中田秀夫監督の'10年作品『CHATROOM/チャットルーム』をWOWOWで見ました。心に病をかかえた青年がチャットルームで知り合った同じくトラウマを抱えた青年を自殺に追い込んでいくという映画でしたが、何とも後味の悪い映画でした。
さて、昨日の続きです。
この本に出て来るもので思わず見てみたいと思ったのは、「くだらなくて面白い」という、NHKの「みいつけた!」という番組に出てくる、いつも風呂に入っている牛の着ぐるみを着た男、読みたいと思ったのは「お笑い漫画と思わせておいて、ぐぐっといい話になるところが、やられたっ、て感じ」の『グレゴリ青山の もっさい中学生』と、「実にくだらなくて感動した」という絵本『イモヅル式物語』、乗りたいと思ったのは、「滑らかで乗り心地抜群なので、いつまでも乗っていたいほどで」ある、東武動物公園のカワセミというジェットコースターでした。
「幼稚園の秋祭りで、着ぐるみを着て園児の相手をしろ、という妻の指令を受け、気力みなぎる」という文章とか、「毎日腕立て伏せしてる、こんなに筋肉固くなったよ」と自慢げに力こぶを見せる息子を褒めたら、算数の授業参観の時にも息子が一人だけ床で腕立て伏せをしていて、その後、悪びれるようすもなく、見て、こんなにやったよ、と毎日回数を記録しているノートを見せたというエピソードなどには思わず笑ってしまいますし、「(盆踊りで姿の見えなくなった息子と娘の)無事を案じていると、やがて『カキ氷食べたい』と言って戻ってきたが、その顔には、目も鼻もなく、カキ氷を与えてやると、ぎゅうううう、という音をたてて顔も体もみるみる縮んだ。なんだ、どこの子どもだ、と思っていると、そのまま翅虫になってアスファルトの路面を這いながら闇に消えていった。その後ちゃんと目鼻のついたわが家の子どもたちが戻ってきたので、『カキ氷り食べるか』と訊くと、『もう食べたからいい』と言って笑った。」などというシュールな文章が突然現れたりするのも楽しめました。
公共の場で読むと、ついプっと笑ってしまって、周囲の人に変な目で見られたりもする、やっかいなほど面白い本です。公共図書館にはほとんど置かれていないようなので、是非買って読まれることをお勧めします。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
さて、昨日の続きです。
この本に出て来るもので思わず見てみたいと思ったのは、「くだらなくて面白い」という、NHKの「みいつけた!」という番組に出てくる、いつも風呂に入っている牛の着ぐるみを着た男、読みたいと思ったのは「お笑い漫画と思わせておいて、ぐぐっといい話になるところが、やられたっ、て感じ」の『グレゴリ青山の もっさい中学生』と、「実にくだらなくて感動した」という絵本『イモヅル式物語』、乗りたいと思ったのは、「滑らかで乗り心地抜群なので、いつまでも乗っていたいほどで」ある、東武動物公園のカワセミというジェットコースターでした。
「幼稚園の秋祭りで、着ぐるみを着て園児の相手をしろ、という妻の指令を受け、気力みなぎる」という文章とか、「毎日腕立て伏せしてる、こんなに筋肉固くなったよ」と自慢げに力こぶを見せる息子を褒めたら、算数の授業参観の時にも息子が一人だけ床で腕立て伏せをしていて、その後、悪びれるようすもなく、見て、こんなにやったよ、と毎日回数を記録しているノートを見せたというエピソードなどには思わず笑ってしまいますし、「(盆踊りで姿の見えなくなった息子と娘の)無事を案じていると、やがて『カキ氷食べたい』と言って戻ってきたが、その顔には、目も鼻もなく、カキ氷を与えてやると、ぎゅうううう、という音をたてて顔も体もみるみる縮んだ。なんだ、どこの子どもだ、と思っていると、そのまま翅虫になってアスファルトの路面を這いながら闇に消えていった。その後ちゃんと目鼻のついたわが家の子どもたちが戻ってきたので、『カキ氷り食べるか』と訊くと、『もう食べたからいい』と言って笑った。」などというシュールな文章が突然現れたりするのも楽しめました。
公共の場で読むと、ついプっと笑ってしまって、周囲の人に変な目で見られたりもする、やっかいなほど面白い本です。公共図書館にはほとんど置かれていないようなので、是非買って読まれることをお勧めします。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)