@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

ブランチ@Zopf

2007-11-11 23:03:12 | そとごはん
最近、いろいろありまして更新が進まないでおりますが…
先々週なぞは3日間びっちりパン屋さんめぐりなどしておりました。
それはまたぼちぼちUPするとして…、
本日、以前1回だけ行った北小金にある日本一のパン屋さん「Zopf」(ツォップ)へ
初めてゴハンを食べに行ってまいりました~。

前回はパンだけ買って、特別これといった印象を持たず、
なかなかリピートすることがなかったのですが、
「Zopfはカフェがスゴイらしい!」という巷のウワサを確認すべく
その有名なモーニングを目指そうと思い立ったのでございました。

…が、しかしモーニングは7時~10時まで。
案の定のんびり夫婦な私たちは間に合わず
結局10時からのお食事メニューにトライすることに。

パン屋さんの前は相変わらず大行列!!
その脇の細い階段を昇ると、アンティークな雰囲気満点の空間。
ちょっと暗めの照明がこれから出されるお食事にさらに期待を持たせてくれる

チョイスしたのは本日のオススメ。



チキンソテー、レバーソース添え
レンズ豆のスープ
お野菜プレート(ニンジンサラダ&さつまいもサラダなど)
パン盛り合わせ



追加セットで、
オレンジのパウンドケーキ
こだわりのコーヒー

これが…これが…どれもすべて…

美味しーい

初回「印象ない」なんていって言ってゴメンナサイ
こうしてカフェでここのパンにぴったり相性が合うように作られたお料理、
抜群の状態でサーヴされるパンたち、
そしてこの雰囲気、
すべてパンに対する愛情から生まれたサービスなんだなぁと実感

すごく勉強になったのは、
テイクアウトのパンはあくまでもお店から一歩出た時点で、
消費者の管理にかかってくるので、
それでは作り手側からはそれ以上責任を持つことができません…。
ですが、こうしてカフェで一番おいしい状態やおいしい組み合わせを提案することによって、
消費者もどんどん貪欲にその「おいしい」に迫れるような気がするのです。

Zopfはあくまでも住宅街の小さな街のパン屋さん。
その姿勢は素朴だけど、こだわりの強い勢いを感じることができました。
いつまでもこのスタイルで小規模に「美味しい」を守り続けてほしいな

ちなみにウチからZopfまでは車で20分くらい…。
こんなに気に入ってしまったのでしばらく通いそうです
次回は早起きして朝ごはん食べに行かなきゃ!!

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フランス地方菓子の旅4

2007-11-07 23:05:16 | フランス地方菓子の旅


「ブリオッシュ・ド・サン・ジェニ」

サヴォワ地方シャベリー近くの街サン・ジェニ・シュル・ギエールのブリオッシュ。
お名前の通り、卵とバターがたっぷり入ったリッチなパン。
中にリヨン近郊名物であるプラリネルージュが忍ばせてあります。
私が初めてこのパンに出会ったのは、2年前行ったルーアンの製パン学校で。
真っ赤なプラリネをザラザラーっと渡され、
ワケもわからぬまま作ったのが最初のことでした。

フワフワブリオッシュに、甘くてカリカリしたアーモンド、
そしてなんといってもその見た目に心奪われる魅力的なこのパン・・・、
その夏2度目のリヨンを旅したとき、改めてパン屋さんお菓子屋さんをのぞくと、
どこもかしこもこの真っ赤なプラリネを使用したパンやタルトばかり!!

リヨンの人々はこの真っ赤を愛してやまないのでしょうね

プラリネルージュは生アーモンドに少しずつ砂糖衣をまとわせていく
まさに金平糖と同じ手間のかかる作業・・・今回は市販のものではなく、
Hシェフお手製のプラリネを使っての実習だったのでとっても美味!
あんまり美味しいので巨大なこのパンもあっという間になくなっちゃいました~



もうひとつは…「スイス」というお菓子。
なんとも可愛らしい人型のこのお菓子は、
14世紀初頭ローマ法王庁がローマから南仏アヴィニヨンへ移転された際、
法王庁宮殿を護衛するスイス衛兵を模ったものだそう。

ちなみにこの歴史的出来事は有名な「アヴィニヨン捕囚」でしたねー
フランス王とローマ法王庁の対立により1309年教皇クレメンス5世が
アヴィニョンに滞在することとなり、以後1377年にグレゴリウス11世が
ローマに戻るまでアヴィニヨンは事実上「キリスト教界の首都」となり
栄華を極めることとなりました。(うーん世界史懐かしいっ

お城を守る兵隊さんもお菓子になっちゃえば、おもちゃの兵隊みたいでキュート
さて皆さんならどの部分から食べちゃいますか??
お粉多めのサブレ、中にはオレンジピールがぎっちり入ってまぁす

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