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ブログって何? 2023年4月より兵庫県高等学校演劇研究会東播支部へ移動。高校演劇の情報の配信、記録も。

春期終了『拍子木が聞こえたら』

2010-03-31 23:47:37 | お芝居演劇
 数々の無理難題にトライして春期終了。毎度のこととは言いながら、できるかできないか保証のない壁を自分たちで設定して飛び超えるという作業は、それ自体が目標となり得る壮大な遊びなのだと思う。遊び続けて11ヶ月の一年生、23ヶ月の二年生、そして30年の顧問による第ん?回目のトライは終わった。
 例えばこの紙芝居である。作者が紙芝居の盗作騒ぎを題材に選んだところから始まる。なんで?と聞いても作者は理論的には答えない。その辺思いつき…なのだと思う。なぜだかオリジナル台本の中に紙芝居を演じるシーンは一つも出てこない。潤色段階で当然のように「紙芝居見せなあかんやん」と無茶振りが加わえる。潤色者の責任として、紙芝居のストーリーも考え、付け足す。ついでに紙芝居屋の口上も付いてくる。
 役者に台本が渡る。台詞を読むだけならなんてことのない作業だ。が、紙芝居をするには小道具が必要になる。設定は「スプレーで商店街のシャッターに『最後の晩餐』を描く天才少年の描く紙芝居」ってことなので、それなりの紙芝居が要求される。この設定も作者の思いつきなのだが、面白いからよしとされている。従わざるをえない。演出からは普通の紙芝居ではつまらないので、毎秒絵が変化するような高速紙芝居という手法を使って欲しいというリクエストが加わる。
 当然のように台本には絵のサンプルがないわけで、担当者は絵のモデルを描いて演出のチェックを受ける。漫画っぽくないこと、広角レンズで切り取ったようなアングルが欲しいこと、色彩は非常識であって欲しいことなどのリクエストが加わる。役者も兼ねる担当者はムキになる。
 やがてOKの出た線画はケント紙に拡大コピーされ、合間を縫って稽古場の片隅や近くの階段の踊り場で彩色が手作業で行われる。お芝居の中で破られるページは当然のようにゲネ、ホールリハ、アイフェス、春期、予備を含めて5枚がコピーされ、彩色された。
 誰も文句を言わない。紙芝居という手法思いついた作者にも、勝手に紙芝居を演じるシーンを付け足した潤色者にも、高速紙芝居という手法をリクエストした演出にも。文句を言っても面白いモノは生まれないことを知っているからか?多分違う。設定した壁を如何に自分の力でよりグレイトに飛び越えるかが目標になっているからだと思う。
 こうして演じる役者に一つの小道具が手渡され、このシーンは演じられた。お客さんの前ではたったの2回。遊びとはホント、ゴージャスでプライスレスで掛け替えのないものなのである。
 一時が万事、こんな調子。こうしてお芝居は立ち上がってくるのである。

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ピッコロ中ホール大炎上?

2010-03-31 19:50:13 | 劇場通信
 どうしたのだ今年の春期は。客席が超満員。芝居はたっぷり60分クラス。当然時間は押し押しで只今1時間50分遅れで上演中。まったく申し訳ありません。責任の一端は当方にも。
 これって持ち寄りパーティーに一品持参してねって言ったら全員とんでもない量の一品持ってきて食い切れない状態みたいなもんやねって、誰かが言ったとか言わなかったとか。ともかくご迷惑をおかけしております。反省。
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アイフェス終了

2010-03-29 22:19:37 | お芝居演劇
 ラスト直前の緊迫したシーンで芝居が4秒ほど止まり別の意味で緊迫するも、暖かいお客様のおかげでなんとか終了。久々にアイホール大賞をいただきました。
 もう一つの贈り物は神ちゃんに贈られた舞台監督賞。舞監のK村さんが絶賛した仕事ぶりだったそうです。若者はこうして世に認められることで、自信と勇気を身に付けていくのですね。翌日からの春期でも、よりすざまじい仕事ぶりを見せてくれそうです。雪は降ったけどね。
 さて、アイホール大賞でチーム全体の方は自信と勇気をもらえたのか? その答えは間もなくでる事でしょう。
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アイフェス2010開幕

