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アンドリュー・ラウ&アラン・マック監督『インファナル・アフェア 無間序曲』その3

2017-08-09 12:04:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 ヤン、ウォン、ルクとバスに乗ってる。ウォン「来週の水曜、ハウ自身が取引に立ち会う。14日だ。父クワンの命日。4人を殺すだろう」「なぜサムだけ殺されない?」ルク「サムも殺す気だ。数日尾行した。状況報告しろ。一緒に食事でもして」。(中略)
 サム「仕事でタイに行ってくる」マリー「あなたも殺される」「まさか」「ともかく空港で待ってて」。車で空港に急行し、走るマリー。
 ウォン「当面何もできない。様子を見よう」マリー「今夜ハウを殺す」「焦るな。冷静になれ」「4年前あなたが私にクワンを殺させた」「だから?」「もう引き返せない。ハウは全員始末するつもり」。
 警察。「今夜の作戦は極秘だ。3班編成だ。A班は待機。B犯も待機。C班は尾行だ。ハウが何者かと会う」。
 車で移動するハウ。同じくヤンら私服刑事たち。
 ハウ、車を停める。現れた2人の外国人と鞄を交換。そこへパトカーが急行。ハウらは刑事らに取り囲まれる。
 ルク「ハウ、弁護士が来るまで黙秘か?」「君たちの協力には感謝している」「どういうことか分からん」。
マリー、タイのサムに「すぐにタイから戻って。私がクワンを殺したの」。表情が固まるサム。
鞄の中からビデオテープを取り出すハウ。「デッキはどこかな?」。
殺される4人。
サムはタイで歓迎してくれた男とその一味を射殺。
ハウのビデオテープを再生すると、ウォンとマリーが、自分たちがクワンを殺したと話しているところが撮影されている。ハウ「4年前の今日、父は死んだ」(中略)ルクの部下「外国人2人は私立探偵でした」ハウ「あの二人には父を殺した犯人の捜査を依頼していた。まさか警察が法を犯し、父のようなよき市民を殺すとは。ルク警視、写っているのは警官だろ?」
警察で盗聴していたヤン、車で急行。
マリー、自宅を出ようとしたところを入ってきた男に首絞められる。
ハウ「そいつを逮捕するかどうかは、あんたが決めろ」。
ヤン、男を撃退し、マリーを助ける。
ハウ、去る。ルク「実に面白かった。カメラ写りがいいな」。ルクも去る。
バウの前に3人が土下座。ハウ「4年前にサムの女に金をもらったのか?」「ボス、チャンスをください」。ハウ、手下に拳銃を渡し、その場で3人を射殺させる。「4年前奴らはチャンスをフイにした。お前はチャンスをいかせるか?(拳銃を渡した手下に)お前はうちに7年いる。デカだな。我々は黒社会だ。邪魔者は殺(け)す。私を恨むな」。ハウ、手下を射殺。「ウォンに父は殺されたんだ」。殺された刑事の盗聴器を手にするハウ。遺体を燃やすハウの手下たち。
ハウ、バイクの男に銃撃され、危うく難を逃れる。
レン「サムから連絡があった。しばらくタイに潜み、帰りを待てとのことだ」「あなたの家族は?」「全員移住した」。
サムの手下「追っ手はまいた。早く逃げよう」サムの向かいの男「あんたは逃げられんぞ」「分かってる。女房が危ない。助けてくれ」「なぜ俺が?」「ボスを始末してやった。地位を狙ってただろ? それにお前を親友だと思って」。サムは拳銃を向いの男に差し出す。サムの手下「信じちゃ駄目だ」と拳銃を抑え込む。サム「下がれ」「ダメだ」「下がってろ!」。向いの男「許せ、サム」。銃声。
自宅のウォン、電話に出ない。
ウォン宅を訪れたルクにウォン「逮捕に来たのか? ハウを殺すつもりなら、話すことない」「上層部の連中はお前に理解を示してる」「殺しをそそのかしたのに?」「黒社会をつぶすため、やむを得なかった。内部調査委員会も軽い処分になるだろう。俺と戻ろう」「カードで決めよう」。ルク、エースを引く。ウォン「俺がいては皆の迷惑になる」。ルク、全部ダイヤのキングのトランプを見せ、「初めて組んでイカサマ師を逮捕した時のカードだ。長年お前の意見に従ってきた。今回は俺の意見に従ってくれ。お前は兄弟分だ。放っておけない。ロ・ガイは潜入捜査官だ。数日連絡がない。ヤンからも」。ウォンはしぶしぶ自分の車のキーをルクに渡す。ルクが車のエンジンをかけると、爆発が起こる。「誰か、誰か手を貸せ!」と泣き叫ぶウォン。やがてひざまずき、仰向けに倒れる。
マリー、レンに「なぜ嘘をついたの? サムに何かが? 夫を救わなくては。タイに行く」「行かないで」「あんたは警官の道を生きる」「行かせたくない。長年サムといて分かるだろ。多分今頃死んでる」「お黙り! 何のマネなの?」「行くな」「よくお聞き。私は女のボスよ。2度と現れないで」。(中略)
ヤン「女は今夜空港に行きます」「お前は?」。電話を切るヤン。
タクシーを降りるマリー。ヤンは向いに車をつけて、マリーの携帯に電話する。見つめ合う二人。やがて一台の車がやって来て、マリーを撃ち、逃走する。「私がクワンを殺したの。男のためなら何でもやる」。マリーの遺体。(また明日へ続きます……)

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