佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

SASEBOシーサイドフェスティバル

2008-08-04 | 佐世保・長崎
帰ってきたら、佐世保は、ますます暑かった。
「ぬくい」上に、「あつい」祭りで盛り上がっていた。
2日夜の花火大会は九州一のスケールだとか。他県からもたくさん見に来るそうな。
そんな花火を真正面で自宅のバルコニーから見れるなんて…申し訳ない気分である。



3日はたくさんのテントが並ぶ会場に行ってみた。
TRFのサムさんが審査委員を務めるダンスコンテストも盛り上がっていたが、
やはりメインは船!
海上保安庁の巡視船で佐世保湾をクルージングしたり、
自衛隊のイージス艦見学、米軍の輸送艦デンバーの見学など。
私は後者二つを見学したが、驚きだったのは、
どちらも米軍基地内にあるので、写真付きの身分証明書がないと入れないこと。
お祭り会場からバスで行くのだが、門の前でいったん降ろされ、証明書のチェックを受け、
その間空になったバスの中を警察犬が点検して回るという厳しさ。





米艦船のほうは輸送船だったので写真撮影もOKだし、
デッキや船室、病室に食堂、操舵室まで見せてくれ、艦長の挨拶まであるというサービスぶりだったが、
最新鋭のイージス艦の方は乗船前に財布以外のすべての持ち物は一時没収という厳しさだった。
なので、中の写真は無し。実際に入れたのも前後二つの甲板だけ。そこでクルーの説明を聞くだけ。
あれが最新鋭のスパイレーダーだとか、
あそこから対艦ミサイルが発射され、
そのミサイルは自分で潜水艦を探しだし、見つけるとスピードを上げて突進するとか、
あの高性能機関砲は1分間に4500発も発射されるとか…。
何か質問は?と言われた時に、
「そのミサイルが潜水艦と判断して、間違って漁船を攻撃したりする可能性はないのですか?」
と聞いたら「絶対にありません!」ときっぱり言われた。

見学が終わると米軍のキャップやTシャツを買う人もたくさんいたし、
会場に戻ると「自衛隊のカレー」や「海軍さんのシチュー」が飛ぶように売れていた。
これが佐世保の夏祭りなんだなぁ・・・と感慨にふけっていると、
さきほど艦船見学でご一緒した方が夫のライターを借りたいと近づいて来られ、しばし立ち話。

山口県の宇部市からバイクで来られたという。
二人の息子さんも自衛隊志願、長男は今春卒業し、今は海上自衛隊候補生として海外研修中。
次男は航空自衛隊を希望して勉強中とのこと。誇らしげに嬉しそうに語って下さった。
「自衛隊の海外派兵が恒久的になろうとしていますが、ご心配ではないですか?」ときくと、
「死ぬときはどこにいても死にますから。どんな死に方をするかが問題です。
人の役に立って死ねるなら幸せじゃないでしょうか?」と。
「誰の役に立つんでしょうか?」という言葉は呑み込んで、別れた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菊池渓谷と阿蘇へ

2008-08-02 | 
7月末から8月初めにかけて、熊本へ小旅行。
暑いあつーい佐世保をちょっとだけ逃亡。

ここで、長崎弁のご紹介。
長崎では「熱い」ことを「あつかー」、「暑い」ことを「ぬっかー」と言うそうな。
「今日はぬっかねー」と言えば「今日は暑いですねー」ということ。
紛らわしくなくていいなあ。だけど、今はあまり聞かない。

熊本では、
まず、菊池渓谷の清流と、苔むした石や木肌の美しさに感動!



阿蘇山では雄大な峰々と、どこまでも続く草の海に感動!



高原に吹く涼しい風を皆さんにお届けしたかった!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

I PROTEST CVN-76 IN!

2008-08-01 | 平和
7月27日、この日は「原子力空母レーガン佐世保寄港反対集会」に参加。



この集会へ案内してくださった佐世保平和委員会会長と、初めてお会いする。
東京の友人から頼まれていた9条関連の署名用紙を送っていたら、
10人分お願いしていたのに30人分も集めて下さっていた。ご親切に感謝!
酷暑の中100人ほどの集会は、県内から集まった中高年ばかり。
平和委員会や民商、高教祖などの幟が見え、発言者の内の二人は共産党議員の方だった。
その後、デモ行進に移ったのだが、途中、私は抜け出してしまった。

というのは、
先の集会が行われた松浦町公園からバス停一つ分歩いたところにある島瀬公園まで来たとき、
別の集会が開かれていた。タイトルはほぼ同じ。
こちらには地区労や自治労、社民党の旗が見える。1000人は優に超えていると思われる。
若い人もたくさんいる!みんな world peace now のうちわをばたばたさせている。
私は好奇心に駆られこちらも覗いてみることにした。
多いはずで、こちらは九州全域から集まっていた。若い人々も個人ではなく、みんな組織の人々だった。
それでも若い人々の存在は嬉しい。
神奈川や沖縄の平和運動センター事務局長さんの挨拶もあった。
なんと、核マル派の横断幕もあった。

なぜ、二つの集会は一つになれないんだろう。
一つにまとまれば、もっと大きな力が発揮できるはずなのに。。。

翌28日、予定通りレーガン入港。
佐世保港は深い入り江が多いので、我が家からレーガンは見えず、夫に頼み、車で見に行く。



遠くの海に浮かんだその姿はまるで小島のよう。
カメラを望遠にしてみるとその奇妙な全体像がよく見えた。
さらに拡大すると、ぼやけているがデッキに飛行機らしいものが並んでいる。



双眼鏡を忘れていたことが残念で、翌日再び見に行った。
写真では見にくいが、デッキ上に並んでいるのは、まぎれもなく戦闘機の列だった。
そして、この船を動かしているのは原子力である。
武力による威嚇と行使を放棄すると謳った憲法をもつこの国に、
原子爆弾の被害を受けたこの県に、
どうしてこの艦船が入れるのだろう?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする