【サウジC】主催者が出走想定馬14頭を発表、日本馬6頭、米国はバファート厩舎の2頭:極ウマ・プレミアム
25日にサウジアラビアで行われるサウジC(G1、ダート1800メートル、キングアブドゥルアジーズ)の出走想定馬を10日、主催者が発表した。フルゲートは14頭。
日本馬はカフェファラオ、クラウンプライド、ジオグリフ、ジュンライトボルト、パンサラッサ、ヴァンドギャルドの6頭。調教国別では最多になる。
米国からは名門ボブ・バファート厩舎のカントリーグラマーとテイバの2頭が出走予定。欧州からは英国の5歳牝馬サフロンビーチ(21年サンチャリオットS、昨年ロートシルト賞などG1・2勝)のみが名前を連ねている。
UAEからはG2アル・マクトゥーム・チャレンジ・ラウンド2で3着だったリモースが出走の見込み。地元サウジ勢は昨年覇者エンブレムロード、前哨戦の二聖モスクの守護者杯を制した良血スコットランドヤードなど4頭が予定されている。
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2/25 キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるG1・サウジカップの出走想定馬14頭の名前が出てきました。あくまで想定なので、最終確定はまだ先になるはずですが、ようやく相手の顔がハッキリ見えてきたと言いますか、これで益々本番に向けての雰囲気が盛り上がっていくだろうと思います。
ということで、すでに出走表明をしている日本調教馬6頭はさて置いて、改めて外国勢8頭のプロフィールをまとめておこうと思います。(正直、全然知らなかった馬もいますので…)
リモース:昨年のアルマクトゥームチャレンジラウンド3(G1)2着後に挑んだドバイWCは6着。重賞未勝利ですからここではやや格下の存在も、地元馬の一発は常に脅威。前走2/3メイダンのアルマクトゥームチャレンジラウンド2(G2)3着からの参戦。(UAEは同じ中東なので、一応、地元馬の扱いでイイんじゃないかと思ってます)
サフロンビーチ:一昨年のサンチャリオットステークス(G1)を勝ち、約半年ぶりの休み明けで挑んだドバイターフでは、パンサラッサ、ロードノース、ヴァンドギャルドに続く4着。その後、ロートシルト賞(G1)でG1・2勝目。昨年末にサウジアラビアのファイサル殿下に購入され、今回のサウジカップ挑戦となった。G1・2勝の実力馬ではあるものの、あくまで芝マイルを主戦場としてきた馬なので…。
エンブレムロード:昨年のサウジカップ勝ち馬。その後、欧州進出初戦となったヴィシー大賞(G3)では5着と振るわなかったが、1/13キングアブドゥルアジーズ競馬場の条件戦では62kgを背負って楽勝。サウジのダートで強さ健在を見せつけた。これまでの8勝全てをキングアブドゥルアジーズ競馬場で挙げているという、まさに地元の雄。
サンセットフラッシュ:目立った重賞実績はなく、昨年のリヤドダートスプリント(G3)ではダンシングプリンスの5着。主に1200~1600mを使われてきた馬で、『地元馬は常に脅威』といってもさすがにここではどうなんでしょう…。
スコットランドヤード:地元の伏兵という意味で、最も不気味なのはこの馬かもしれません。1/14に(昨年エンブレムロードが勝った)キングファイサルカップ(ローカルG1)を制し、さらに1/28にサウジカップの前哨戦・二聖モスクの守護者カップ(ローカルG1)を10馬身以上千切って優勝。世界レベルでの実力は未知数ながら、昨年の二聖モスクの守護者カップ勝ち馬(メイキングミラクルズ)が本番で4着だったことを考えると、あまり侮れない気がしてきます。
ラゲルタライム:実は、この馬に関する情報がほとんどありません。数合わせの地元馬だと割り切ってしまえば良いのでしょうが、果たして本当にそうかどうか。。まあ、気にしても分からないものは分からないのでアレですね。。(^^;)
