外壁工事(工事50日目)

2007-08-28 23:43:56 | 建築工事
いよいよ今日から本格的な外壁工事がスタートしました。

目に見える部分ができてくるのはうれしい反面、不安もいっぱいです。
また、やっちゃったなぁシリーズが増えないといいのですが・・・

外壁には窯業系サイディングを使用します。
1F部分から貼っていくんですね。

ちゃくちゃくです

順調に貼られているようです。
ピンクハウスがだんだんとモノトーンハウスに変わる予定です。

もうすぐお別れピンク部分

日も暮れていたため、暗い画像で失礼します。
中途半端な状態ですが、今日はこれで終わり。
まだピンクが露出しています。

上を向いて

下から見上げた画像です。
左のほうに線が入っているのは、ここにコーキングがされるんでしょう。
出隅との見切り部分です。
2Fはまだ手付かずの状態ですね。

1Fにはくしびき調のサイディングを選びました。
2Fは限りなくガルバに見えるストライプ調のサイディングです。
質感を変えることにより、ノペッとした感じになるのを防ぐ・・・つもりです。
とはいえ、所詮サイディングの檻の中で暴れているだけなんですけどね。

明日は2Fもお目見えするでしょうか。
楽しみです。
では。


やっちゃったなぁ2

2007-08-27 23:10:37 | 建築後悔
さて、ご好評いただいているこのシリーズ。施主としては書きたくないのですが、早くも2回目になってしまいました(涙)

今回のテーマは窓です。
特に引き違い窓にスポットを当てたいと思います。
題して『引き違い窓は悪なのか!?』。

mercy邸には掃き出し窓の他に9箇所の引き違い窓があります。
どうしてこんなに引き違い窓が増えたのかというと、
窓についてあまり深く考えていなかったので、ダサイハンゾー氏の提案どおりになったのです。
ハンゾー氏は恐らく、特にデザインを考えることなく引き違い窓を選んでいます。
これまでのお宅がそうだったように、我が家にも。

先日、嫁さんが建築中のmercy邸を見て、苦言を呈しました。
“なんでこんなに引き違い窓ばっかりなん?”
僕は答えに困りました。
特に理由がないからです。
単純に採光したい場所に窓を入れた、それが引き違い窓だったということです。
これに対して、嫁さんは色々調べ始めました。
で、“ハイセンスな家にはほとんど引き違い窓はない”という結論に達したのです。
ええーっ。じゃあ我が家はハイセンスはおろか、ローセンスにもならないじゃないですか。

嫁さんによると引き違い窓は窓の中心に縦ライン(窓枠)が入るので、もっちゃりするというのです。
同じ開閉できる窓でも上げ下げ窓は横線なのでスタイリッシュに見えると。
滑り出し窓や縦滑り出し窓は、一見FIXのようにスッキリしていますが、開閉できます。

僕はほとんどの窓はFIXでいいだろうと思っていたのですが、
“開けられる”というオプションを持つために、引き違いでもいいかなと
機能的なアプローチしかしていませんでした。
でも、よくよく考えてみると、高性能住宅として位置づけられるイサットハウスの家に
積極的に引き違い窓を採用する必要はないのです。
数ある窓の種類の中でも、引き違いは高額の部類に入ります。
デザインにも凝っているつもりでしたが、窓のデザインには無頓着になっていたのです。
抜け方がいかにも僕らしいです。
嫁さんはできてくる家を見て、窓のデザインは盲点だった、もっと調べておいたらよかったと、
ズボンの裾を噛みながら悔しがっています。
僕の無頓着が原因です。

ハンゾー氏ももっと“こんなタイプの窓がありますよ”とかって提案してくれりゃいいのに・・・。
って、所詮田舎の工務店のひとり営業にはそこまで期待するのは酷なんでしょうかねぇ。
イサットハウスを選択したことについて、後悔はしていないのですが
工務店の提案力のなさに泣かされることが多いです。
性能でビルダーを選ぶとこんなことになりかねないという教訓ですな。
逆に言うと、おまえの勉強が足りなかったと言われれば、グゥの音も出まへん。

嫁さんに嫌われてかわいそうな引き違い窓

これは子ども部屋ですが、3連引き違い窓です。
僕個人的には引き違い窓にそれほどの悪は感じていないのですが。。。
好みの問題なのでしょう。
嫁さんに失敗、失敗と連呼されて、ヘコみながらこの記事を書いています。
あぁかなし。
結局、冒頭の問い『引き違い窓は悪なのか!?』に対する答えは、
『人それぞれの好みの問題だが、mercy邸では悪』という結論になりました。
なんと月並みで、責任を避けた、まるで管理職の判で押したような答えですんません。
では。


