ZBAT!競馬@SANSPO.COM 『【チューリップ賞】ラッキー無傷V4!桜道まっしぐら』
第25回チューリップ賞(G2、3歳牝馬オープン国際(指)、芝・外1600m)G3からG2に昇格してより重要度を増した一戦は、石橋脩騎乗の1番人気ラッキーライラックが好位から楽々と抜け出して無傷の4連勝を達成。横綱相撲で貫禄の違いを見せつけた女王は、断然の主役として本番に向かう。
タイムはレース史上3位の1分33秒4(良)。2着マウレア、3着リリーノーブルまでが、桜花賞(4月8日、G1、芝1600m)の優先出走権を獲得した。
春が近づく仁川のターフで、2歳女王の貫禄を見せつけた。阪神JFを制したラッキーライラックが、前哨戦でライバルを完封。落ち着いた手綱さばきでデビュー4連勝に導いた石橋騎手が、さわやかな笑みを浮かべた。
「ここ2走は(前を)目標にして最後にかわす競馬をしていたので、自分から先頭に躍り出て、どんな感じなのかを確認しておきたかった。何の問題もなかったですね」
阪神JF2、3着馬に、当時を上回る2馬身差をつける圧勝。勝ち時計の1分33秒4も同舞台の前走から0秒9短縮した。完璧な内容に、松永幹調教師は胸を張った。
「時計も、上がりもよかった。どうなってほしいというのは、今のところない。この状態で本番に向かえたらいい」
ラッキーライラックは父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレース、母の父フラワーアリー。栗毛の牝3歳。栗東・松永幹夫厩舎所属。戦績4戦4勝。獲得賞金1億5554万8000円。重賞は2017年G3アルテミスS、G1阪神JFに次いで3勝目。チューリップ賞は松永幹夫調教師、石橋脩騎手ともに初勝利。
-----
ラッキーライラックの強さは疑いようがない。
今年からG2に昇格したチューリップ賞は、そう思わせるのに十分すぎる内容でした。
1000m通過が59.5秒の流れを離れた3番手でピタリと折り合い、直線満を持して追われると上りが最速の3F33.3秒。 後続をアッサリ2馬身突き放す余裕のゴールには、全く付け入るスキがありませんでした。
ここまで強いとあえてケチをつける必要もないのですが、本番に向けてのアラさがしという意味では、競馬の内容が“楽勝過ぎた”ということぐらい。 厳しい流れになりがちな本番でも同じ競馬が出来るか?と言いたいところですが、馬体重プラス10kgと本番を見据えた仕上げでの勝利ですから、むしろ上積みが見込めそうで…。
後方に控えて末脚に賭けたレッドランディーニ(5着)の浜中騎手も、「出たなりでじっくりと運びました。最後も頑張ってくれていますが、上位3頭は強いですね」(スポーツ報知)と脱帽気味に仰ってますしねぇ…。
距離延びてどうなるかは未知数ながら、『マイルではお手上げ』というムードが漂うのも致し方ないところでしょうか。
ところで、オルフェーヴル産駒ってどうなんでしょうね。
ロードカナロアが想像以上と言って良い成功をしているのに対し、オルフェ産駒は全体的には必ずしも成功しているとは言い難い、少なくともアベレージを稼ぐ種牡馬ではない、というのがここまでの評価ではないかと思います。
もっともその中でラッキーライラックのような馬を出すあたり、気まぐれと言うかハマればデカいと言うか、オルフェーヴルの現役時代のイメージが重なってくるのが面白いです。
ちなみにラッキーライラックは母父Flower Alley( Flower AlleyはMr. Prospector(フォーティナイナー)系Distorted Humorの仔)で、母母父はSeattle Slew、さらに母母母父がAlydarという、バリバリのアメリカンだけど底力だって半端じゃないですよ、という血統。
