佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

フォークソング

2010-01-21 | 雑感
私の学生時代は、フォークソング全盛時代で、
いろんなシンガーソングライターがいて、
みんなとてもアマチュアっぽくて、
次から次にいろんな曲が生まれては消え…

覚えているのは、
「神田川」だとか「風」だとか「なごり雪」だとか、
ポピュラーになってしまった曲ばかり。

ところが、つい最近、懐かしいフォークソングに出会った。
一月ほど前、友人が貸してくれた歌集「 FOLKS SONG BOOK 」の中に、それはあった。
そこに納められた62曲の歌詞はすべて、笠木透の作品だった。
62の楽譜の横には、笠木さんともう一人作曲者などのメッセージが添えられていた。

昨年12月ピースフェスティバルで歌った、笠木透さん作詞の「あの日の授業」の素晴らしさを
私が力説したのかもしれない。
それで、家にあった古い歌集を持ってきて貸してくれたのだった。

でも、その頃は忙しくて、ようやくこの頃開いてみたら、
予想以上に何倍も素晴らしかった!

どの詩も、どの詩も、これぞフォーク!という感じで、心に沁みてくる。
そして、楽譜を見ながら1本指で弾いてみると、知ってる曲はほとんどないけれど、
なぜかみんな懐かしい気がする。
やっぱりフォークソングだ!

そして、その中に、アレ?この曲は聞き覚えがあるような…
という歌に出会った。
それが、この歌。


   私の子どもたちへ

   生きている鳥たちが
   生きて飛びまわる空を
   あなたに残しておいてやれるだろうか
   父さんは

   目を閉じてごらんなさい
   山が見えるでしょう
   近づいてごらんなさい
   こぶしの花があるでしょう

   生きている魚たちが
   生きて泳ぎまわる川を
   あなたに残しておいてやれるだろうか
   父さんは

   目を閉じてごらんなさい
   野原が見えるでしょう
   近づいてごらんなさい
   りんどうの花があるでしょう

   生きている君たちが
   生きて走りまわる土を
   あなたに残しておいてやれるだろうか
   父さんは

   目を閉じてごらんなさい
   山が見えるでしょう
   近づいてごらんなさい
   こぶしの花があるでしょう


若い時もきっと、いい歌だなあと感じたかもしれないけれど、ほとんど忘れていた。

今、この歌の思いが、前よりずっとずっと伝わってくる。
もう決して忘れないだろう。
そんな気がする。

海ばかり見ていた若いころと違って、今は山も好き。川も好き。
その恵みを感じることができるから。


この歌の思いは、「石木川まもり隊」の思い、そのもの。。


そうそう、「石木川まもり隊」のHP、再開しました。
また時々お立ち寄り頂ければ嬉しいです。 


コメント
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