昨日国会が閉幕し、政界は参院選モードへ突入。
菅政権発足直後、内閣支持率も民主党支持率も驚異のV字回復を果たしましたね。
民主党は大いに元気付き、いけいけどんどん、強気ムードいっぱいです。
それにしても、その支持率の高さは本当に驚きです。
鳩山政権最後の世論調査と比較すると・・・
朝日新聞17%→59%、
毎日新聞20%→63%、
共同通信19%→64%、
NHK21%→60%
だそうです。
この数字は、東本高志さんという方のブログに出ていた数字です。
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/archive/2010/06/16
そして、その記事のタイトルは、
『ヤマトゥは沖縄を捨てた 菅新内閣支持率を憤りをもって読む』でした。
彼は、「ヤマトゥの人間どもは結局のところ沖縄を捨てた。同胞としての沖縄を見殺しにしたのだ。
ヤマトゥの人間どもには『普天間問題』などほんとうのところ眼中になかった」と嘆きます。
私もそう思います。
鳩山前総理は退陣直前に、普天間基地は辺野古へ移設するという日米合意を果たしましたが、
その合意を踏襲すると菅新総理は明言したのです。
わずかの逡巡もなく。
その菅政権を高く評価する多くの人々(世論調査では40%以上の人々)にとって、
鳩山政権への不満は、普天間問題ではなかったということ?
鳩山さん自身もマスコミも、退陣の理由は、
普天間問題と、政治と金の問題、と言ってましたが、
実は国民は、前者についてはそれほど重要に考えてなかったということ?
それとも、ただ単に公約違反(最低でも県外と言ってたのに、県内という結論を出したこと)
したことに対して怒っていただけ?その中身はどうでもよかったのか・・
名護市に住む方のブログ「なごなぐ日記」には、怒りを込めてこう書かれていました。
「デモクラシーはどこにあるのか、デモクラシーとはなんなのか。
デモクラットはどこにいるのか」
沖縄は独自の文化をはぐくんできた、我が国が誇るべき地域です。
その沖縄が先の大戦で最大規模の地上戦を経験し、多くの犠牲を強いられる
こととなりました。今月23日、沖縄全戦没者追悼式が行われます。
この式典に参加し、沖縄を襲った悲惨な過去に想いを致すとともに、
長年の過重な負担に対する感謝の念を深めることから始めたいと思います。
という菅総理の所信表明演説に対して
「感謝などいらないから、踏んでる足をどけてくれないか。
私は温厚なヘタレだからキレないが、ウヤファーフジにその「感謝」は、
『あんちまでぃ ちゅー うしぇーんなぁ、ぬがらちならん』と叱られると思う。
ましてや死んでも死に切れない地獄の戦火で逝った先輩たちには…」
と、痛烈に批判していました。
菅総理だけじゃない。
私たちは長い長い間、沖縄を踏みつけて、
踏んでいることに気付きもせず、
私たちの平和を享受してきたのです。
このブログを読んで下さっているあなたはどう思いますか?
あなたの町に米軍基地が来てほしくなければ、
沖縄にもどこにも押し付けることはできないですよね?
普天間基地は移転ではなく、閉鎖しかないと思うのです。
沖縄の海兵隊の多くがグアムに移転するわけですから、
人が減った分、施設が減るのは当然だとも思います。
普天間に代わる基地など、どこにも造る必要はないのではないでしょうか?