Gon's_Bar

ブログって何? 2023年4月より兵庫県高等学校演劇研究会東播支部へ移動。高校演劇の情報の配信、記録も。

お昼の贅沢

2010-11-27 13:17:34 | お出かけ
 今年も一仕事終えた気分を満喫中。いや、実は大会期間中他の先生にお願いしていた仕事とか、たまっているものも結構残っているんですけど、ちょくちょく片付けながらもリラックス度が全く違うんですよね。これこそシーズンオフ。今日は嫁や子供がお出かけでさらに調子に乗ってみました。
 吉川にある稜庵というおそば屋さん。ここ、ただモノではないのです。何がってソバが。細くこしがあり涼やか。元伊丹西高校一番のグルメ、Y本先生御用達、阪急逆瀬川の三佳に並ぶ品格。お勧めです。昼間っから天ざると八海山という究極の組み合わせを一人孤独に楽しむハードボイルドな私。うふ。ちょっと贅沢、いや、かなり贅沢な一日でした。
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10大会回顧録

2010-11-23 22:26:21 | お芝居演劇
 今までの伊丹西高校演劇部の作風と全く違った作品で臨んだコンクール。結果は思いもよらぬ?近畿進出。そんななかで見えたもの、見えなかったものを残しておかなければ。そんなつもりで記事投稿です。
 伊丹西高校演劇部は只今第三スパイラル。言ってはみたもののビジョンがはっきりしていた訳ではありません。転勤して気の合う生徒達を捕まえて演劇ごっこを始める第一スパイラル。そこにはチームというより個人で何か面白そうなことにチャレンジするという動機しかありません。仕組みのない集団で、各自の味を活かし、あり合わせの料理を偶然の可能性で作り上げる時期。新鮮で掛け替えのない時期なのですがやがて停滞が起こります。
 第二スパイラルの始まりです。第一のつもりで創る劇の限界が訪れ、僕もメンバーもどうすれば面白いものが出来るか苦悩します。そんな中でチームプレーや集団のシステムが充実し始めます。演出、舞監、脚本、音響、照明などまず裏方の伝統が出来てきます。スタッフワークは個人のセンスではなく技術なのである程度確実に後輩へと伝わるからです。先輩後輩の関係も生まれます。生徒達がお互い自浄作用を発揮するようになるのもこの時期。そんなシステムの充実によって顧問の意識はより作品の中核へと向けられます。ナチュラルな演技以外に、抽象的な演技にも自然と抵抗なく取り組めるようになってきます。登場人物全員色鉛筆とか、第一スパイラルではなんで?って答が返ってくるような設定にも、不思議とみんなで飛び込んでいけたりするのです。尼北の『好色』、伊丹西の『あらま☆』偶然かも知れませんがどちらも活動8年目、第二スパイラルの最後に産まれた名作だと思います。
 ここで第三スパイラルです。行き詰まりは確実に、周期的にやって来るのです。どれだけやっても納得がいかない。まだ何か出来るはずだって。メンバーの人数が足りないとか、人数がいても役者が小さいなど不安要素が大きいほど行き詰まり感は加速します。何かしなきゃ、何が出来るの? 苦悩は僕だけではなく部員達にものしかかっているはず。今までに手を出していなかった世界にも手を伸ばすのは苦しんだ末の決断かも知れません。今年の奇跡的な結果はみんなにとって確実に自信につながったはず。もがけば今までと違った明日が来ることもある。お芝居の神様からそんなヒントをもらえた二〇一〇だったのかも知れません。
 近畿最優秀の大谷高校だって、たった二人の三年生で今年も相当苦悩したはず。この先あのスタイルが何年も続くとは思えないのです。次に来るのは何か、高校演劇の最先端で僕たちがしなければならないのは、決して誰かのコピーや過去の焼き直しではないはず。まだ誰もが観たことのないずんげぇものを目指して、第三スパイラルはあるのかも知れません。はてさて、何が起きることやら…。
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☆近畿大会結果速報☆