同じアメリカ血統の母ストレイキャットから生まれたロックディスタウン(母父Storm Cat、母母父マイニング、母母母父Clever Trick)との共通点は、母系にMr. Prospectorがあることですが、今のところ、そもそも成功例と呼べる産駒がそれほど多くなく、これか決め手と言うほどの自信はないですかねぇ(^_^;
ただまあ、あすなろ賞を勝ったエポカドーロの母父はフォーティナイナーですし、『“母系にMr. Prospectorを持つ産駒”に注目する』という程度であれば、これはソコソコ以上に説得力があると思います。
■3/3阪神11R チューリップ賞(3歳牝・G2・芝1600m)・良
さて、実はここからが本題なのですが… (^^ゞ
一部で話題と注目を集めているクレッシェンドラヴの半妹、ハイアーラヴ'17の血統表がコチラです。
パッと見では、Mr. Prospectorやフォーティナイナーどころか、そもそも母系はヨーロピアンムード満載で。。
少なくともラッキーライラックやロックディスタウンと似た配合、とは言いにくい血統構成だと思います。
クレッシェンドラヴが出世しそうなこと、オルフェ産駒として(意外にも?)牝馬に大モノが出たことなどを考えると、頑張れば手が届くであろうオルフェ産駒のハイアーラヴ'17には期待をしたいところですが。。
まあ、私が今悩んでも仕方がありませんので、血統評価に関しては竹内さんの解説を待つことにしましょう(^^ゞ
それに、まだ1歳の17年産馬は、とにかく元気に走り回るのが仕事ですからね。
自分がクラブで募集されるかどうか、その時に一体いくらのお値段がつくのかなど、そういう下世話なことは気にせずに、思い切り遊んでバリバリ食べて、秋口頃に成長した姿を見せてもらえればと思います。
そして、その時までにヨーロッパ血統の母とオルフェーヴルの成功例が出ていることを期待したいと思います(^^)
第25回チューリップ賞(G2、3歳牝馬オープン国際(指)、芝・外1600m)G3からG2に昇格してより重要度を増した一戦は、石橋脩騎乗の1番人気ラッキーライラックが好位から楽々と抜け出して無傷の4連勝を達成。横綱相撲で貫禄の違いを見せつけた女王は、断然の主役として本番に向かう。
タイムはレース史上3位の1分33秒4(良)。2着マウレア、3着リリーノーブルまでが、桜花賞(4月8日、G1、芝1600m)の優先出走権を獲得した。
春が近づく仁川のターフで、2歳女王の貫禄を見せつけた。阪神JFを制したラッキーライラックが、前哨戦でライバルを完封。落ち着いた手綱さばきでデビュー4連勝に導いた石橋騎手が、さわやかな笑みを浮かべた。
「ここ2走は(前を)目標にして最後にかわす競馬をしていたので、自分から先頭に躍り出て、どんな感じなのかを確認しておきたかった。何の問題もなかったですね」
阪神JF2、3着馬に、当時を上回る2馬身差をつける圧勝。勝ち時計の1分33秒4も同舞台の前走から0秒9短縮した。完璧な内容に、松永幹調教師は胸を張った。
「時計も、上がりもよかった。どうなってほしいというのは、今のところない。この状態で本番に向かえたらいい」
ラッキーライラックは父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレース、母の父フラワーアリー。栗毛の牝3歳。栗東・松永幹夫厩舎所属。戦績4戦4勝。獲得賞金1億5554万8000円。重賞は2017年G3アルテミスS、G1阪神JFに次いで3勝目。チューリップ賞は松永幹夫調教師、石橋脩騎手ともに初勝利。
-----
ラッキーライラックの強さは疑いようがない。
今年からG2に昇格したチューリップ賞は、そう思わせるのに十分すぎる内容でした。
1000m通過が59.5秒の流れを離れた3番手でピタリと折り合い、直線満を持して追われると上りが最速の3F33.3秒。 後続をアッサリ2馬身突き放す余裕のゴールには、全く付け入るスキがありませんでした。
