Gon's_Bar

ブログって何? 2023年4月より兵庫県高等学校演劇研究会東播支部へ移動。高校演劇の情報の配信、記録も。

あかつき会

2005-11-26 22:21:22 | Gon's_Diary
 尼北に赴任したのが93年4月。27歳の春でした。養護学校から転勤したこともあり、全てが新鮮。同時に学生時代から続けていた演劇を顧問という立場でリスタートした年でした。この年僕は体育祭で転倒骨折、入院中に病院で書いた『地震、雷、火事、おやじ』で尼北演劇部はコンクールへ。阪神大会で芝居が止まり、県大会では当時の強豪兵庫工業を押さえての近畿大会出場。和歌山では幸太郎が大ブレーク。奈良県の高田高校にファン倶楽部結成。夜中の12時まで仕込みに時間をかけた校内公演。笑っちゃうほどドラマチックな一年でした。
 当時の相棒たちももう30歳。ときどきこうして集まります。甲南ハイボールでの幸せな時間になぜか長男まで同席。外ヅラ良く一人だけ人気者になっとりました。話題は出産、子育て、熟年離婚、転職、香港デート、幸太郎の本当の名前などなど…。演劇部初代先輩たちの話題はやはり一歩先を歩んでいるのでした。アダルト。
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逆や…。

2005-11-25 22:27:08 | Gon's_Diary
 尼北時代の同僚なら「逆や」は誰の口癖かご存じ。ともかく頭の切れる大々先輩の口癖。こっちが必死になっているときに限ってあざ笑うかのように「逆や」攻撃。それから矢継ぎ早に逆の意味をたたみかける。行き詰まっていた自分は「おお、そんな解決策があったんか!」と度肝を抜かれ自分の無力さを痛感し、「勉強になりました」と言わされてしまう…。ニクい人でした。
 今でも僕の中にはその大々先輩が一人住んでいます。今日もその大々先輩は吠えていました。「逆や」って。でもその言葉は受け止める相手が耳を澄まさない限り聞こえてきません。多分当分もうしばらくの間その言葉は届かないまま道ばたにカッコーンっと転がっていることでしょう。今進もうとしている道に先がないのが見えているなら、勇気を持って耳を澄ませて…。
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明石の心残り

2005-11-23 20:09:55 | お出かけ
 明石西部市民会館に5日も通いながら一度も寄れなかった心残り。明石焼きを食べに6日目の明石です。有名な魚の棚からちょいと外れたウタという店に行ってみました。なんでもお爺ちゃんがやってたんだけれど、もうしんどいからと店をたたんでしまったところ、常連さんが復活させてしまったといういわく付きのお店。お味もなかなかでした。でもふんわり卵をダシに浸けてざっとかき込み最後に口の中にタコの歯ごたえが残る~って食べ方をすると…、絶対やけどすんのよね。500円の幸せ。

 明石焼きに関してはこちら.
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県大会終了

2005-11-20 22:34:42 | お芝居演劇
 阪神、県と怒涛の二週間を終え、脱力感に包まれている人も多いはず。総評としては去年にも増して充実した県大会だったようです。近畿で大阪に一矢報いるべき兵庫としては、お楽しみな話。選にもれた学校にしても何かしら…。いや、やめておきましょう。兵庫県代表に選ばれた滝川第二、長田ともに尖ったところのある作品。近畿に並べても楽しんでいただけると思いますよ。

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ガムテの神様

2005-11-19 21:12:34 | お芝居演劇
 お芝居の種はどんなところに転がっているか分かりません。日常生活で経験した感動にはお芝居の種が隠れているものなのかも知れません。県西のくいだおれ人形にはそんな秘密のエピソードがありました。
 作者であるK田先生の担任時代、クラスの出し物でくいだおれ人形を作ったそうです。(何故か一人で)社会科準備室で小さな扇風機を使い、くいだおれ人形の腕を動かそうと作ってみたときのこと。腕の重みに負けた扇風機は虚しくカクカクと音を出すだけで動きません。あまりのショックに頭を抱えてたそうです。腕と反対側におもりを付けてバランスを取れば…、彼はひらめきました。手近にあるおもりといえば…、ええい、ガムテをそのまま引っ付けちゃえ!とその瞬間、動かなかった腕は嘘のように動き始めたのです。「感動しました。」そのエピソードを聞いたとき、感動とは一体なんだろうという素朴な疑問と、何もないところに産まれる不思議なエネルギーの固まりを感じたのでした。
 作られた感動に根は生えません。種から産まれた感動には根が生え、茎が伸び、葉が茂るのかも知れませんね。忘れてしまったり、引き出しにしまったままになった感動の種、ありませんか?
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観劇『君死にたまふことなかれ』

2005-11-19 20:03:09 | 劇場通信
 県大会での一コマ。滝川第二の『君死にたまふことなかれ』である。時代背景は昭和18年。姉弟で漫才をしている二人。姉にはプロポーズをしてくる男の人がいる。その人には召集令状が届き、姉は結婚か漫才かの決断を迫られた。悩んだ末漫才を選んだ彼女は、相方である弟にも召集令状が届いたことを知る。松竹劇場でやってもおかしくないストーリーもさておき、自在にアドリブを使う弟役の男の子が素敵。「姉ちゃん!」と上手から突然登場し、畳の間をヒザでスライディング。「今日はいつもより良く滑るや。」なんてアドリブは天下一品でした。
 場面転換に、舞台装置に、演出にこれでもかと力の入った作品は見応え充分。あともう少しで涙が出るところまでいけそうなところ…。近畿に、全国に手が届きそうな力作でした。
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公演当日!出演者入院!対策本部