2010-11-21 18:31:38 | Gon's_Diary
【最優秀】全国推薦
 大阪A 大谷 『逝ったり生きたり』

【次点校】春季推薦
 大阪C 市立鶴見商業 『がらがらがら、ぱっ』

【創作脚本】
 大谷 『逝ったり生きたり』 東尾 咲さん

【春秋座推薦】
 大谷・鶴見商業

【優秀賞】
 他近畿9校

【奨励賞】
 他県4校

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近畿大会二日目

2010-11-20 22:06:04 | お芝居演劇
 朝いち劇場入りして自転車で遊ぶ。奈良は平坦で自転車には最適。涼しい空気も気持ちいい。いよいよ大会も二日目。でも上演が終わっているのでかなり気楽、ていうか開き直るしかない状態。
 今日はもうすでにかなり眠たい状態なので話題をすり替え「せんと君情報」。劇場に毎日のように出没しています。ただし、客席で劇を見ている姿は一度も確認できていません。悪い奴です。客席で座っているせんと君の写真は一枚ぐらい欲しいです。明日の課題。
 奈良県民には珍しい存在ではないはずですが。県外者には新鮮。当然部員がたかります。ウチも記念撮影。せんと君は結構背が低いことが判明しました。さらに判明したことは階段が苦手。役目を終えて去っていくせんと君はまるで犯罪者のように両脇を抱えられ階段を下りていったのでした。おつかれっす。
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10近畿大会上演だけ終了

2010-11-19 22:54:11 | お芝居演劇
 怒濤の秋もこれで一段落。忙しかったよね。近畿大会初日終了です。
 朝一冷めた客席に苦労した奈良市立一条。可愛い高校生の実態を見せていただきました。サスペンスって難しいですよね。
 二校目大谷。大阪老舗です。部員不足は深刻らしいですが、さすがの女優さん。たった二人で広い舞台の55分間が埋まります。劇に関しては二人でする群読という印象。会話とか、リアルなやりとりという面では今の基準ではちょっと?だけど、いい台詞があるんです。母子家庭なめたらあかんという場面で出る「なんべん父の日経験してると思てんねん。」などという台詞に客席で思わずうなずく。友達の足にほおずりする演技もたまらん可愛い。
 昼休み後の和歌山。純です。心洗われます。まじめに既成台本に立ち向かった努力作。全員いい人に見えるのは課題かも知れません。孤独を時間でしか表現できていなかったのも残念かな~。他に演出する方法はある気がしました。
 滋賀水口。可愛い。素敵。台本に仕掛けがいっぱい。仕掛け=ネタ?ではないはずなのだけど、ドラマが盛り上がる瞬間に横やり的にネタが来る。うの先生シャイ過ぎじゃないですか? ドラマの階段は遠慮せずに上がればいいと思います。もちろん上がる必然性は必要だけど十分必然性はあるのに上がらずにかわすという台本は珍しいです。お陰で後味さわやか。これが狙い?なのかなぁ。
 府立北かわち。本日最大の舞台。重量級舞台を創立3年で持ってくるのは敬服。看板女優はちっこいけれどやりてで素敵です。上演直前だからじっくり見られなかったのでこのぐらいしか分かりませんけど、伊丹西の芝居とは全く別の作品だと理解しました。この辺審査会が「被ってる」と判断するならそこまでかなって感じ。幕締め間近のひずんだチャイムの音は楽屋まで鳴り響いていました。ただし一個だけダメだし。先生、ドアは開けたら閉めようよ。
 ほんでもって伊丹西。う~ん。自分たちのことは分かりません。ちっこいエラーとか多かったんじゃね? わざとやってる訳じゃないけど。脚本、演出に関してはどう取るかで全く違うので…。ぱす!

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守護神奈良へ行く

2010-11-18 17:03:36 | Gon's_Diary
 搬入とリハーサル70分のためいよいよ奈良へ。境界線二〇一〇は近畿でも通じるのかしら…、上半身だけ裸になった気分。半身半着…。
 守護神様は何も教えてくれません。ま、やってみるか。
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10近畿スタッフ打合せ

2010-11-16 22:57:04 | お芝居演劇
 行ってきました奈良県田原本町。仕分け対象の「私の仕事館」と同じ臭いのするホール。見た目ゴージャス中身はどうかしら? それはこれから分かります。
 とりあえず直面したのは回路不足。照明さんの言葉が重い。「サスは3発までです。」とか、「ソースフォーなので大きさは調節できません。」など、先行き不安です。一々「え~~」とリアクションする照明担当太刀魚。彼なりに戦っていたのかも知れません。
 ホールの下見では装置をどのラインに置くか決定するのが勝負。遠すぎても近すぎてもベストバランスはとれません。ここでも登場太刀魚。「ごめん、ここに寝て。」という言葉に素直に横になった孤独な彼。実はセンターの4×6の代わりに寝かせられていたのでした。見栄えをチェックしてOK。恥ずかしい思いをさせましたが、彼のお陰で何とかベストバランスが発見できそうです。
 近畿大会まもなく開幕です。
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兵庫県大会結果速報

