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ブログって何? 2023年4月より兵庫県高等学校演劇研究会東播支部へ移動。高校演劇の情報の配信、記録も。

平成演劇教育委員会2010

2010-08-24 22:24:07 | お芝居演劇
 2年に一度の裏方技能検定。今年はピッコロ劇団専属舞台監督、鈴木田さんをスペシャルアドバイザーにお迎えして行われました。
 内容は劇場に置かれた舞台装置を平面図、立体図に起こす「打合せ士」。平台や箱馬を規定時間内に所定の形に組む「常式物士」。そして与えられた舞台図とキッカケ入り台本を元に、大会前日の明かり合わせ、音合わせを再現する「マイスター検定」を中心に、演劇クイズ王やマッスルランキングも行われました。
 常式物では検定史上初、板目に対して45°斜めに置く課題が出題され話題に。審査の方も折ったプリントを基準に合否判定する場面が見られました。日本の数学教育の成果は、舞台にはなかなか生かせないという教訓を残したと思います。みなさん、勉強しましょう。
 そして写真は最難問となった常式物2級B課題。ベタ置き、尺四寸、二尺一寸、二尺八寸の平台が4枚組み合わさったもの。ここで伊丹西チーム痛恨のミス。4×6を二枚セレクトするはずが、6×6を持ち出し、さらに4尺幅の開き足を持ってくるというパニック状態に。見つめるO原審判員団に赤旗三本の失格宣告を受けてしまいました。指示するのが舞監の正樹だったというのがショックな事実。お昼休みに「ごめんなさい」だって。
 それでも気を取り直して昼からマイスター検定。淡路合宿での練習を活かして、ミスもあったけれどやり遂げることが出来ました。男どもの加速度も、ヨーコ小野の不気味さも健在。ただ演出面で工夫した釘打ちが、安全第一の裏方仕事には似合わないというきついお叱り。裏方技能検定の最後に、裏方さんの心意気を教えて頂いたものと、ありがたく反省させて頂きました。
 それでも何とかもらえたマイスター2級の賞状に自信を付けて、秋の大会に臨んで欲しいと思っています。秋には「ごめんなさい」で済まないこと、多いですからね。

おまけ?
 去年のやかん、ピノに代わってまさかの華紅夜が筋肉女王。呼ばれた瞬間誰もが????ってなったんですけど、この柔軟性も今年はポイントに。ハバの筋肉王子とあわせてお見事でした。別生物みたいな人も居るんですけどね…。
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気温40℃の台本会議

2010-08-20 22:32:22 | お芝居演劇
 夏休みも後半。いつの間にか8月も20日代に突入しました。真っ黒に日焼けしてテニスコートで飛び回ってる女テニも暑いと思うんだけど、演劇部も屋上から赤外線のしみこむ4階の部室でall部活。つまり9:30~17:30の営業です。
 今日は来るべき裏方技能検定対策と、オリジナル台本の絞り込み。アカツキ、メルト、ぴの、まっちゃ、かとぅーの台本を2本に絞ります。出来た所まで4部コピーしてみんなで回し読み。気付いたことやダメをみんなで言い合う訳です。ほぼ徹夜に近い状態で台本を準備してみんなに読んでもらうメンバーはある意味主役。主役としての存在感を張れるかどうかの勝負です。意地や根性や、引退した五連勝ハイジ先輩のプレッシャーやらが飛び交って、体感気温は40℃オーバーに。ぴの、かとぅー台本が来週月曜日の決勝戦に残ることとなりました。号泣もまたいいじゃん。
 そんなこんなで、伊丹西高演劇部の暑い夏はもうしばらく続きそうです。
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とりとり砂丘に…

2010-08-17 18:33:24 | お出かけ
 「とりとり砂丘」という所に鳥を捕るアリ地獄の巨大な奴が生息しているという噂話を聞き(妄想を抱き)、どうしても行ってみたいと言うので連れて行ってあげました。
 残念ながらそういう不思議生物には会えませんでしたが、全力で一番高い所まで砂丘を駆け上り、何か大切なものに気付いたのかも知れません。

 ライブって結構大事。
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ウチの米

2010-08-15 18:43:44 | Gon's_Diary
精米すんだぜ。
 これでマズい訳がない。どうだ、参ったか。精米器10kg100円。ご利用は近所の農協へどうぞ。
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合宿に行ってきました

2010-08-12 21:52:17 | お芝居演劇
 8/11~12まで、淡路のアソンブレホールに演劇部の合宿。どうやら全員無事に家に帰り着いた模様。帰宅連絡忘れて罰ゲームに一番危なかったのはどうやら雪ちゃんらしい。わざと超多忙な状態にみんなを追い込む作戦は吉と出るかどうか、全てはこれから次第。
 写真は合宿を終え、船で淡路島を去る部員達を見送る地元の青年団の皆さん。ん? この後ろ姿どこかで見たことがあるよね。
 ともかく僕も眠いので今日の所はお休みなさい…。
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最優秀『黒塚Sept.』劇評