2005-11-18 21:54:06 | お芝居演劇
 こんなことが実際に起こるの?って騒動。静香役の蜜柑が昨夜あまりの腹痛に緊急入院。ドクターストップを押して劇場に行くと言いそうだったのでついに僕から「今日は大人しく入院してなさい」宣告をされました。劇自体が公演二日前出演者謹慎を材料に使っていますのでまさにそれ。朝一番劇場に着いた部員に。「今日せなあかんことは全て台本に書いてあるから。」となりました。当然対策を立てるわけですけど、代役作戦。ダブルキャストを11月頭に正式決定で出ないことに決まっていた文月が半月ぶりに役者に返ります。セリフは入ってる?でも入部後2ヶ月?棒読み?素に戻る?客にケツ向ける?とちりで笑う?みんなチャレンジャーって感じの午前中。事態をお話しして東播支部の皆さんには練習室を貸して頂きました。感謝。わずか1時間半の練習で公演へ。
 それにしてもこの事態で動揺も見せず、蜜柑に怒るわけでもなく舞台に望む部員たち。すごいです。仕方がないのできっと僕が怒り役になるわけで。こんなことは許させる話ではありませんから。たとえ病気のせいでも…。役をもらえば一人の役者。学校の一生徒でいるのとはワケが違うのです。それが舞台に関わるモノの宿命やと思います。
 上演結果は…。気になる方もいるでしょうがそれはまた別の話。
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県大会スタッフ打ち合わせ会

2005-11-16 22:42:55 | お芝居演劇
 行ってきましたスタッフ打ち合わせ会。明石西部市民会館です。阪神地区からは武庫川女子、県西、伊丹西です。真っ先に思ったことはチラシがきれい。これはいかんと思うようなモノは一枚もありませんでした。きっと演技も芝居の内容もこれはいかんが少なく整ったモノになってくるんだろうなという感じ。大会が進むとそうなるはずです。(ところがそうじゃなかったりもするのが面白いところで…)
 ピッコロより小さめ、お客さん少なし、周りは強豪。そんな県大会で何が出来るか考え中です。スタッフさんはどのパートも熱心で親切。ただそのお陰でめっちゃ時間が延びました。後半で待ちわびていた伊丹西と県西は自然と「短い時間で打ち合わせ終える勝負」みたいな流れになり、伊丹西34分(これでもこの時点第3位)と好リード。ところが直後の県西はぶっちぎりの14分台を記録。負けました。中心となった照明担当が県西のサザエさん?(しまった、名前聞くの忘れた)結構やり手です。しかも1年生。ウチのあかりちゃんも照明としてはなかなかと思っていたところに強敵の登場。さすが今年の県西の原動力となる人だと感じました。リベンジは公演で。
 でも仲良くお話しできて楽しかったりした打ち合わせ会でした。
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歴代最大の舞台装置

2005-11-13 23:59:05 | お芝居演劇
 最終日、尼北の公演がありました。打ち合わせ会で知っていたとはいえ、実際のセットのボリュームに圧倒されました。飼い殺し24分なんて捨て身のワザも見せてもらいました。舞台も男の子がいて、しっかりしゃべれる女の子がいて、コンクールでなければ勝負関係なく拍手の送れる作品だったと思います。それでも県大会には進めなかった。きっともんもんとした気分でばらしたセットを眺めているはずです。
 なんで尼北は県大会に行けないんですかという質問をされたら、きっと僕は言葉に詰まるでしょうし、なんで伊丹西は県大会に進めたんですかと聞かれても同じだと思います。ある項目では尼北の方が優れているし、別の部分では逆転しますもの。落ち着いて考えて下さい。どちらも必死で準備したんです。でもってこうなったんです。
 今年の全国最優秀の『修学旅行』のセットはシンプルでした。宿の一室。作ろうと思えばホテルの一室ぐらい作れるはずです。でも作らなかった。何故だろう。ひき割り幕で、尺上げの平台数枚と畳で平気で上演したのは何故? しかも審査員の誰もがそれを指摘しないのは? 答をここに書くのはまだまだ早すぎるし安直すぎると思います。
 一つだけはっきり言えることがありました。尼北は阪神史上最大の舞台を作ったってこと。これで通じなかったなら次どうするか。期待できるのはそこだと思います。
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先輩たちからのメッセージ

2005-11-12 23:21:27 | お芝居演劇
 阪神大会には西高の懐かしい先輩がいっぱい来てくれました。みんなありがとね。もれたら悪いなと思いながら列挙。将軍、カワタケ、かな?、まさ、さなえ、マークⅡ、キャサ、ひろき、パト、ちゃっぴ、栗、もっくん?…。総勢12?名。忙しい中ホントありがとう。それぞれ久しぶりのピッコロの空気を満喫してくれたと思います。特に劇中で使われている『寺ちゃん』の作者だった「かな?」 すんません上演許可取ってませんでした。各所にちりばめられた身内ギャグに笑ってくれたり、後輩の思わぬがんばりに応援してくれたりと、顧問としても心強かったです。これも伝統のはしくれ。
 見終わった後はお約束の批評用紙。いつもの年よりいっぱい書き込みをもらいました。こいつはホント宝物。しばらくしてみると僕でもしんみり嬉しくなるんだな。ってことで映像は手を伸ばして真ん中ぐらいに書いてくれたちゃっぴ。今度は上の方に書いてみる?
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