カントリーグラマー:昨年のサウジカップでエンブレムロードの2着、直後のドバイワールドカップを優勝。中東ダートでの実績があり、昨年も4戦1勝2着3回(近8走連続連対中)と安定して力を出せる強豪馬。12/26のサンアントニオステークス(G2)を勝ってここに向かうローテは9ヶ月ぶりだった昨年以上で、順当なら上位必至の存在。
テイバ:レーティング最上位、最も勝利に近いと目されている米国馬。昨年はケンタッキーダービーこそ12着に敗れたものの、サンタアニタダービー(G1)、 ペンシルベニアダービー(G1)と1800mのG1を2勝。12/26のマリブステークス(G1)も勝ってG1・3勝目を挙げています。ただですねぇ、個人的にはフライトラインの3着だったBCクラシックの内容が微妙だと思っていまして、何と言いますか、最初からフライトラインに勝つ気なんてなかったんじゃないかと…。逆に、果敢に逃げて勝負に行ったライフイズグッドが素晴らしかっただけに、何となくこの馬が本当に強いと思えなかったりしています(^^ゞ
外国馬の(一部主観入り(^^ゞ)プロフィールは以上です。
ところで、残念ながら(?)サウジカップは日本での馬券発売がありませんので、今回のレースは予想的中云々を抜きにして、純粋にパンサラッサや日本馬たちを応援することになるわけです。そう考えると、やはりパンサラッサには自らの持ち味を活かす競馬、相手が強くても臆せず勝ちをとりにいく、応援し甲斐のあるレースを見せて欲しいです。
例えば天皇賞で見せたような、周りの馬に関係なく、ただひた向きにゴールだけをめざす素晴らしい走り、海外ダート競馬で言うなら、BCクラシックでライフイズグッドがフライトライン相手に勝負を挑んだレース、ああいうレースが見られたら、多少の着順上下なんてどうでもイイんじゃないかと思っています。(あくまで今は…ですけれど)
まあ、外国馬のプロフィールを見る限りでは、やはりテイバ、カントリーグラマー、エンブレムロード、スコットランドヤード、そして日本馬たちが強敵なのでしょうが、意外に何とかなっちゃうような気もしています(^^ゞ
The Saudi Cup 2023 (G1), 𝒚𝒐𝒖𝒓 𝒕𝒉𝒐𝒖𝒈𝒉𝒕𝒔?
— The Saudi Cup (@thesaudicup) February 10, 2023
𝟮𝟰-𝟮𝟱 𝗙𝗲𝗯 | #TheSaudiCup🏆 pic.twitter.com/8octDIkIiS
サウジカップ 出走予定馬
— netkeiba (@netkeiba) February 11, 2023
🇦🇪リモース
🇬🇧サフロンビーチ
🇯🇵ヴァンドギャルド
🇯🇵カフェファラオ
🇯🇵クラウンプライド
🇯🇵ジオグリフ
🇯🇵ジュンライトボルト
🇯🇵パンサラッサ
🇸🇦エンブレムロード
🇸🇦サンセットフラッシュ
🇸🇦スコットランドヤード
🇸🇦ラゲルタライム
🇺🇸カントリーグラマー
🇺🇸テイバ
一気に展開を読む気がなくなりました(笑)
ただ今回は米国馬が追いかけるでしょうし、天皇賞のような大逃げにはならないのかな。そうなればかえって消耗戦に持ち込みやすいので歓迎ですね。
もちろんそうなっても世界は広いという結果もあり得ますが、それはそれで国際レースらしくて良いということで。
そうなんです、馬券は売らないみたいです。
(さすがに日本時間午前2時頃のレースだからかな?)
確かに福島記念や中山記念みたいな、前半突かれるぐらいのイメージが良いかもしれませんね。
いずれにしても楽しみしかありません(^^)
うーむ、各国は少数先鋭かなぁ?
日本馬が多すぎて…
JRA様も日曜早朝に営業しちゃうと、本業に差し障るんですかね…
おはようございます!
これまでに比べて、今年の日本馬の多さは特別ですね。
これからは毎年こうなるのかなぁ…
フェブラリーSが可哀相です(^^;)
シレっと勝てちゃったら最高っす!(^^)
JRA様はどうなんでしょうね。。
深夜営業だと、あまり売り上げが見込めないのかもしれませんね(^^;)
業界人の私としては、気になるお名前です(^.^)
リモース…
業界人じゃなくても、何となく気になる語感です。
ザギンでシースーみたいにバシッとハマっていないのがまた何とも(^^;)