【サンスポ賞フローラS】アドマイヤベルが力強い末脚で差し切る!重賞初Vでいざ樫の舞台へ:サンスポZBAT!
(サンケイスポーツ賞フローラステークス、2024年4月21日 15:45、G2、東京11R、芝・左2000m)
第59回サンケイスポーツ賞フローラステークス(G2、3歳オープン、芝2000m、牝馬)は、横山武史騎手の2番人気アドマイヤベル(美浦・加藤征弘厩舎)が上々のスタートから道中は中団馬群を追走すると、直線で力強い末脚で前を差し切りV。半姉に2017年のヴィクトリアマイル優勝馬アドマイヤリード(父ステイゴールド)がいる良血馬が、初の重賞タイトルを手にした。タイムは1分59秒0(良)。
1馬身差の2着にはラヴァンダ(6番人気)が入り、上位2頭がオークス(5月19日、東京、G1、芝2400m)の優先出走権を獲得。ラヴァンダからさらに1馬身1/4遅れた3着にカニキュル(4番人気)が入り、1番人気のバロネッサは7着に敗れた。
アドマイヤベルは、父スワーヴリチャード、母ベルアリュール2、母の父Numerousという血統。通算成績は4戦2勝。重賞は初勝利。加藤征弘調教師はサンスポ賞フローラS初勝利、横山武史騎手は20年ウインマリリンに次いで2勝目。
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勝ったアドマイヤベルは3戦1勝の戦績ながら(今日が4戦目)、今までに先着されているのは(皐月賞4着のアーバンシックなど)すべて牡馬で、まだ牝馬には一度も負けていませんでしたからね。
これまで1800、2000、2000mと使ってきただけあって今日も先行勢の後ろ、中団前目できちんと折り合っていましたし、ソツの無い競馬で堂々と抜け出した勝ちっぷりを考えると、さらに距離が延びるオークスでも楽しみがありそうです。
そのアドマイヤベルを抑えて1番人気に推されたバロネッサは最内枠が響いたのか、道中でやや力んだ走りになって直線で全く伸びませんでした。ただ、全体的にまだこれからの馬といった印象ですし、ロードカナロア×オルフェーヴルですからきっとこれから良くなっていくのでしょう。(長い目で見て大事に使ってあげたいタイプ?)
ということで、改めてアドマイヤベルの血統を見ていたら、母系がミスプロ系Numerous×ゼダーン系Kenmare×ネヴァーベンド系Irish Riverとなっていて、何だか昨日福島牝馬Sを勝ったコスタボニータに共通するところがありました。
まあ、アドマイヤベルは父が社台SS激推しのスワーヴリチャードなので、『流行血統』という意味ではこちらが勝っていますし、この血統の馬を今から買うとかなりお高くなりそうですが、それはさて置き、昨日、今日の重賞を見て、遠い昔に母系のIrish Riverを求めてマカハに出資をしたことを思い出してしまいました(^^ゞ
**2024/4/21東京11R フローラステークス(牝/G2/芝2000m)・良**
サンケイスポーツ賞フローラステークス【2024年4月21日東京11R】:競馬ラボ
確かにレースレベル的にはちょっと微妙かもしれませんねぇ…
まあ、アドマイヤベル陣営にとっては、勝ちい切れたことが大きいでしょう。これからの馬という雰囲気がプンプンですし。
血統については、私もノーザンファームっぽくないなと思いました。
そして、どんな血統の馬でも型通りに走らせちゃうのはある種の暴力かもしれません(^^;)
バロネッサは気性の問題なのか明らかに凡走。まったく力を出していないし、クリスマスパレードは調教のわりに馬体が減ってしかも外枠から脚を使わされていた感じ。カニキュルは最後に何とか3着まで上がったけれど外枠が災いして踏み遅れました。
他の人気馬が凡走すればアドマイヤベルがやはり有利なわけで、当たり前のように勝ちました(笑)
確かにコスタボニータと似たような血統構成の母系ですね。こういう欧州系は社台ファームっぽいのですが、この馬はノーザンファームなんですね。この母系からステイゴールドでマイルG1馬を出してしまうところがスゴイというか不思議というか(笑)