屋根断熱工事(工事27日目)

2007-08-04 20:35:04 | 建築工事
今日は上棟式の翌日、屋根の断熱工事でした。

遠めに見るとほとんど変わらないですね。
でも、屋根だけでみると劇的に変わっていますよ~。

野地板ですわ

野地板まで貼られました。
この野地板の下には断熱材が貼られているのです。

垂れ気密シート

野地板の下はこんな感じです。
拡大してみましょう。

室内側から垂木→野地板→気密シート→断熱材(ネオマ40㎜)→垂木→野地板、
という順番で施工されています。
高くて恐い足場をぐるっと一周して確認したのですが、
断熱材は見事に隙間なく施工されていました。
やるなぁ、大工さん。

ちっちゃ!

2Fの足場から吹抜けを撮影してみました。
1Fにマメみたいに丸まっているのがジャリ男です。
ちっちゃい男よのぉ。

明日は日曜日のため、工事はお休みですね。
では。


キッチン2

2007-08-04 00:53:37 | 設備

前回キッチン1からの続きです。

キッチンのプランニング過程で、ひとつ、大きな問題が発生しました。
レンジフードです。
というのも、TOYOキッチンには高気密住宅に必要になる
同時給排気タイプのレンジフードの設定がないのです。
これはいただけません。

 カッコイイけどいただけないレンジフード

高気密住宅(特にイサットのような超気密住宅)では、通常のレンジフードをONすると、
計画換気している吸気量よりもはるかに多くの強制的な排気が発生するため、
室内が極端な負圧になってしまい、
玄関ドアが重くて開けられない、なんてことになってしまいます。
あまりの負圧のためにエアコンから異音がしたという報告もあります。
あらためてイサットの機密性能のすごさをおしえられたのですが、
こんなわけで、同時吸排気タイプのレンジフードは必須なのです。
仕方ないのでレンジフードだけはサンウェーブやクリナップから入れてもらおうかと
ちょこっとショールームに立ち寄ったのですが・・・
どちらのメーカーもオープンキッチン用の同時吸排気タイプのレンジフードって取り扱いされてないとのこと。
ガーン・・・せっかく遠出したのに・・・
mercy邸はキッチンが完全なオープンです。
対面キッチンでも造作工事なんかで加熱器具の前に壁を作られる場合が多く、
このような壁があるとオンウォールキッチンと同じく壁付けのレンジフードとなり、
この場合はどのメーカーでも同時吸排気タイプのレンジフードは取り扱いされています。
うちのプランに見合うレンジフードはないのか。。。正直、ピンチでした。
でも、ここから粘りまっせ。
イサットのハンゾー氏に相談しても、
レンジフードとは別に吸気口を設置してレンジフードを使うときにスイッチを入れて吸気口を開ける、
とかおよそ現実的でない(まぁ、このような仕様で我慢されている方もいるのですが)回答しか返ってきません。

そういえば、大手キッチンメーカーで最も多く取り扱われているレンジフードメーカーは富士工業だと、TOYOキッチンのおねぇさんはしゃなりしゃなりと言ってました。
ならば、富士工業に直接問い合わせたら、mercy邸が必要としているレンジフードがあるのではないかと考えたのです。
インターネットで格闘すること5分(短っ)。
ありましたよ。オープンキッチンに対応した同時吸排気型のレンジフードが。
横壁付けタイプと天井吊りタイプ。
探してみるもんですねぇ。
早速、TOYOキッチンのおねぇさんに連絡して、この製品がTOYOキッチンで取り扱えるのかどうか確認したところ、
問題なく取り扱えるとの返事です。
ヤッター!と喜ぶと同時に、それなら最初から協力して探してくれよという僕特有のひねくれた気持ちが出てきたのも否定できません。
というわけで、回り道した挙句にたどり着いたレンジフードはこちら。

ちっちゃい画像やねぇ

ちなみに同時吸排気型レンジフードはこんなイメージで吸排気を行います。

え!?あんまりカッコよくないって?
僕もそう思います。スタイリッシュとは言えないですね。
恐らくフードの下が山型になっているのがちょっと、なんでしょう。
オープンキッチン対応なので、キッチン側とダイニング側の両側から吸気できるようになっているんでしょう。
でも贅沢言っちゃいけません。富士工業にはこれしかないんですから。
存在してくれたことに感謝感謝です。

よくよく調べていると、同じイサットハウスの加盟店でも
オープンキッチンでは必ずこのタイプが使われています。
ハンゾーちゃん、そんなこと、超気密住宅を作るビルダーなら把握しておいてくれよって感じです。
せっかくのFCなのに、こういうことの情報共有は図られていないのでしょうか。
残念です。
イサット本部がんばれ。

さてさて、気になるお値段のほうですが・・・
噂ではTOYOキッチンはブログのチェックを頻繁にやっている、と聞いたので明確な額は控えます。
値引率として24%の値引きです。
TOYOキッチンにしては上出来じゃないでしょうか。
ただ、レンジフードを特別仕様にしなかったら、もう少し安くなったかも知れないとか・・・
ほんまかいな。
ただし、TOYOキッチンは本体以外にも以下のような費用がかかってきます。
荷造り料・施工費・管理費として結構な出費になります。
さらに!mercy邸の場合はまだかかるんです。
この施工費には同時吸排気タイプレンジフードの吸気部分は含まれるのですが、
排気部分は含まれません。
なので、排気工事は自分でやれって言うんですよ。
それくらいサービスで一緒にやってくれよ、TOYOキッチン。
この排気工事が44,400円。
本体価格にドシドシと上乗せされてしまいました。

長くなりましたが、TOYOキッチンについてはまだ続きます。
続きはまたの機会にさせていただきます。
では。