県高演劇部2015年仕事納め

　県立伊丹の演劇部は本日で仕事？納め。春期・アイフェスの台本決定日。スタートは9本、数回の台本会議を経て、残っているのはナルハとチャップの2本。今日はこれを1本に絞る約束。
　ナルハは器用で調整上手。みんなからもらったアイディアをホント上手に入れ込んでくる。保健室を舞台にしたお芝居は会話が自然なウエルメイドの作品。締切とあってむりやり最後まで書き上げた感はあったけど、初めて幕まで書き上げた努力は賞賛に値した。
　対する1年生のチャップはちょっと変な子。末っ子のマイペースで、みんなと何かしてると突っ込まれることも多いけど、いつも何か不思議なことを考えてる。今回のモチーフは太陽の塔。なんで？って聞いたら、太陽の塔に向かって大声で歌いたかったとかなんとか。合唱を通じて知り合った友達とのエピソードがベースにあるみたい。ただしプレッシャーのためかちょっと失速。ページ数もナルハの2/3。朝イチで受け取った台本を印刷してみんなで読み合わせ。二人の緊張は半端ない。
　ここまで書き上げてくれた作者に敬意を示しつつ、上演に向けて素直な意見がたて続き、午前中をフルに使って話し合った。投票はほぼ互角で進んだのだが、みんなの間に共通する空気を感じた場面があった。それは「失敗を恐れず、自分たちにしか出来ない作品に挑戦したい」って空気。スマートで巧い作品は、自分たちの世界じゃないって感じかな。大丈夫か？キャストまだ4人しか出てないぞ…。
　でも決まりました。チャップ台本で春期・アイフェスに挑戦します。タイトルは『ラティメリアは太陽をのぞむ』　ナルハ台本が好きで、やりたくて、泣き出した奴だっていたけれど、決まったことはこれ。きっと全力でぶつかっていけると信じています。
　午後は物理準備の大掃除と闇鍋大会。まだまだ闇方面が未熟なので、複数の軟体小動物を鍋に放つごのいであった。いや、結構旨かったんだけど。まるちゃんラーメンが締め。←旨いなこれ。
　てなことをしているうちに2015年仕事納め終了。挨拶だっていつもと違う「よいお年を！」で閉めたのでした。チャップから台本がパスされるのは12/31の24:00。そこまで目一杯もがいてもらいましょう。待っちょるよ～。