今度、こんなのやるの。
よかったらここで、石木ダムの話してくれない?
佐賀県に住む友人ヨーチに誘われて、27日(日曜日)、
「石木ダム絶対反対同盟」のKさんとその娘さんのHちゃんと3人で出かけました。
そのチラシのタイトルは、" ヤゴタマーケット×いきものカフェ"
どんなイベントか想像できますか?
ヤゴタマーケットとは、地域通貨ヤゴタを使ってお買いものをする市のこと。
矢答(やごた)に住む若者たちが自ら考案印刷し、実際に仲間同士で使っているのです。
でも、私たちのようにヤゴタを持たないヨソモノもやってきますから、もちろん円も使えますし、
出店者同士、物々交換もできます。おもしろい市です。
その会場は、ヨーチのお城、BIG FAMILY。
古い農家の納屋を改造して、中はまるでおしゃれなログハウスのよう・・・
「ビフォー・アフター」の匠に負けないくらい素敵にリフォームされていました。
(感心ばかりして、写真を撮るのを忘れてました)
雨上がりのアジサイと、びっこのわんこタマちゃんと、
ヨーチの可愛いこどもたち、こうめちゃんとふたばちゃんが出迎えてくれました。
タマちゃんは、猪のワナにかかって足を切断されたとか・・
でも人間を恨むことなど知らないかのよう、
誰にでもつぶらな瞳で近づいてくるタマちゃんでした。
板の間のあちこちにミニテーブルが置かれ、商品が並べられていきます。
こちらは、えぐりちゃん作の陶器。
まるでロクロを使って作ったように正確な形で、
しかも手捻りの柔らかさが伝わる湯呑み茶碗やお皿など。
色も渋くて素敵です。
こちらは福岡からやってきた若い女性の作品。
絵や彫り物の精巧さには驚きでした。
コップやスプーン、シャベルにまで精密な模様が刻まれています。
インド女性のような雰囲気の、美しいその人は、
「私、ネクラなんです。ずーっとやってても全然飽きない」と言って笑ってました。
他にも、紙で作った手描きのCDケースや絵葉書などの作品を並べたテーブルがあったり、
自分ちの畑で採れた大根、小松菜、玉ねぎ、にんにくなどの野菜のコーナーがあったり…
我らがHちゃんも、「こうばるを思う1000のメッセージプロジェクト」の看板まで造って、気合い十分です。
このプロジェクトは、こうばる(川原)に育ったHちゃんが、
大人になってやっと気付いたこうばるの素晴らしさを、絵や写真に託して発信していき、
それを見た人や、実際にこうばるを訪れた人ににメッセージを書いてもらって、
まとめ、展示したいというものです。
売り物の古着や古本のそばに、撮りためたこうばるの写真集がありましたが、
とてもいい写真がたくさんありました。
テーマやアングルなど、普通とはちょっと違うゾ・・
はっとしたり、ほっとしたり、ふんわりしたり・・
これからも、もっともっとこうばるを撮り続けてね、Hちゃん。
予定より1時間近く遅れて、いきものカフェ開始!
まず、冨田さんから生物多様性年の意味や、
今年日本で開催されるCOP10についての説明があり、
その後、上関原発建設に反対し続けている祝島の人々の様子や、
建設予定地田の浦の周辺の海や生物を映した映像の上映がありました。
冨田さんとは、冨田貴史さんのこと。
月刊誌「Actio」に、「脱原発を目指す旅」を連載中の若者。
そこに紹介されているプロフィールには、
映画『六ヶ所村ラプソディー』を携えて少人数で語り合う上映会を全国120か所で開催。
エネルギー、お金、暦の未来について語らうワークショップのファシリテーター。
と書かれています。
今月号の記事、「本当の生物多様性は 人間中心の視点からは生まれない」には、とても共感。
是非また直接にお話を聞いてみたい(実は今回で3回目)と思っていたところでした。
この日の話でショックだったのは、
今の地球は、恐竜が絶滅した頃の4000万倍のスピードであらゆる生物が絶滅している!
また、COP10を日本で開催するにあたって、他国から強い反対があったこと。
かつて「化石賞」(地球温暖化防止交渉にマイナスな発言をした国などに贈られる賞)を
何度も受賞しているような国では、会議の成功は望めないから・・とのことでした。
戦後ずっとアメリカばかり見つめてきたこの国は、アメリカこそが世界のスタンダードだと勘違いして、
経済では先進国の仲間入りを果たしましたが、環境問題では未だ後進国なのですね。。
よかったらここで、石木ダムの話してくれない?
佐賀県に住む友人ヨーチに誘われて、27日(日曜日)、
「石木ダム絶対反対同盟」のKさんとその娘さんのHちゃんと3人で出かけました。
そのチラシのタイトルは、" ヤゴタマーケット×いきものカフェ"
どんなイベントか想像できますか?