エアコン(台数・位置)

2007-08-27 17:27:18 | 設備

さて、24時間換気の考察を受けて、エアコンの取り付け位置を考えてみました。

イサットは基本的に吸気口の横にエアコンをつけて、
吸気した空気にエアコンの風を当てて、家中を快適に保つという考え方です。
この考え方で行くと、全居室にエアコンを設置することになるのですが、
断熱・気密といった性能が高いため、
通常は2~3台のエアコンをつけておけば家中が快適に保てるようです。
この2~3台のエアコンをどの部屋につけるのか、重要です。

考え方としては空気の流れの上流につける、というのが基本的なスタンスになるでしょう。
まずは1Fから

茶色い四角がエアコン

LDの吸気口付近に比較的能力の高いエアコンが必要になるというのは異論のないところでしょう。
問題は和室なんです。
ここはエアコン考察において最も悩んでいるところです。
和室には吸気口があるため、比較的、室温が外気に左右されやすいと言えるでしょう。
しかしながら、使い方的には当面の間は寝室であり、
また、4畳半という狭さを考えると、ここにエアコンを設置するのはもったいない。
その一方で、LDの空調が和室に流れていくかというと、
計画している空気の流れに逆流することになるので、
多少の流入はあるかも知れませんが、快適!というほどではないのかなと考えられます。
将来的にエアコンをつけられるようエアコンの穴だけあけておく、
という対応で済ますのが最も無難かなとも思います。
これについては今も悩んでいるところです。

次に2Fですが、

茶色い四角がエアコン

子ども部屋も寝室もホールも勾配天井であることが前提なので、
2Fの容量はめちゃくちゃデカいです。
なので、2Fには2台くらいはエアコンが必要かなと思っています。
空気の流れを考えると、寝室に1台は必要になるでしょう。
ここから廊下→ホール→トイレへと流れる空気が多いでしょうから。
もう一台は真ん中の子ども部屋になるでしょうか。
子ども部屋は15畳程度で9畳ほどのロフトもあるので、
快適に保つためにはやはり空調が必要になると思われます。
ホール部分もかなり容量のデカい空間になるのですが、
ここは空気の通り道になるので、
寝室と子ども部屋をしっかり空調しておけば問題ないと思います。

ということで、今のところ3台にするか、4台にするかで悩んでいます。
う~む・・・
では。


構造見学会の間に現場チェック(工事48日目)

2007-08-27 00:05:03 | 建築工事

さてさて、肝心の工事のほうですが、明日(厳密には今日)から工事が再開され、いよいよ外壁サイディング施工がスタートします。
今回は構造見学会でゆっくりと隅々まで楽しんだ報告を。

まずは外部です。

シルバーの部分がいわゆる水切りと呼ばれるもので、基礎と外壁サイディングの間に施工されます。
外壁を流れる水をそのままダーッと基礎へ流さないためのものです。
このような細かな部分、とはいえ家をぐるっと一周するので決して細かくはないんですが、
外観を検討するときには検討項目から漏れてしまうことが多いようです。
特に工務店の場合は。
mercy邸の場合、サッシがプラチナステンという色なのでそれに合わせてシルバーにしています。
わざわざ指示しなくてもシルバーになったようですが・・・
外観にもこだわる場合は、こういう小さな部分にも気を配りたいものですね。
ちなみに我が家は、外観にはあまりこだわってません。

さて、室内に目を移してみると・・・

怪しい物体を発見

ん!?なんじゃこりゃ?かたつむりか?
いえいえ、実はこれウレタンフォームなんです。
どうしてこんなにダンゴみたいにくっついているかというと・・・・

ささってる・・

実はこれビスにウレタンフォームが吹き付けてあるのです。
このビスは外側の胴縁から打ち込まれて、断熱材→気密シート→構造用面材と通過してきているんですね。
で、室内側にビスの先っぽが出ているわけなんですが、
ビスは鉄なので熱伝導率が非常に高い物質です。
少しでも熱損失を小さくするために、ビスの室内側にウレタンウォームを吹き付けているんです。
でも・・・これって、となりの柱に打ち込む予定のものをちょっとズレて打ってしまったんじゃないかなと思います。
さらに細かなことを言うと、ビスの先っぽまでウレタンフォームを吹き付けておくべきなんじゃないかと。
今度、棟梁ウィッキーに聞いてみます。・・・あやしい。