2010-03-28 23:19:46 | お芝居演劇
 伊丹にアイフェスあり。またこの季節がやってきた。講評委員は写真の皆様+空晴の岡部さん。実はこのメンバーが画期的かつ強烈なメッセージを残すことになる。中身については直接うちの学校が講評を受けてからにした方がよさげなので今宵はここまで。ええんちゃうんと思いつつ、ハラハラ感も満載の今年のアイフェスなのである。

【明日3/29(月)の上演予定】
 9:30~10:10 市立松崎中 『友にねがいを』
 10:40~11:30 県立伊丹高 『これでいいのだ』
 13:00~14:20 県立伊丹西高 『拍子木が聞こえたら』
 14:50~15:45 市立伊丹高 『shanguri-La』
 16:35~17:25 講評

 明日もエキサイティングな一日がやってくることでしょう。皆さん、今年も見逃せませんよ。
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代車生活後半戦

2010-03-26 22:53:21 | タイヤが好き
 日本が世界に誇る偉大な文化遺産、それは軽自動車。しかも軽トラ(含むワンボックス)は究極の兵器である。なにせ660ccの排気量しか持たないNAエンジンに約1tのボディー、そこへ最大積載量350kgというスペックを誇るのだ…。無理じゃん。ブルーバードシルフィーじゃ、1間パンチすら運べないじゃん。搬入どうするのって今回の事故処理を担当する保険会社に電話したところ、こいつがやってきた。あのぉ~、ハイエースとかキャラバンでもよかったんですけれど…。
 贅沢は言ってられない。搬入さえ上手く回れば快適性などどうでもいいのだ。覚悟を決めて試乗する。ミッションは3速AT。いまどき3速である。鈴鹿サーキットの乗り物って感じ満載である。いざ、発進。
 うにょ~~~ん、(時速25km/hで変速)うにょぉぉぉぉぉぉん、(時速40km/hで変速)うにょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ(以後どれだけスピードが出ようが変速無し)結構これがエキサイティングなのである。農家のおっちゃんはこんなエキサイティングなマシンに毎日乗っていたのか? スピード感抜群なのである。うにょ~~~ん、(時速25km/hで変速)うにょぉぉぉぉぉぉん、(時速40km/hで変速)の段階で絶対70km/hは出てるって感じがする。メーターは40km/hなのにである。ましてやこいつにはETCが付いている。高速道路、乗っていいのだろうか。100km/h出したらきっと、体感速度はアウトバーンレベルに達するに違いない。紙芝居屋仕様の箱付き自転車すら飲み込み、ホールリハへの搬入を完璧にこなしたハイゼットに敬意を表しつつ、戸惑いを隠せないごのいであった。
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ピッコロ中ホール使用説明会

2010-03-25 22:15:36 | お芝居演劇
 機材の入替によりリニューアルしたピッコロシアター中ホール。まもなく行われる春期発表会に向け、阪神支部の為に使用説明会を開いてもらいました。講師は事務所のA積さん。まだまだ勉強中やからとマニュアル片手にではありましたが、ちゃんとサルでもマニュアルを新しく作ってくれてました。ありがたや。

 変更のポイントは以下の通り。
1.調光卓が完全入れ替え。
 弱電パッチは過去の遺物。記憶シーンは10ページ×20シーンの合計200シーン。約倍に増えました。
2.コンセントが変わりました。
 T型をC型に変えただけではなく、ギャラリーのコンセント数が増えてます。レイアウトも変更で、上手側にコンセント番号1~10のコンセントボックスが4箇所。舞台奥にコンセント番号11~16のコンセントボックスが4カ所という風に、レイアウトされています。しかもギャラリーを暗闇で歩いてもコンセントを蹴っ飛ばさない高さにレイアウト。
3.客電にしていた蛍光灯が調光から外れました。
 蛍光灯はon、offスイッチのみ。調光を加えた客電が必要な場合は別途照明機材を仕込みます。客入れの雰囲気が結構変わるはず。

音響関係の機材変更
 音響卓はあえてそのまま。デジタル卓ではありません。壁の内側の機材は一新。さらに大ニュースはMDデッキが新しくなり、なんとあのLPモードも再生可能になったそうです。事故率激減。

 実際オペをする側としてはコンピュータ系のトラブルがない限りやりやすい環境になったと言えるでしょう。柔軟な中ホールの懐がさらに広がったという印象を持ちました。ありがたいことに、さっそく自分で触らせてもらえる場面も。噂によれば触っても自信ないという奴も居るらしいですが、機材と共に実績を積んで欲しいところです。
 ともかくこれで、春期がまた一つ楽しみになりました。
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本編68分台、ゲネなんとか通過

