マキペディア(発行人・牧野紀之)

本当の百科事典を考える

知事選2009(03、私の評価、その1)

2009年06月22日 | タ行
 評価の材料
 
 「人は言葉によってではなく、行動によって判断せよ」と言われています。しかし、言葉もその人を「それなりに」表していると思います。精神科医は患者の言葉を「そのまま受け取る」のではなく、「1つの症状」として判断材料にしています。個人の判断では皆、精神科医のように振舞うべきだと思います。

 従って、マニフェスト(言葉)を行動実績に基づいて解釈するという方法で考えます。

 評価の観点

 では、候補者の何を見るか。結婚相手を見るときでも、観点に順序を付けていると思います。今回の静岡県の知事選では、情報公開、官僚コントロール、教育改革、その他、という順序で考えていきます。

 2氏は論外

 さて、今回の立候補者は4人ですが、そのうち平野正義さんは、ネット上にマニフェストを発表していないと思います(もし、どこかに発表しているのが分かったら教えてください)。従って、論外とします。

 次に坂本由紀子さんのマニフェストは、印刷してきちんと読みましたが、全然具体性がありません。石川県政そっくりです。女性候補ということを少し強調していますが、「女性の管理職登用」と言っているだけです。数値目標を示していません。万事、この調子です。マニフェストとは言えません

 現在、県庁の副知事と部局長には女性がゼロです。「副知事を複数にして、男女半々にする」とか、「部局長及び課長の男女比率を6対4から4対6のあいだにする」と言うくらいでなければ、やる気があるとは認められません。

 かつての副知事時代も事実上「お飾り」だったと思います。今回も、万一当選しても「お飾り知事」になるだけでしょう。論外です。

 従って、実際の選択肢は海野徹さんか川勝平太さんか、ということになります。次回以降でこれを詳しく考えていく予定です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする