@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

うるるん!仏人家庭訪問!

2005-10-05 04:43:15 | 生活/Paris2005
先日大変貴重な体験をしてまいりました。

最近登場した例の仏人・ジョエル氏にお夕食会にお招きいただいたのです!
ジョエル氏は、いつも突然のお誘い。。。
きっと彼は彼の中で、どうしたら最高のもてなしなんだろうか?・・・と
常に考えてらして、本当にびっくりするくらい親切にしてくださるのです。
本当は義姉の同僚であるMちゃんのお知り合いというだけなのに、
一緒に滞在しいる私の家族(母&姉)までお誘いくださいました。

さてさて、なんせ初めての仏人一般家庭訪問。
なんだか噂や本や話では聞いたことはあるけれど、
訪問するにあたってのマナーはどうなってるのかしらと、緊張感いっぱい。
まずは、手土産を・・・と思い、あれこれ。。。
よく言われているのが、お花・ショコラ・マカロン・ワイン。
とは言っても、甘いものがお好きかどうかも分からないし、
失礼にあたっても困るし、悩みましたが、
結局いつでもつまめるように、ボンボンショコラの詰め合わせにしてみました。
選んだのは、やはり仏人にも人気度NO,1のメゾン・デュ・ショコラ。
ここのショコラ、口どけが最高になめらかで美味しくて、他と食べ比べても、
やっぱりNO,1なんです。

さ、お約束の時間は19時。
15区のVaugirardという駅を降りると、雰囲気のいい公園があり、
カフェがあって、私の住んでいる5区とはまた違った、
とても住みやすそうな住宅街。
ジョエル氏には、証券マンのオリビエ・言語療養士のオーレリーの
二人の息子・娘さんがいらっしゃって、二人とも独身ですが、
すでに独立してお住まいなんだそうで、、、今はマダムと二人で
エッフェル塔が見える比較的新しい(といっても築40年)アパルトマンの7Fに
お住まいなのです。

ハイテクな(!)アパルトマンの呼び鈴を鳴らすと、明るいマダムの声。
すぐにジョエル氏が迎えに来てくれ、7Fまで一緒に。
ワンフロアーに4世帯あるそう。
初めて会うマダム・マリーマドレーヌ(というお名前)は、
華奢でとっても素敵な微笑みをされる可愛らしいマダムでした。

ジョエル氏に席を誘導され、それぞれ指定席へ。
パパが中国人ということでなのか、お部屋のインテリアは、とってもオリエンタル!
テーブルコーディネートもランチョンマットもコムシノワ。
まずは、アペリティフを・・・と4種類のリキュールを紹介してくださり、
それぞれチョイス。
彼は、特別トディショネルというわけではないけれど、
これが一般的な仏人家庭のおもてなし、というスタイルを
みんなに紹介したいとのことで、全て丁寧に説明してくれるのです。

そして、アペリティフを飲みながら、アミューズブッシュとして
3種類のカナッペをいただく。
そこへ、アツアツの前菜・グラタンのパイ包みが。
前もってデカンタージュされていた赤ワインもサービスされて、
気分はすっかりレストランにいるような。
そして、ジョエル氏は5人のジャポネーゼを意識してくれたのか、
煎茶ベースにサクラの香りづけをしたフレーバーティーも素敵な中国茶器で
出してくれ、全てがいたれりつくせり!

メインはトマトファルシに付け合せのラタテュイユ・そしてまたまた、
お気遣いの嬉しいRIZ(米)です!
もちろんバゲットも用意してくれ、なんと気の遣いよう。びっくりです。
最後はなんと、ジョエル氏手作りのタルトポワールショコラ。
お料理が好きというジョエル氏、今回も全て彼が準備してくださったようで、
まさかデザートまで、彼の手作りとは。。。
なんと仏人男性の夫を持つとこんなに利点があるのかしらと、
思ってしまうくらいのパーフェクトぶり。
いやいや、きっとどんなに探してもいないよね。。。

そしてさらにシャンパンまで開けてくださり、再びサルーテ!
お土産のボンボンショコラも並び、マダムはすっかりショコラでご機嫌のご様子。。。
やったー!やっぱり仏人はチョコ好きなんだ。

話もなんとかつたない私の通訳(!?)で盛り上がり、
気づくと23:30に!
あっという間の仏人家庭訪問、すっかりジョエル夫妻のお人柄に魅了され、
とても楽しい貴重な時間を過ごすことができました。
うーん、これぞまさに生きたフランス生活体験・そして私にとっても
生きたフランス語会話が学べた「うるるん」な一日でした。

パリでヘアカット!