2010-08-06 23:03:38 | 劇場通信
 2010年度、宮崎全国大会の最優秀賞は、群馬県の前橋南高校、『黒塚Sept.』であった。ちなみに作品名は(クロツカ セプテンバー)と読む。実際劇場で見て、これが最優秀だと確信した観客がどれほど居たかは疑問である。そんな今年の大会だったかも知れない。しかし、選ばれるには理由がある。その理由を、個人的に感じたところを元に想像しまとめてみた。
 『黒塚Sept.』を一言でいえば今までの高校演劇ではなく、AI・HALLで見る通称若手劇団のお芝居のような手触り。見終わった後に爽快感とか感動を感じさせるつもりもなく、現実のざらりとした行き詰まり感で観客を拒否する。そんな印象。何を最優秀に選ぶかは、その年の審査員に決定権がある訳だが、今年に関しては黒塚が審査員集団にとって一番リアルに、質感高いものとして映ったのだと思った。残り3本の優秀作品はどれも顧問など大人の気配が漂い、完成度もめちゃくちゃ高いが、黒塚には子供でも大人でもない若者の行き場のない情念のようなものが感じられた。
 物語はこうだ。9月に入っても新型インフルエンザで休校の続くとある高校。演劇部員達は部長の家に集まって、間近に迫ったコンクールの打ち合わせをしている…らしい。というのは何か不自然な空気が時折流れるのだ。部屋の主である部長の少女は髪の毛を振り乱し寝ている。部屋は雑然とし、主は携帯を無造作に投げたり、落としたりする。突然跳ね起き携帯電話に応じる。「ごめん、寝てた。家分かる? ○×を右に曲がって…」など友人に自宅への道順を教え、友人も訪ねてくるのだが、携帯の呼び出し音は一切鳴らない。バイブ? それにしては遠くから電話に反応する。これは何かおかしいと確信を持ったのは、主が飲み物を取りに行った瞬間にそれまで部屋にいた二人の友人がお互い見つめ合ったような姿勢のまま、一切動かなくなった場面だ。主が三ツ矢サイダーを持って部屋に戻ると、何事もなかったように動き始める二人の友人。サイダーは三ツ矢に限るよねなんて会話自体は至って普通。
 さらに違和感のあるものといえば、他の部員には存在しないと分かっているカズちゃんって部員と、いかつく太った主の弟。弟は姉である主の部屋へ無言で入ってきて本棚から漫画をもって出て行く。無言だが、「これ借りるぞ」とか、「こっちへ来い」などのメッセージを姉に対し発する。これはどうやら意味がありそうだ。ところが部員達は弟に反応しない。幾度かのやりとりの末、観客は主、弟、部員の三者が同じ空間にいる人物ではないということを確信する。問題は誰が現実で、誰が空想の世界の人物かだ。やがて物語の収束。部屋に漫画を借りに来る弟に対し、主が「勝手に部屋に入ってくるな。」と怒鳴りつける。弟は決して動じず、「学校行け。」と捨てセリフを残して部屋を去る。このやりとりで今まで部屋で語り合っていた主と部員達の会話が、主の作り出した幻の世界だと気付く。さらに追い打ちをかける出来事が起こる。部屋の扉が風によって開いた。主は扉に向かい親しみの笑顔で「カズちゃん。」と語りかける。想像が確信へと代わり、幕が降りた。
 この部屋の主である部長の少女の醸し出す雰囲気も独特。深く沈んでいるかと思えば、かわいらしい声を出してベットの上でおしりで飛び跳ねてみたり、これがいい、嫌という判断を短時間で的確に答えたり、黒塚という能の演目について話を進めたり。一言で彼女の存在を言い表すことが出来ないのだが、笑顔と物憂げな表情が繰り返される若い頃の桃井かおり、大竹しのぶのような印象の女優さん。いや、時代が違うのでそこに椎名林檎の狂気を混ぜてもらわないといけないです。彼女の存在無くして、この作品は成立しなかったし、顧問三作品が後塵を拝する理由になのだと思う。
 以上、ごのいなり最優秀黒塚Sept.解説。的を得てるかどうかはBS2、9/5の青春舞台でご確認ください。
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全国大会結果

2010-08-05 20:40:03 | 劇場通信
最優秀賞
 関東 群馬県立前橋南高等学校 『黒塚Sept.』

優秀賞
 中国 島根県立三刀屋高等学校 『オニんぎょ』
 四国 愛媛県立川之江高等学校 『さよなら小宮くん』
 東北 青森県立弘前中央高等学校 『あゆみ』
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ホントかなぁ

2010-08-05 14:44:11 | 劇場通信
 最後の一校、部員七十数名中六十数名が卒業したとかで演目が『急遽演目を変更しました』
役者は4人、台本はぐたぐた。でも悪びれることなくやっていました。ホントかなぁ?
今は15km南下した青島漁港でお昼ご飯です。どんなの出てくるんだ?
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想像出来ますか?

2010-08-04 21:16:01 | 劇場通信
 舞台だったら何でも出来る。そういいつつも僕らは舞台の不自由さに縛られます。場面転換出来ない、アップに出来ないCGとかも使えない。本火本水砂禁止など。当たり前なのでその枠の中で何が出来るか考えるワケですよ。
 じゃ、こんな課題がでたらどういう舞台にできると思う?
 一人の女性の人生を60分にまとめましょう。主なアクティングエリアは1間×3間です。人数は8人程度使ってよろしい。語り部的な人物による説明セリフは禁止です。歩く事がモチーフなので、その女性が産まれて初めの一歩から最後の一歩までを描いてください。当然全力疾走することもあるでしょうから舞台上で少なくとも50mぐらいはダッシュしましょう。その場足踏みは禁止です。人生の終わりに走馬燈のように今までの人生が舞台を巡らせたいです。最後にこれらの課題は一度の暗転も無しに成立させましょう。
 どうです? できそうですか? 今年の青森県立弘前中央は、見たことのない演出でやっちまいました。そのデザイン力に賞賛。観たいでしょ?
コメント (1)
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クラブTシャツ

2010-08-04 12:34:24 | 劇場通信
 ちょっとかぶってるクラブTシャツ発見。どこの学校って聞いたら愛媛の川之江高校でした。いろんな色があるんだ。
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