まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
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全城戒備

2010-12-24 00:00:00 | 香港映画(あ~な行)

陳木勝(ベニー・チャン)監督、郭富城(アーロン・クォック)主演のSFアクション。

サーカス団の一員サニー(郭富城)は、一座のマレーシア公演で、旧日本軍の財宝を狙うおなじサーカス団のチャン(鄒兆龍コリン・チョウ)たちともに洞窟に入り、怪しげなガスを吸ってしまいます。それは旧日本軍が研究していた化学兵器で、吸った人間に超人的な力を与えるものでした。

香港へ帰る船から投げ出されたサニーは、なんとか陸地までたどり着き、人気キャスターのエンジェル(舒淇スー・チー)に自宅まで送ってもらいます。

香港の街中では、超人的な力を得たチャン一味が銀行強盗などを繰り返して大騒ぎとなっていた。一方、人質立て籠もり事件に遭遇したサニーは、警察が手出しできずに包囲を続ける中、サーカス仕込みのナイフ投げ技で、超人的な力で竹串を投げて犯人に的中、一躍人気者になります。

テレビキャスターの座を後輩に奪われたエンジェルは、サニーのマネージャーとしてCMやタレントの仕事を持ってきて、忙しい毎日を過ごす。一日だけ水分デブになったけれど翌日には元に戻ったサニーと違い、同じガスを吸ったチャン一味は外見の変貌に苦しみながら事件を起こし、警察と対峙します。

刑事の老頭(呉京ウー・ジン)と老太(張静初チャン・ジンチュー)はチャン一味を追うが、対決のなかで老太は命を落とす。エンジェルのファンだったチャンは、エンジェルを自分のものにしようとするが、サニーや老頭が立ちはだかり最後の決戦が始まる。。。

インビジブル・ターゲット』や『コネクテッド』のような陳木勝アクション満載ではないけれど、呉京の超人になった鄒兆龍相手のアクションシーンは切れがあり、郭富城もアクションを頑張っています。

極秘のガスを吸って超人的な怪力を得る、という少しSFチックな設定のせいか、お約束の爆発もいくつかあり、最後にトラックでのカーアクションもありますが、人間離れしたワイヤーアクションでの体の吹っ飛び方などが多くて、アクションシーンでの本気度が少し下がっていたのかもしれません。

郭富城と舒淇のロマンス、そして呉京と張静初のロマンスが並行して描かれますが、いかんせん音声が広東語で、北京語と英語の字幕だったから、セリフや登場人物の心情などの深い意味が汲み取れず、だいたいの雰囲気しかわかりませんでした。きっと日本公開はないでしょう。

12/5 CX450機内にて
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