ヤゴタマーケットとは、地域通貨ヤゴタを使ってお買いものをする市のこと。
矢答(やごた)に住む若者たちが自ら考案印刷し、実際に仲間同士で使っているのです。
でも、私たちのようにヤゴタを持たないヨソモノもやってきますから、もちろん円も使えますし、
出店者同士、物々交換もできます。おもしろい市です。
その会場は、ヨーチのお城、BIG FAMILY。
古い農家の納屋を改造して、中はまるでおしゃれなログハウスのよう・・・
「ビフォー・アフター」の匠に負けないくらい素敵にリフォームされていました。
(感心ばかりして、写真を撮るのを忘れてました)
雨上がりのアジサイと、びっこのわんこタマちゃんと、
ヨーチの可愛いこどもたち、こうめちゃんとふたばちゃんが出迎えてくれました。
タマちゃんは、猪のワナにかかって足を切断されたとか・・
でも人間を恨むことなど知らないかのよう、
誰にでもつぶらな瞳で近づいてくるタマちゃんでした。
板の間のあちこちにミニテーブルが置かれ、商品が並べられていきます。
こちらは、えぐりちゃん作の陶器。
まるでロクロを使って作ったように正確な形で、
しかも手捻りの柔らかさが伝わる湯呑み茶碗やお皿など。
色も渋くて素敵です。
こちらは福岡からやってきた若い女性の作品。
絵や彫り物の精巧さには驚きでした。
コップやスプーン、シャベルにまで精密な模様が刻まれています。
インド女性のような雰囲気の、美しいその人は、
「私、ネクラなんです。ずーっとやってても全然飽きない」と言って笑ってました。
他にも、紙で作った手描きのCDケースや絵葉書などの作品を並べたテーブルがあったり、
自分ちの畑で採れた大根、小松菜、玉ねぎ、にんにくなどの野菜のコーナーがあったり…
我らがHちゃんも、「こうばるを思う1000のメッセージプロジェクト」の看板まで造って、気合い十分です。
このプロジェクトは、こうばる(川原)に育ったHちゃんが、
大人になってやっと気付いたこうばるの素晴らしさを、絵や写真に託して発信していき、
それを見た人や、実際にこうばるを訪れた人ににメッセージを書いてもらって、
まとめ、展示したいというものです。
売り物の古着や古本のそばに、撮りためたこうばるの写真集がありましたが、
とてもいい写真がたくさんありました。
テーマやアングルなど、普通とはちょっと違うゾ・・
はっとしたり、ほっとしたり、ふんわりしたり・・
これからも、もっともっとこうばるを撮り続けてね、Hちゃん。
予定より1時間近く遅れて、いきものカフェ開始!
まず、冨田さんから生物多様性年の意味や、
今年日本で開催されるCOP10についての説明があり、
その後、上関原発建設に反対し続けている祝島の人々の様子や、
建設予定地田の浦の周辺の海や生物を映した映像の上映がありました。
冨田さんとは、冨田貴史さんのこと。
月刊誌「Actio」に、「脱原発を目指す旅」を連載中の若者。
そこに紹介されているプロフィールには、
映画『六ヶ所村ラプソディー』を携えて少人数で語り合う上映会を全国120か所で開催。
エネルギー、お金、暦の未来について語らうワークショップのファシリテーター。
と書かれています。
今月号の記事、「本当の生物多様性は 人間中心の視点からは生まれない」には、とても共感。
是非また直接にお話を聞いてみたい(実は今回で3回目)と思っていたところでした。
この日の話でショックだったのは、
今の地球は、恐竜が絶滅した頃の4000万倍のスピードであらゆる生物が絶滅している!
また、COP10を日本で開催するにあたって、他国から強い反対があったこと。
かつて「化石賞」(地球温暖化防止交渉にマイナスな発言をした国などに贈られる賞)を
何度も受賞しているような国では、会議の成功は望めないから・・とのことでした。
戦後ずっとアメリカばかり見つめてきたこの国は、アメリカこそが世界のスタンダードだと勘違いして、
経済では先進国の仲間入りを果たしましたが、環境問題では未だ後進国なのですね。。
そして、石木ダム問題の話題に移りました。
私は、石木川に棲む生物(魚や貝やカニなど)と、石木川の源である虚空蔵山の紹介、
そして、こんなに自然あふれる地域に強行されようとしている石木ダム計画の概要と
経緯について話し、
続いてHちゃんからメッセージプロジェクトの話と写真が紹介され、
最後にKさんが地元住民の思いや計画の無謀さについて具体的に話して下さいました。
会場は佐賀県鹿島市ですから、石木ダムのことはほとんど知られていません。
私たちの話がどれだけ伝わったかはわかりませんが、
それでもHちゃんの写真を見て、メッセージを書いて下さる人たちもいました。
また、冨田さんからはいろんな質問が出され、大きな関心を示して下さいました。
(実際、翌28日には川棚まで来て下さって、雨の中、ダムサイトやその周辺を
カメラに収めて帰られました)
ヨーチが与えてくれたせっかくの機会!と思って、
石木ダム問題を少しでも多くの人に伝えたい、わかってほしい…
と、ついつい熱く語ってしまったけれど、
「いきものカフェ」の本筋からは少しはずれてしまったかもしれない。
違う話を期待してきた人もいらしたかも…
そのような方には、たいへん申し訳なかったと後になって気付きました。
そのような反省をしながら、ふと思ったのです。
こういう場を県内で、特に地元の川棚町や佐世保市でできたらいいのになぁ…