みたらし団子

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【求肥】

「求肥}とは、白玉粉を蒸し、砂糖と水飴を加えて練り固めた菓子。

昔の「求肥」はもち米の玄米で作られていたため浅黒く、牛の皮をなめしたように柔らかいことからの名で、「牛皮」や「牛肥」と書かれた。

日本では仏教思想によって獣食を嫌ったことから、これらの字を忌み嫌い、「求肥」と表記するようになった。

求肥は平安時代に唐から伝わったもので、中国では「牛碑」と書き、祭祀に用いられた。

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