2005-10-02 07:35:33 | 生活/Paris2005
最近、なんだか慌しい生活で過ぎた日のことをすでに思い出せない
記憶欠乏症(?)みたいになってます・・・。いけません。

そういえば先日やっとの思いで、美容室に行ってきました。
ものすごい体験でした。
フランス的美容室体験はルーアン滞在のとき、クラスメートから
聞く限り恐ろしすぎて、とても勇気が出ず、
今の今まで門を叩くことが出来ずにいました。・・・が、
聞いてたよりひどくはなかったけど、
さすがラテンで個人主義のお国でございます。
大胆・ダイナミック・アバウトー!!!(思いつく単語を並べてみた)
カルチャーショーック!

その日は朝、先述の銀行に朝9時に行き、返金してもらって
北マレをぶらぶら、偶然見つけたブティックのお洋服が
私のハートを撃ち抜いたので、パリに来て初くらいたくさん洋服を
買ってしまった。全て今年モードだという大好きなグリーン色。
姉いわく、ピーターパンみたい。だって。ひどくない?

その後、さらにマレをぶらぶら。紅茶屋寄って、ランチ食べて、、、
そこからです。急に「あぁああ、髪切りたーい!」症候群がむくむく。
居てもたっても居られず、以前語学学校の先生で24歳のパリジェンヌが
教えてくれた美容室、Etienne Marcel駅近くの「TONY & GUY」を探すことに・・・。
でも、その先生「超お薦めー!」と言うけど彼女のヘアスタイル、
プチパンクなのよね。すごい不安。
ちなみにEtienne Marcelは、東京でいう渋谷・原宿みたいな
ヤングが集う街でございますから、トレンド的には間違いないでしょう、と。

さて、人に薦められといてその通りに従わないのが私・・・。
結局そのお店はチェーン店だし、大きくて日本人の美容師さんも多く
安心だろうけど、なんかムショウにパリ人のエスプリを味わいたくなり
その斜め向かいにあった、すっごい小さな「3D」という美容室に
目が行ってしまったのです。
だって、そこ次から次へと人が入っていき、なんだか地元っぽい感じで
おしゃれな感じがしたんだもの。
とりあえず「予約いりますかー?」って聞いたら「今日なら16:30においで」
って言うので2時間ほどグランパレなど見学してヒマつぶしして、再び参上した。

「あのぉー、予約したんだけど・・・」
「はいよ、こっちおいでー」
「何する?カット?どんな感じ?」
「うん、前下がりのボブ。うしろ軽くして」
「ま、とりあえず髪洗うから。」
と、まあこんな感じで雑なケープをぱさっと羽負わされ、
たいしてリクライニングもしない洗髪台に頭を縦めにのせ(?)
ジャバー!シャンプー、だらだらーっ。
耳の中までいろんなものがジャバジャバ入ってきて、「ひ、ひぇー」
そして、かるーくシャバシャバゆすいでタオルでポンポン♪

「あい、おわりー。あっち行って。」
って、まだ水が首筋通って滴り落ちてるし!
もっとちゃんと拭いてよー。

そして、割と年齢がいい感じのオシャレなおにーさんが担当ついてくれ
「前いつ切ったの?」
「3ヶ月前」
「ふーん、OK!」
そこから、恐怖体験のはじまり。。。
ま、そこまでひどくはないですけど、一応ちゃんとヘアピンでブロック分け
してくれて裾のほうから切ってはくれました。
でも、そのすき方がすごいの。
どう見てもテキトーとしか思えない大胆不敵なはさみの入れ方。
大量に掃き出される私の大切な髪の毛。
あ、あ、あ、ショートじゃないのよ。ボブなのよ。。。

「んじゃ、一応終わりね。あと乾かしてからまた整えるから」
といって、これまたテキトーにブロウされ、
手にしたのがどう見てもバリカンっぽいもの!
「いやいやー、それだけはやめて!!」と拒否して免れた。
もしかしたらバリカンタイプのすきバサミだったのかもしれないけど
未知なる国でそこまで冒険はしたくありませんでした。はい。

「あ、そう?んじゃ終わりね。またね!」
とヘアクリームも何もセットされず、鏡を見たら
洗いざらしのプチパンクな仕上がり・・・。
やっぱり!
この辺りのトレンドはパンクだったんだ。
でも、悪くない。それなりにまとまってるし。。。

エレガントでコマダム的な理想像とは程遠いヤングな仕上がりで、
心なしか気分も軽く、何故か満足気に足早に歩くワタクシでありました。
たまには想像できない自分に出会うことも大切ということかしら。
とても貴重な体験でした。
ちなみにお値段は24歳ということにしたらちょっぴり安くしてくれて←サギ氏。
26ユーロ+チップ2ユーロの計28ユーロなり。

その後、乾ききってない頭でパリの冷たい夜風にあたった為、
ひどく風邪を引いてしまうことに。。。
やっぱりオチは付きもなのね、もう!

