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スコット・クーパー監督『ブラック・スキャンダル』その1

2017-08-02 10:49:00 | ノンジャンル
 WOWOWシネマで、スコット・クーパー監督・共同製作の’15年作品『ブラック・スキャンダル』を見ました。
 回るカセットテープ。取調室。「始める前にはっきりさせておく。俺は密告者じゃない。いいな、まずそれを録音しろ」「よろしい。ウィークス。組織犯罪、恐喝、誘拐、殺人の共犯、どれも重罪だ。FBIと取引しろ。南ボストンで最も悪名高きギャングの腹心の部下から政府の証人になるんだ。“ウィンターヒル”ギャングとFBIジョン・コノリー、そして君の元ボスで現在逃亡中のジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーについて」。
 “1975年”“南ボストン”の字幕。「ジミーのダチだ」「ダメだ。入れられねえ」「お前は?」「用心棒だ。先週、あんたと仲間がカウンターに小便をした。あそこのブラニガンの店ならホールの真ん中でクソしても大丈夫だぞ」「分かったよ」。用心棒に襲いかかる男たち。
 バー。「男に悪口を言われ、女は怒っていた。ポケットにフォークをしのばせ、コナーズの店で皆がいる中、男の目玉をくりぬいた。コナーズは目をそらした。情けねえ」「昔デヌッチに袋叩きにあったこともある」ジミー(ジョニー・デップ)「マルトラーノ、指を舐めながらナッツを食べるのはよせ。皆も食べるんだ」「済まない」。男がやって来て「表でもめごとが」。外では用心棒が数人の男から暴行を受けている。ジミー「チャーリー、やめろ」用心棒にマルトラーノ「ジミーの従妹の亭主だ」「知るわけねえ」「今後気をつけな」。
 翌日、路上に立つ傷だらけの顔をした用心棒。ジミーが車でやって来て「マクティアナン、さっさと乗って運転しろ」後部座席でジミーの隣に座る男「カルメロはどこに?」草むらの中に車を停めて、ジミーは隣の男ケヴィンを殴り出す。マクティアナンも殴る。半死半生となり、車から出される男。ジミー「そいつはアンジュロの一派だ」。
 「俺はウィンターヒルに入り、ジミーの部下になった。やったのは細かいこと、恐喝やカネの受け取り、自販機の売上チェック。ミッキーの“聞き役”も」。車内のジミー「コディ夫人だ。停めろ」。ジミー「コディさん、10年ぶりですね」「いつアルカトラズから出てきたの?」マクティアナン「南地区(サウシー)の誰もがジミーを好きだった。ジョン・コノリーは特にバルジャー兄弟を好きだった。同じ公営住宅で育ち、弟のビルは親友、兄ジミーは尊敬していた」。コディ夫人の荷物を持ってやるジミー。
 FBI。「イタリア・マフィアを一掃することになった。担当はジョン・コノリーだ、」マクティアナン「サウシーの子は“悪党と警官ごっこ”をして育ち、それは大人になっても続いていた。悪党と警官の区別がつかない」。ジミー、ビルに「やあ、上院議員。奥方のマリアンはどうしてる?」。
 コノリーの同僚のモリス「兄のジミーは? このところサウシーでの抗争が多い。60人から70人が殺されている。ジミーと“ウィンターヒル”は生き残っている。何か秘策でもあるのか?」コノリー「ジミーとスティーヴン・フレミはマフィアのナンバーズ賭博と自販機を狙っている。当然アンジュロ側は激怒している。聞け、ビリー。お前の兄貴はとても危険な存在だ。誰だって友達が必要だ。協力してくれと伝えてくれ」。
 帰宅するコノリー。
 帰宅するジミー。「ただいま、母さん」「仕事は疲れたかい? 56ドルの貸しがある。トランプをやろう」「今度はズルなしだよ」。
 ビリー「またジミーの負けだ。バーク夫人が死んで数週間が経つ。ジミー、ジョン・コノリーを覚えているか?」。
 コノリー「ジェンナーロ・アンジェロ。告発記録なし」。遺体の写真を見る。「証人はいない」。電話がかかって来て「すぐ行く」。
 ジミー「久しぶりだな。お前がFBIとは。2分だけ話を聞こう」コノリー「ジェンナーロ・アンジェロがあんたを殺す気だ。密告じゃない。“協定”を結ぼう。助け合うんだ。サウシーに手をつけるつもりはない。狙いはノースエンドのイタ公どもだ」ジミー「2分経った」と言って去る。
 ジミー帰宅。「リンジー。俺の“ミス・アメリカ”。今日もまたきれいだな。息子は?」「もう寝たわ」「起こしてくる」。息子の寝顔を見るジミー。
 翌朝。ジミー、息子に「お前に質問だ。ジュースの残りをどうするつもりだ?」「飲まない」「ダメだ。ビタミンCがたっぷりだし、ママが作ったスペシャルな飲物だぞ」。息子、ジュースを飲む。「よし、昨日の学校でのことを話せ」「ティミーはいつも意地悪をする。後ろを向いている間に色鉛筆を取ったので、その場で殴った」「よし、だが教訓がある。過ちを犯したら以後は注意しろ。皆の前でするな。周囲に気をつけろ」「誰も見ていない時にだね」。(明日へ続きます……)
 
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