”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

人口減に異変・・・でも喜べないわがマチの事情

2009年12月03日 14時19分47秒 | 福祉政策
またもや知らないうちに2000アクセスを超えました。
本当にありがとうございます。
さて、どこの地方都市でも人口減には悩んでいることと思います。わがマチH市でもここ数年毎月かなりの数が減っていました。
H市の人口減の主な理由は、①少子高齢化が顕著なこと、②市内に基幹産業がないため、稼働年齢人口が職を求めて首都圏方面に流出したことがあげられます。どちらも長い時間をかけて減ってきた理由ですが、最近その傾向が鈍化してきました。市内では一部に安堵の声もあるようですが、私にはさらに危機的状況だというのが本音です。一つには②の流出した人たちが、現下の不況により、職を失い、家を失って故郷H市に戻り始めている例が多いことであります。
こうした傾向は、人口減に歯止めがかかっても市にとっては、あまり良いことにはなりません。多くの事例では、とりあえず実家・縁戚等に身を寄せますが、当H市には、他地域にもまして就労先の確保が困難な状況にあります。当然、お荷物状態にされ、新たに借家住まいとなったあと、生活保護の申請を行うといった方程式が多く見受けられるようになってきたからです。こうなると、人口は減らず、公的扶助を受ける人が増え、税収が激減といったまさに負のスパイラルに陥ってしまうからです。わがマチの基幹産業は、あえていえば観光です。しかし、この不況の中、観光客は激減し、文字通りカンコウチョウ(閑古鳥)が鳴いている今日この頃です。