2010-03-24 22:25:49 | お芝居演劇
 いつもの会議室が新入生の物品購入のため制服やさんに占領されることを前日になって知る。あれ? 毎年微妙に前後するスケジュールのため、こんな失態も演じる。ごめんね神ちゃん。急遽理系の物理の授業をする理科講義室を開放。机全とっぱらいで劇場を確保。こんなときのてきぱき感は当たり前? いえいえ。転勤直後の伊丹西だと考えられない動きっぷりな訳です。あっという間に客席も含めた簡易劇場が完成しました。
 今回の問題点ははっきりしています。コンクールの11月に比べ、役者のスキルは各々上昇しているものの、劇全体として見れば逆に低下しているという点。エースを控えに回し、新人を先発させる的なキャスティングが成立するのかってところです。むろん新人公演ではないのでそこまで教育的配慮をしたわけでもないのですけれど、ベンチで地団駄踏んでるエースは、すでに「登板させろ」と飢えた野獣状態に落ち込んでいます。この怨念で萎縮するのか、それとも一皮むけるのかが新人に与えられたたった一度のチャンス。下克上という言葉は、今のところ一度も稽古場で聞こえてきません。上克下こそ舞台の真実かどうか、あと数日の稽古と、新人たちの心意気に託されています。
 ゲネは何とか終了。次第に芝居はつながるようになってきました。それでも本編68分台。来てくれたOBの愛にあふれるコメントに、芝居が立ち上がるのか否か。ドキドキの毎日なのでした。
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09カルチャー稽古

2010-03-19 21:58:38 | お芝居演劇
 まだ一度しか通してない段階でカルチャー稽古。アイホールのスタッフさんの前で恥を忍んでどきどきの公開通しです。きちんと緊張して立ち向かってくれるのは僕の誇りでもあり、彼らのいいところ。舞監の神ちゃんの指示が結構的確にみんなに伝わります。
 現在通しのタイムが78分。またかよって声が聞こえてきそうです、すいません。でも出演者20人でそれぞれの持ち場を確保すると延び延びになってしまうのは当たり前。これから目標タイム60分との本格的な戦いが始まります。
 知ってか知らずかウチだけか?入り口のホワイトボードに※時間厳守の文字。はい、気をつけますです。公演まであと10日。まさに時間との勝負になりそうです。
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近所にラーメン屋できる

2010-03-16 21:50:50 | Gon's_Diary
 街中では珍しくもない出来事でしょうけれど、我が町ではお店やさんができること自体が珍しい事件。ましてやラーメン屋となると、子供たちはときめくのです。「今日の晩ご飯はそのラーメン屋さんに行ってみよう。」と言い残して家を出たのですが、二人ともめちゃ楽しみにして僕の帰りを待ちわびていたそうです。ふ、不憫だ。
 いや、これぐらい外食産業に飢えて子供時代を過ごした方が、子供たちのためにはなるのかも知れません。そんなこんなで幸せな晩ご飯でしたとさ。特に何のチェーン店でもないスタンドアローンの神戸ラーメン『屯豚』といいます。不慣れな店員さんと、塩か醤油か非常にわかりにくい味付けが微妙でしたが、まじめなスープが印象的なお店でございました。

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代車生活

2010-03-14 21:49:49 | タイヤが好き
 お相手の保険屋さんが手配した代車は銀色のブルーバードシルフィー。渋いです。セダンです。ちっさくみえるので、1500ccかな、それにしては結構走るぞと思っていたら2000ccでした。効率重視のCVTミッションです。でもでも絶対買いません。
 事故後行きつけの日産ディーラーでプリメーラの修理か買い換えか検討。ドアやフロントフェンダーなどはいわゆる外の皮みたいなもんで、張り替えればすむのですが、ちょいと押されたセンターピラーが変形していると事故車扱いになり、今度手放すときに不利の極みになる訳で…。いっそ買い換えちゃおかって案も浮上しています。もちろんセダンではなく、マニュアルミッションで3×6平台が乗せられる車って条件。あれ? 日産にそんな車あったっけ…?
 事故騒動はまだまだ続きがありそうです。
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