ちょっとかわいいな

ただ、このようにウレタンフォームがダンゴのように吹き付けられた場所が何箇所か見受けられます。
こちらはどうなんでしょうか?
これらすべてがズレて打ち込まれたわけじゃないでしょうからねぇ。

2階はきれいに片付けられていたので、写真を撮り甲斐がありました。

う~ん、きれい

子ども部屋です。
カメラの性能がいいため、ごっつ広く見えますが実際はたいしたことはありません。
天井仕上げ下地も2階は完了しました。

木組みってやっぱりいいなぁ

子ども部屋のロフトです。
3部屋すべてにロフトを設けます。
トータルするとロフトだけで9畳近くあり、互いに行き来できるような設計です。
住み始めてから事故がなければいいのですが。。。

青いシールがワンポイント

子ども部屋の奥から吹き抜け及びフリースペース方向を見ています。
現場に赴いては、イメージトレーニングをする日々です。

1階は特筆すべきことはこれといってないのですが、

お気に入りにさよなら準備

お気に入りの24時間換気のダクト周辺にも下地準備がされています。
もうダクトに見とれることもなくなってしまうんですね。クスン。

穴の周りも

こちらはエアコンスリーブです。
高気密・高断熱住宅の場合は、家電量販店なんかで設置工事をしてもらうと不要に大きな穴を開けられて断熱欠損が発生したり、
工事によって極端に気密が下がったりという心配があります。
なので、居室にはすべてエアコンスリーブをつけてもらうんです。
実際に取り付けるエアコンは多くて3台程度と思われますが・・・。
もちろん、エアコンスリーブにも厳密にコーキングがしてあります。

完璧です

使わないエアコンスリーブには専用のカバーをつけておくことになります。
今後、一度も使うことがないかも知れないですが、このへんの準備はしておくに越したことはないでしょう。

連れて行った子どもたちは、床に落ちていた虫に夢中です。
2号が指差して、みんなに説明しています。
おいおい、家を見てくれよ・・・
では。


見とれてしまうもの

2007-08-26 21:01:23 | 家作り(建物の契約後)

構造見学会も無事今日で終わりました。最終的に何組の方々が来られたかはわかりませんが、少しでもイサットハウスの役に立てていればいいのですが。

ところで建築中、何度も現場に通っていますが、思わず見とれてしまったり見入ってしまうときがあります。
そんなものをご紹介します。

小屋組み

まずはこれ。
木が整然と、それでいて力強く組まれる様は、きれいという言葉もいいのですが、
僕には鮮やかに思えて、まぶしい感覚を受けます。
昼間に見るのもいいのですが、夜、ライトに照らされた小屋組みは最高です。



それぞれの木の影が、ライトの角度によって複雑に交差する。
白熱灯で照らすと、木の質感が引き立つ。
工業製品では絶対に出せない存在感。
見とれてしまいました。

ダクト

このブログで何度も写真を載せている24時間換気システムのダクトです。
こちらは見ていて飽きない面白さがあります。
なんだか映画マトリックスシリーズに出てくる機械イカのお化け、
ほら、名前をなんといったか思い出せませんが、あれを彷彿させませんか?
そんなことを考えながらボーッと眺めてしまうのです。

足場

どうでしょう。建築現場でその周りの足場をジロジロみる人間は多くないでしょうね。
この足場、よく見かけるビケ足場という看板がかかっています。
気にしないとどってことないんですが、写真のようにちょっと芸術的に見える角度もあるんですね。
で、一度そう感じてしまうと興味が出てくるものです。
色々な角度から眺めてしまうんですよね。
でも、さすがに最近は飽きてきて、あまり見なくなりました。
家を見たいので、もう退場してくれていいよって感じです。

ウレタンフォーム

出ました。もうすでに何度も出てきているのですが、しつこくウレタンフォームです。
このモコモコ感とかツルツル感がたまりません。
匂いもかぎました。無臭でしたけど。
次は味見・・・と思っていたのですが、
さすがに体に悪いだろうと思い直してやめときました。
見てくれはモコモコですが触るとカチカチなんですよ。
まぁウレタンフォームは見入ってしまうというよりも、興味深々で観察してるだけなんですけど。

・・・あぁ・・・またどうでもいいことをレポートしてしもたかな・・・
反省。
では。