2010-11-14 18:03:18 | お芝居演劇
【最優秀賞】
 県立伊丹西 ◎『境界線二〇一〇』  牧 紗誉子・作 五ノ井幹也・潤色
 県立東播磨 ◎『演奏隊?何それ?』 大野裕菜&HIGAHARI MAX・作

【優秀賞】
 県立加古川東  『夏の夜の夢?』  カコ・トントン・作
 六甲高校 ○『6人くらいのどっちつかずの男たち』 四宮 豊・作

【創作脚本吉山賞】
 六甲高校 ○『6人くらいのどっちつかずの男たち』 四宮 豊・作

【優良賞】
 他11作品
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10県大会二日目

2010-11-13 23:29:33 | お芝居演劇
 お隣の高校、伊丹北。AI・HALLのワークショップだったり、アイフェスだったり、阪神支部のイベントだったりで顔なじみ。艶やかな先輩達と比べてちょっと清楚な現役5人+顧問I井先生。今年初めて県大会へと出場しました。いや、アイフェスでは堅実で賢くてリアルで質感高いお芝居を毎年見せてくれる伊丹北が、遅ればせながら県大会へ登場したというのが印象。今日の舞台も阪神と比べてぐっと質感高い、コンパクトでずっしりした上演だったと思います。
 そんな伊丹北の講評でのエピソード。一通り講評が終わって質問タイム。作者のD道さんから?審査員への質問です。「オープニングの砂嵐の叫びは、(台本上で)インプットしたのにアウトプットできてないと阪神大会で指摘されたのですがどうしてもアウトプット出来ませんでした。やはりアウトプットすべきだと思いますか?」僕は飲んでいた缶コーヒーをぷっと吹きそうになりました。コンクールです。審査されます。それまでの講評で審査員が指摘しなかった不備を、自分で明らかにして気にならなかったかどうか聞くなんて発想が、今の僕になかったからでしょう。例えればシェフが「今日の料理で使った牛乳は賞味期限が切れていたのですがお味はどうでしたか?」と食後の客に聞くようなものです。そこまでして彼女は、自分の納得を求めているんだ…。
 それに対し審査員のM本先生。「投げ込んだ素材を全て回収すれば落ち着くというのは固定観念。そんなのにとらわれない方がいいよ。」「はい。」だって。要するに料理がうまければそれで良しということなんですよね。若いと指摘された作品でしたが、新人シェフとベテラン料理評論家の短いやりとりに、若いっていいじゃんって思えた瞬間でした。反省。

追伸 料理といえばこの話題。明石西部市民会館南徒歩5分のロッテリアの東側にすごい店発見。B級グルメメガ盛り格安の「どんぶり勘定」 劇場まで足を運んだ折には、昼休みダッシュで向かう価値ありです。ただし、お腹を減らせてからね。「ごっつい唐揚げ定食」にはレモン大唐揚げが8つ付いています。ごっついです。

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訃報 ピッコロ山根名誉館長

2010-11-13 22:14:10 | Gon's_Diary
 今年の県大会には5人の同窓生。伊丹北のI井先生、県西のK田先生、六アイのT東先生、滝二のO本先生、そして僕。みんなピッコロ演劇学校を経験した先生方だ。地域の演劇リーダーを育成する。この狙いはある意味達成されつつある。
 その演劇学校を作り、育てたピッコロの山根名誉館長が昨日、お亡くなりになったという知らせが、劇場から帰った僕に届けられた。83歳。写真は卒業公演後の一枚。館長は卒業公演の挨拶で必ず泣く。今年は泣かないでおこうと言っても泣く。僕たちも館長が泣かないと面白くないので泣かせるようにいい子を演ずる。泣かせ終わると悪い子に戻る。そんな演劇学校時代が懐かしい。
 卒業式の度泣いちゃう校長先生なんて、いないでしょ? お疲れ様でした。安らかにお休みください、館長。
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