パリジャンとデート

2005-10-01 10:01:07 | 生活/Paris2005
今週土曜から夫の姉とそのお友達がパリに遊びにやって来ます。
そこで、そのお友達が以前パリである事故に遭い、助けてくれた紳士と
今も交流をもってらっしゃって、今回はその紳士のアパートにステイさせてもらう
とのこと。

それが、その連絡が言葉が通じず、なかなかうまくいかなくて
大変な混乱を招いているということだった。。。
そこである日、私の携帯に突然電話が掛かってきた。
「アロー、セ モワ ジョエル!」
唐突の電話でびっくりしましたが、とにかく会いたい、とのことで
急遽うちのアパートの近くのカフェでお話しすることに。

ジョエルさんはパパが中国の方でママがフランスの方、そしてパリ生まれの
パリジャン、60歳の素敵な紳士でした。
パリに来ていろんな人と交流をもつ機会が増えたものの、
なんだか難しい話で誤解が生じないよう、
ジョエル氏はゆっくりゆっくり分かりやすいフランス語を話してくれ、
私は辞書を引き引き、たどたどしいフランス語で会話をすること1時間。

何度も確認し、分かったことは、
彼の今住んでるアパートには一人しか泊まれないということ。
もう一つアパートを持ってるけど、そこは家具がないから
一度一緒に見てもらって、泊まれるかどうか決めて、ということ。

そして、空港に車で一緒に義姉たちを迎えに行くということ。

というわけで、その翌日もジョエル氏と待ち合わせすることに・・・。
今パリで最もホット(!)な界隈、北マレ地区に以前お住まいだった
アパートを所有されているということで、駅で待ち合わせ。
その前に母がキャッシュディスペンサーで現金を引き出したら、
全て10ユーロで出てきて、全部取りきれないうちに中に戻ってしまうという
信じられないハプニングが!!

そこへ登場したジョエル氏に一部始終を説明。
親切で本当に心優しい彼は、
「今は銀行が閉まってるから明朝9時にここに来て。言ってみよう!」
とおっしゃってくれました。もう諦める覚悟だったけどありがたい・・・。

それから、アパートを見学。
素晴らしい!建物は17世紀のものと相当古いというのに、
(そもそもマレ自体歴史的建造物だらけで国の保存指定だらけ)
綺麗に保存され、日当たりも良く、しかも広い!
今は借り手がいないらしく、募集中だそう。

でも、ほんとに家具も何もなくがらんとした空き部屋。。。
ときどき息子さんが利用してるらしくクローゼットに
ベッドマットと布団一式と寝袋(!)が。
ちなみに息子さんは今フリーターで旅が趣味でパッカーらしい。
うーん、これでは滞在は無理じゃないかしら・・・。
ま、それは義姉たちに伝えて決めてもらいましょう。

カフェで、ジョエルさんのチベット旅行したお話など聞きながら
お茶をして別れた。とにかくお話好きなのね、パリジャンは。
やっぱり語学学校より勉強になるかも・・・。
話に興が乗ってくると早口になる傾向が、、、はい、勉強になります。

さて、またまた翌日。
同じ駅に9時集合、すぐに銀行に入り、一部始終をジョエル氏が銀行のおばさまに説明。
そして、おばさまがジョエル氏に超早口で応対。
そして、ジョエル氏が私にゆっくりフランス語で説明・・・。
なんだ、この会話形態は・・・。
おばさまも不思議そうな顔。そりゃそうよね、なんの通訳だっつーの。
あとで「ゆっくりなら分かるの、早いと聞き取れないの」と言ったら
笑ってました。は、恥ずかしい。

そして待つこと1時間。
つかみきれなかったお金は10ユーロ札6枚。
もちろんそんな証明はなんにも出来ないけれど、一生懸命さが伝わったのか、
さっさと「はい、これ。サインして」って6枚差し出してくれた。
びっくり!完全に諦めてたのに、これも全てジョエル氏のおかげだわ。

なんだかんだこの3日間、連続してこの素敵なパリジャン・ジョエル氏に
お世話になりました。
明日はいよいよ義姉たちがやって来ます。
雨止むといいな・・・。








アメリごっこ

2005-10-01 09:17:00 | 生活/Paris2005
  

パリに来て、ようやくモンマルトルに。

パリでどこが好き?
と聞かれたら、そりゃーあり過ぎて困ってしまいますが、
やっぱりモンマルトルは大好き!と答えるでしょう。
だって、あの白亜のサクレ・クールは美しいし、あの丘から見るパリの街が
美しすぎて何時間居たって飽きないんですもの。

