「私にもできること」のお手本のようなメールをいただきました。
長年の友人であり、このブログにも度々コメントを書き込んで下さる「 mocci 」さんが、
首相官邸ホームページの『ご意見募集』に投稿したことを教えて下さいました。
mocciさんは、普天間基地の撤廃を求めて、これまでいろんな署名に協力してこられましたが、
今回の鳩山首相の発言で、改めて危機感を覚え、いたたまれず、
直接首相へ訴えたいと思われたのです。
その心のこもった文章に、私はとても感動し、是非多くの方にも読んで頂きたいと思い、
mocciさんにお願いして、ここに掲載させて頂くことにしました。
以下、全文をご紹介します。
私は○○と申します。山梨県に住む一人の主婦です。
去年夏に政権が自民党から連立政権に移って以来、民主党には大きな期待を寄せ続けてき
ました。特に、普天間基地問題に関して「最低でも県外」とおっしゃっていた鳩山首相
は、誰が何と言おうと、きっとその言葉を守って下さると思っていました。
「私が決める」とおっしゃった時にも、3月中に決める、とおっしゃった時にも、首相は
きっと大きな決断、つまり普天間基地をもうこれ以上沖縄のどこにも置かないと、はっき
り米国に言って下さるおつもりなのだと、期待をしていました。
私自身は、米軍はもう日本から全て撤退して欲しい、と思う者です。今までそれを声に
出したことはなく、このメールで初めて自分の気持ちを表しました。
これまでの私同様に、声は上げないけれど、沖縄の米軍を縮小または撤退させて欲しい
と願っている人たちは、私の周りにもとても数多くいます。特に在日米軍基地の75%があ
る沖縄に関しては、沖縄のきれいな海や、優しい人たちに、これ以上迷惑をかけてはいけ
ない、と、本当に多くの人たちが思っています。
ところが、昨日、首相は「県外は難しい」というご発言をなさいました。そのご発言
は、沖縄の人たちだけでなく、日本全国に住む、在沖縄米軍縮小または撤退を望み平和を
望む多くの人たちが驚きの気持ちで聞いたことと思います。私も、まだそれが事実だとは
受け入れかねております。
でも、私はまだ、鳩山首相に期待を寄せております。「友愛」の精神を誰よりも強くご
主張されている鳩山首相でいらっしゃいますから、「戦争」につながる「基地」というも
のを縮小のち撤退という方向に導いて下さるものと、期待しております。
どうか、今、少なくとも普天間基地を「県内移転」などとなさらないで下さい。
そしてどうか、「普天間基地を日本から撤退して欲しい」と米国に言って下さい。心か
ら、切に切にお願い申し上げます。米国と日本との関係は同等だと誰もが思っています
し、そうあらねばならないと思っていると思います。日本の多くの人たちが望むことを、
米国にはっきりいうことこそが、米国と日本双方にとって大切なことだと思います。
普天間基地が沖縄から撤退されるということが実現されたなら、私たち数多くの国民
は、歴代のどの首相よりも「平和」を実現なさった首相として鳩山首相を永遠にご尊敬申
し上げることと思います。
どうぞ、この投稿が、首相官邸ホームページのご意見募集の担当者の目に止まりますように…
そして、鳩山首相の目に届けられますように…
と、願わずにはいられませんでした。
そんなことを考えるより、あなたも投稿したら?というmocciさんの声が聞こえてきそう・・
は~い、わかってま~す。