”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

函館市民は真剣に新幹線の札幌延伸を望んでいないらしい

2010年05月24日 21時32分33秒 | 地域
最近の市政関連で関心を寄せられているのが「北海道新幹線開業後の並行在来線のJR経営分離」だが,
JR北海道は「函館本線の函館・小樽間を北海道新幹線開業後に経営分離する」との方針表明に対し、
函館市は早速「函館・新函館(現大野)間の経営分離は認められない・不同意だ」との見解を示した。

北海道新幹線の着工には沿線自治体すべての同意が必要らしいので、
この問題で函館市が反対姿勢を貫いた場合は着工自体に暗雲が立ちこめることになり
北海道全体の問題からすると「わがまま」の誹りは避けられない。

現西尾市長のブレーンはともかく,経済担当市職員や」地元経済界などもこの点には困惑しているらしい。
全国どこでも第三セクターなどが運営する並行在来線は経営的に困難を極めており、地元財政負担が重いというのも念頭にある発言とも思うが,そもそも鉄路再利用それ自体が間違いとも私は思う。

札幌延伸が実現するまでには,それ相当時間がかかり,現函館市の状況もおそらく現在とはかけ離れたものになるであろう。
私の予想では,特に現函館駅周辺はさらに地番沈下を起こし,鉄路を残すこと自体がナンセンスな状況になっていると思う。

さらに,五稜郭(函館市)・木古内間は経営分離が確定されているのにもかかわらず,そのことに真剣に対応したとは言い難い(周辺自治体はそう思っている)のも事実だ。

函館電子新聞では早速この話題を批判している。
以下,引用する。

■道新幹線不要論にまでも発展か!現函館駅~新函館駅の経営分離問題JR北海道方針
●西尾市長、報道陣退席後の菅野取締役新幹線計画室長との会談で言い放つ。
「経営分離は信義違反」「JR北海道がこの区間(現函館~新函館間)を運営するという前提でなければ、新幹線はいらない。地域が衰退する新幹線ならいらない」
「青森まででいい。函館までもいらない」と発言し、
「函館は譲歩する条件はない。
JR北海道が経営分離せず責任を持って運行することにならなければ、経営分離の同意の判を押すことは絶対ない」とも(要請ではなく、申し入れだとして)言明。
●JR菅野取締役「平成11年のヒアリング時には函館から経営分離すると言っている」

もし,西尾市長がこのとおり発言したとすれば,あまりにも思慮に欠けた短絡的な発言ではないかと思う。


しかももっと驚くことは、函館市議会が全会一致で同意反対の意思決定をしたということ。
いずれにしても、短期的なものの見方で決めるのは未来に禍根を残すと言うことだ。
青函連絡船がなくなった20数年前の時点で既に函館の始発駅(終着駅?)としての役割は終えている。
それにマッチした街作りをしてこなかったツケが回ってしまったというのは厳しすぎるだろうか?

大関「魁皇」通算1,000勝は昔なら当然横綱だ

2010年05月24日 20時03分04秒 | 主張
まずは、史上2人目の1,000勝を素直におめでとうと言いたい。
横綱審議委員会が、第41代千代の富士を横綱に推挙するようになってから
連続優勝もしくはそれに準ずる成績というのが絶対条件になってしまった。
しかし、このことが外国人力士を横綱に推挙したり、単に強いだけが条件となり
朝青龍のような品格のない(といわれている)横綱を輩出したりしてしまったのではないか。
第40代横綱・東富士までは故事にならい吉田司家からの免許状であった。
相撲協会のご都合で粗製乱造された横綱に批判が集まるため、横綱審議会に責任を委ねたこと自体
現代で言えば、首相が諮問機関などに議論を委ねている構造となんらかわりない。
横綱は、「日本国籍のものに限る」とともに「高潔なる品格を備えていること」を是非条件に加えてほしい。
相撲は、グローバリズムの中で存在する必要はないというのが私の持論だ。
さて、魁皇は友綱部屋の力士であり、現在の親方は11代目だが、9代目の親方は「弾丸」と称された「巴潟」であり、函館出身であるということから無理矢理魁皇を愛おしく思った次第である。