ガイドブックには夜はちょっと危険地帯、なんて書かれてるのが残念なくらい。
昔、ここに訪れたときお昼食べた生牡蠣が中ったようで、
ものすごい気分悪くなって、見学もママならず、
サクレ・クールの中で1時間ほど寝てしまった、悲しい思い出が。
もちろんそのリベンジも兼ねて、
そして前回逃した超おのぼり企画「アメリごっこ」もしっかり実行すべく、
行ってまいりました。大好きなモンマルトル。

赤い風車のあるムーランルージュを通り過ぎ、
アメリが働いてたカフェでブランチをとり、
観光客慣れした店員さんが写真を何枚も撮ってくれました。
っていうか、店内アメリ目的の客しかいませんでした。(笑)
映画のポスターの横で「はい。アメリスマイルー。」みたいな。
うん、いいぞ。調子乗ってきた!

ゴッホの家・二つの風車があるムーラン・ド・ラ・ギャレット・壁抜け男の彫刻・
たくさんの画家が集うテルトル広場を抜け、サクレ・クール聖堂へ。
階段には相変わらずたくさんの人々が座って、パリの街を眺めてる。
もうパリはすっかり秋で吹く風は冷たいけれど、
街は色づきいっそう美しく見えます。

やっぱり、この丘が大好き。
いくつもの路地があちこち入り乱れて、その路地裏はいろんな顔を見せる。
路地裏一つとっても絵になるくらい美しい。

この丘は芸術家と恋人同士が一番似合うんじゃないかしら、やっぱり。

インターナショナル・パリ!

2005-09-22 09:20:05 | 生活/Paris2005
パリって、さすがに多民族都市(?)なだけあって
街中ほんとにインターナショナルなんです。

なので、もちろんレストランも豊富でやっぱり移民の多い
イスラム系・ユダヤ系・北アフリカ系料理屋さんはたくさんあります。
有名なのがクスクスですね。
一回、ルーアンでいただきましたが、クスクスとそれにかけるお野菜スープは
なくなくなるとどんどん持ってきてくれるんです。
最初はイケル!と思って食してたら、お腹の中でクスクスが膨張して
気づいたら動けないくらいになってました。

ユダヤ系で有名なのがファラフェルですね。
これは特にマレ地区に集中してあって観光客にも大人気!
私もすでに2回食べてしまいました。
ファラフェルというのはひよこ豆の揚げ団子で、ピタのような生地に
酢漬けのキャベツや生野菜を押し込んで、セサミソースをたっぷり、
酢揚げナス・ファラフェルを盛りだくさんにのせたテイクアウトのいわゆるスナックです。
これがまた食べるのが難しくこぼさないようにお上品に立ち食いするのは
慣れと技がいりそうですが、、、周囲にファラフェルを手にした人々が
大勢いるので何も怖くありません。

他にも、うちの近く(カルチェ・ラタン)にはギリシャ・アルメニア・チベット・
レバノン・スペイン・インド・エジプト・韓国・中華・・・。
もちろん怪しげな日本料理屋もたくさんあります。
うちの裏の道をまっすぐ登っていくと、パリの胃袋と言われる市場通り、
ムフタール通りというところがあります。
そこにレストランや食材屋・常設市場・パン屋が集中してあるので、いつ行ってもとっても賑やか。
特に日曜の朝は音楽隊がいたり、みんなで歌を歌ってダンスをしてたり、本当に賑やかで、
カルチェラタンで生活している人々の活き活きした笑顔を見ることができます。
夜は夜でレストランに行く人々、バーやカフェに行く若者でまた違った雰囲気の賑わい。
とにかくパリは飽きないところです!

さて昨夜、私。そのムフタール通りの少し脇に入った韓国料理屋に
その店のスペシャリテが鶏の唐揚げというから、「からあげ~
と懐かしいあの日本の味を想像しながら意気揚々と入店いたしました。
すると、ドアのすぐ横のテーブルにコシノジュンコさんが!
そういえば来月パリコレでしたねー。
前に東京の青山でナポリピッツァ食べてたときもコシノジュンコさんに遭遇したことがあります。
どっちもすっごく小さい店なのでびっくり。。。
その韓国料理屋のお店のオーナーから、年に2回は必ず立ち寄られるとのこと。
うーん、庶民の味方ムフタール通り、おそるべし。

やっぱりパリにしばらく滞在するとアジア食事が恋しくなるんですね。
唐揚げは日本のものとは少し違いましたが、やはりアジアンテイストだったので
かなり満たされました。
やっぱり、インターナショナルでもアジアンテイスト万歳