逃亡するヤクザの恋人と、捜査のために身分を隠して彼女に接近する刑事、立場を超えて2人の関係が向かう先は。。。
殺人事件の容疑者、ジュンギル(パク・ソンウン)を追う刑事ジュゴン(キム・ナムギル)。ヤクザ絡みの事件だからか、その筋の社長と関わりつつ、ジュンギルの女であるヘギョン(チョン・ドヨン)に近づきジュンギルの情報を得ようとする。クラブのママをしながらジュンギルを待つヘギョンだが、寂しさからか不安からか深酒をすることもしばしば。
身分を隠して偽名で近づき、クラブで働くようになったジュゴンは、ヘギョンと肉体関係を持ち、ツケの回収に同行したり部屋で一緒に朝食を食べたりする仲になる。ヘギョンの心は揺れ動くが、逃走中のジュンギルが連絡をしてきて。。。
チョン・ドヨンが色っぽくてさすが!1973年生まれだから撮影の時は40歳くらいかな。頽廃的な大人の色気がむんむんと漂ってました。韓国映画のヤクザ、刑事ものといえば激しいバイオレンスシーンが定番。劇中でも自動車のバンパーで人の膝を壁に押し付けたり、警察官が容疑者をバットでガンガン殴ったり、痛い場面がそこかしこに。世界各国どこでもそうかもしれないけれど、警察とヤクザはバックが違うだけでやっていることは同じだなあと。
ヘギョンがヤク中の面倒を見ていたのは、やっぱり借金の返済のためでしょうか。女の情けに傾いた風を装いながら警察の任務を遂行するジュゴンの気持ちはどうなんでしょう。正義感で動いているわけでもなさそうだし、昔の無茶な捜査手法や離婚の原因など、いろいろと闇は深そうです。
公式サイトはこちら。
10/12 シネマート新宿
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます