マキペディア(発行人・牧野紀之)

本当の百科事典を考える

4氏の第一声

2009年06月20日 | タ行
     海野 徹(中立公正に県政運営)

 多くの人と県政を語り行政を執行するには、首長は中立公正で毅然(きぜん)とした態度でなければいけない。そういう思いから純粋無所属で県政運営を行うと決めた。

 4期16年の県政を振り返った時、県民と県庁の間の心の距離が広がってしまった。財政危機になり、百年に一度の経済不況も重なり生活危機に及んでしまった。何とか打破しなければ、静岡の将来はない。私は覚悟を決めて臨む。2期8年で実証してみせる。

 個人県民税の10%減税で140億円を皆さんのところに残し、消費を盛り上げる第一歩にしたい。一方、財政再建には知事報酬30%カットや職員給与を全国平均に並ばせることで200億円の財源をつくることができる。少ない負担で大きなサービスができる政治のリーダーを目指す。

     川勝 平太(静岡変え日本変える)

 我が思いは駿河湾より深く、我が志は富士山より高い。静岡を日本の理想郷にしていきたいと決意を新たにしている。

 今、日本には新しい風が吹いている。静岡では追い風だ。静岡を変えることは、日本を変えることになる。

 まず第1に行政改革。天下りや二重行政などの無駄を点検し、徹底的な行政改革を行う。そして、人材こそ宝。教育の改革を2番目の柱に据えた。第3に食と農の改革。この三つを同時並行的に、スピーディーにやっていく。4期16年などとんでもない。1期4年の間に全部やり抜く。

 これまでは学長室で「来る者は拒まず」「助力は惜しまず」「酬(むく)いは求めず」の3原則でやってきた。第1の原則を変えた。座して待ってはいない。私は現場に出て行く。

     平野 正義(県民主人公の県政に)

 県政を変えて欲しいという声に応えて立候補した。大事な点は、石川県政のどこをどう変えるか。私は三つの転換で県政を改革していく。

 第1に、国や大企業の言いなりではなく、県民が主人公の県政に転換していく。大企業優先の大型公共事業を、福祉や教育、医療など生活密着型の公共事業に変えていく。

 第2に、お金の使い方を変えていく。空前の無駄遣いをきっばりやめ、介護や子育てを応援する。静岡空港の搭乗率保証などは、中止していく。

 第3に、東海地震や浜岡原発などの危険から県民の命と安全を守る。危険なプルサーマル計画は許さない。小中学校では、倒壊の危険がある校舎や建物が53校残されているので、改修補強も進めていく。

     坂本 由紀子(豊かさ感じる政策を)

 すべての人が大切にされて評価され、自分の思いを実現できる社会。みんなが幸せを感じられる静岡をつくっていきたい。

 静岡は石川県政の元で経済的に豊かになった。今度は豊かさを県民一人ひとりに感じていただく政策を推進していきたい。

 医療と福祉の抜本的立て直し。どこにいても誰でも医療を受けられ、、生涯安心して支えてくれる福祉のネットをつくる。子供たちを育てているお母さん、お父さんをしっかり応援していく。

 景気が厳しい状況が続いているが、静岡県には底力がある。中小企業や商店街がにぎわう元気な地域にしたい。

 女性の目線で県政を変えていく。この30年、雇用問題をやってきた経験を生かして、若者が安定した仕事に就けるように応援する。

 (朝日、2009年06月19日)
コメント
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