まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
たまにライヴや本の感想、中小企業診断士活動もアップします。

妖魔伝-レザレクション- 画皮2

2013-09-26 23:23:10 | 中国映画(は~わ行)

前作で人間に情けをかけた小唯(周迅ジョウ・シュン)は、氷地獄に500年もの間、閉じ込められていた。しかしわずかな好きに「彩雀」の妖魔、雀児(楊冪ヤン・ミー)の助力で脱出して人間になることに憧れながら逃げていた。

霍心将軍(陳坤チェン・クン)が守備につく辺境の城に、靖公主(趙薇ヴィッキー・チャオ)が訪れた。霍心はかつて公主の側に仕えていたが、自分と一緒にいたときに公主が熊に襲われて顔に大怪我を負った責任を感じ、公主の前から姿を消していた。

遊女として辺境の軍の宴会に潜入した小唯は、氷地獄を退けるほど熱い心を持つ公主に近づき、自ら心臓を差し出す機会を待ち続ける。霍心将軍を誘惑した後、「男は結局きれいな顔に魅かれるもの」と公主の顔の傷にちくちくと嫌味を言って、ついに小唯と公主は一晩皮を交換する。小唯の姿になった公主は霍心将軍と一夜を過ごし、自らの醜い顔の傷に絶望の度合いを深める。

天狼国への輿入れこちの途中でこの城に留まっていた公主だが、天狼国の大軍が城下に押し寄せたため、ついに天狼国へ行くことを決心する。その夜、小唯は公主に「私と入れ替わらないか?」と持ちかけて、公主は自ら心臓を差し出す。。。

相変わらず、周迅も趙薇もきれいです。趙薇が顔の右側を仮面で覆っていたのはきれいな顔が見られなくて残念だったけど、仮面の下の傷跡も想像を絶するほどひどいものじゃなかったなあ。あの時代は手の施しようがなかったとしても、現代の美容整形技術なら間違いなく何の痕もなくなっていることでしょう。特殊メイクの技術は発達しているのだから、もっとすごいものを想像していました。

前作では活躍の場面が多く主役級だった降魔師は、今回は話をつなぐためのチョイ役でしかありません。『レジェンド・オブ・トレジャー』にも出演していた楊冪が、妖魔になりかけの可愛らしい役柄をキュートに演じています。今回なにより迫力があったのは天狼国の面々。不気味なシャーマンや女王、奇々怪々な兵隊たちは、完全にファンタジー世界のダークサイドな雰囲気です。テレビゲームのRPGなんかの世界観にも似ているような。作り手がゲームで遊んだ世代でも当然だからでしょうか。

皮を脱ぐシーンは前作同様に相変わらずぞくっとする不気味さだけど、今回はお風呂の中だったので、セクシーさで少し救われた気がします。

公式サイトはこちら

7/7 シネマート六本木 夏の中華大傑作映画祭り
クリックで救える命がある。イーココロ!クリック募金投資信託

コールド・ウォー 寒戦』 10月公開!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