命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

カンを養う

2016年01月18日 21時36分27秒 | ひと口法話

勝負においてカンが必要なのは、まず今が負けないように持っていくべきなのか、

勝つように打って出る時なのか、この判断が適切にできるかどうかが大切である。

例えどんなに実力のある人でも、タイミングを逃す人は成功しません。

そしてその次に、決定的場面で勇猛果敢に打って出られるかということである。

そのタイミングでない時には、じっと我慢するのがいいのだが、それを知るのもカンの働きである。

ではそのカンを養うにはどうすればいいのだろう。

御釈迦様は六年間の修行の後、菩提樹の下で悟りを得られましたが、その前にさとりの予感を覚えていたそうです。

熱心に修練を積むと、カンが一段と冴えるに違いません。

カンというのは、自分が好きで必死で取り組んでないと、働かないものであります。

嫌いな分野とか、やりたくないなと思っている仕事で鋭いカンが働いたという話は聞いたことがない。

好きな分野、興味のある世界に没頭すると、カンが冴えるようになってきます。


観音水

2016年01月18日 18時59分20秒 | 日記

毎月十八日は観音菩薩のご縁日です。今日は今年初めての観音様のご縁日なので

「初観音」とも呼ばれております。

また、今日は土用の入りですね。土用というと夏を思い浮かべる方も多いと思いますが、土用は各季節にあります。

陰陽五行説で、春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水とし土を各季節の終わりの18日間に当てはめたことから、

立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用といいます。

土用には、土を動かしてはいけないとされ、家などを建築する際、土を掘り起こしたりする基礎工事などは

土用除けをしなくてはいけません。土用は季節の変わり目ですから、農作業で体調を崩さないようにとの戒めもあると思われます。

話がそれましたが、今日は寒の時期に入っての初めての観音様の縁日なので観音水を汲みに行ってきました。

ちなみに前回は薬師如来の縁日である8日に薬師水を汲みました。

水は祈りの滝の近くにある湧き水です。寒の時期の水は寒さと乾燥のために、雑菌の繁殖が抑えられるため、この時期

に汲んだ水は質がよく腐りにくいといわれます。ことに寒九の水は薬になるとまで云われたそうです。