シュウジデイファーム在厩のアスロスは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の速めをコンスタントに乗り込まれています。4月下旬の馬体重は464kgです。
◇岸本担当のコメント 「トラックから坂路を2本。1本目は15-15、2本目は3F40秒ジャスト。『比較的早めのデビューを意識』(調教師)して乗り進めています。敏感な面を見せたり、ムキになってガーッと行こうとしたりするフシがありますので、終いにちゃんと脚を使えるよう、コントロールを利かせながら大事に調整させてもらっています」
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いずれも夏の北海道デビューだった兄たち(カイザーノヴァ、キングエルメス、テラステラ)と違い、本馬は夏デビューを自重して秋をめざすのでは…と考えていましたが、どうやら矢作先生は、アスロスについても夏の北海道を意識しているようですね。(下に貼った、スポーツ報知さんのPOGブログ記事でも紹介されています)
地味だが気になる1(栗東) : スポーツ報知
早めという観点で見れば、実績もあるし、面白そうなのがアスロス(牡、父レイデオロ、母ステラリード)です。馬主はパンサラッサでもおなじみ、広尾レーシングさん。兄にキングエルメスやテラステラがいる、縁のある血統ですね。「これはステラリードっぽい。(父が)レイデオロに替わったけど、テラステラっぽい感じがします」とのこと。この血統といえば、夏の北海道デビューで早めの勝利というイメージなんですが、この馬も北の大地でのデビューが視野に入っているとのことですよ。(一部抜粋)
ちなみに、私はあまり夏デビューに拘らなくても良いと思っているのですが、矢作先生は、大昔(?)管理馬であるキョウエイカルラが函館2歳Sでステラリードに負かされた時の印象が強いらしいですからね。もちろん、ステラリードの仔だから夏の北海道で…みたいな単純な話ではないでしょうが、そういうイメージが早期デビューを後押ししている面はあるだろうと思います。
その上で、重要なのは早期にデビューをすることでなく早い時期に勝ち上がることなわけでして。。新馬勝ちを決めたノヴァやエルメスはもとより、夏の北海道で結果を残せなかったテラステラだって結局2歳時に2勝を挙げてくれましたし、そういう兄たちの良いところは是非とも真似をして欲しいです。(言うほど簡単ではないですけれど(^^ゞ)
本馬に関しては、実は、兄弟の中ではテラステラ以上に晩成傾向が強いかも…と考えていたのですが、矢作先生が『比較的早めのデビューを…』と仰るのであればこちらに否やはありません。「敏感な面を見せたりムキになってガーッと行こうとしたりする」のは気掛かりですが、せっかくですから新馬勝ちをめざして欲しいと思います!
【シュウジデイファーム在厩のアスロス:公式HP(2023/5/1更新)より】
最近は期待馬は早期デビューさせる傾向にありますし、実際早期の新馬戦で負けていたとしても結果的に強かったと思うことはよくありますからね。
テラステラも夏にデビューしておいて良かったようにも思いますし、少なくとも悪かったことは何もありませんからね。
一本かぶりの人気を裏切ったこと以外は(笑)
はい、きっとそういう事なんでしょうね(^^ゞ
それに、早期デビューで何とかなる、と矢作先生に思ってもらえるのは素質がある証拠ですから。
ということで、とにかくデビュー戦まで無事に進んで欲しいです!