ここまで強いとあえてケチをつける必要もないのですが、本番に向けてのアラさがしという意味では、競馬の内容が“楽勝過ぎた”ということぐらい。 厳しい流れになりがちな本番でも同じ競馬が出来るか?と言いたいところですが、馬体重プラス10kgと本番を見据えた仕上げでの勝利ですから、むしろ上積みが見込めそうで…。
後方に控えて末脚に賭けたレッドランディーニ(5着)の浜中騎手も、「出たなりでじっくりと運びました。最後も頑張ってくれていますが、上位3頭は強いですね」(スポーツ報知)と脱帽気味に仰ってますしねぇ…。
距離延びてどうなるかは未知数ながら、『マイルではお手上げ』というムードが漂うのも致し方ないところでしょうか。
ところで、オルフェーヴル産駒ってどうなんでしょうね。
ロードカナロアが想像以上と言って良い成功をしているのに対し、オルフェ産駒は全体的には必ずしも成功しているとは言い難い、少なくともアベレージを稼ぐ種牡馬ではない、というのがここまでの評価ではないかと思います。
もっともその中でラッキーライラックのような馬を出すあたり、気まぐれと言うかハマればデカいと言うか、オルフェーヴルの現役時代のイメージが重なってくるのが面白いです。
ちなみにラッキーライラックは母父Flower Alley( Flower AlleyはMr. Prospector(フォーティナイナー)系Distorted Humorの仔)で、母母父はSeattle Slew、さらに母母母父がAlydarという、バリバリのアメリカンだけど底力だって半端じゃないですよ、という血統。
同じアメリカ血統の母ストレイキャットから生まれたロックディスタウン(母父Storm Cat、母母父マイニング、母母母父Clever Trick)との共通点は、母系にMr. Prospectorがあることですが、今のところ、そもそも成功例と呼べる産駒がそれほど多くなく、これか決め手と言うほどの自信はないですかねぇ(^_^;
ただまあ、あすなろ賞を勝ったエポカドーロの母父はフォーティナイナーですし、『“母系にMr. Prospectorを持つ産駒”に注目する』という程度であれば、これはソコソコ以上に説得力があると思います。
■3/3阪神11R チューリップ賞(3歳牝・G2・芝1600m)・良
さて、実はここからが本題なのですが… (^^ゞ
一部で話題と注目を集めているクレッシェンドラヴの半妹、ハイアーラヴ'17の血統表がコチラです。
パッと見では、Mr. Prospectorやフォーティナイナーどころか、そもそも母系はヨーロピアンムード満載で。。
少なくともラッキーライラックやロックディスタウンと似た配合、とは言いにくい血統構成だと思います。
クレッシェンドラヴが出世しそうなこと、オルフェ産駒として(意外にも?)牝馬に大モノが出たことなどを考えると、頑張れば手が届くであろうオルフェ産駒のハイアーラヴ'17には期待をしたいところですが。。
まあ、私が今悩んでも仕方がありませんので、血統評価に関しては竹内さんの解説を待つことにしましょう(^^ゞ
それに、まだ1歳の17年産馬は、とにかく元気に走り回るのが仕事ですからね。
自分がクラブで募集されるかどうか、その時に一体いくらのお値段がつくのかなど、そういう下世話なことは気にせずに、思い切り遊んでバリバリ食べて、秋口頃に成長した姿を見せてもらえればと思います。
そして、その時までにヨーロッパ血統の母とオルフェーヴルの成功例が出ていることを期待したいと思います(^^)
>1歳の17年産馬は、とにかく元気に走り回るのが仕事
元気を通り越しているようですけど(≧▽≦)
H尾さん、もっとオルフェーヴルにすれば良いのに…。
17年産はプッツンらしいですからね(^^;)
H尾的には、オルフェさんはリスクが大きいと思っているのかもしれません。
個人的には、スイートマカロンにオルフェなら買いだと思います(^^)