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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1403- 古いフイルム・カメラ

2014-03-19 | hobby
 初めて社会人になった頃、学生には買えない高額なカメラを買ったのを思い出す。確か1959年に購入かも。実は、弟からのメールで知らせてきたのが思い出すきっかけ。日給月給で、確か日給230円、一年過ぎて月給になっても八千円程度なのに3万円も支払ったカメラだ。(4か月分の給料だ)

買った物は「50mmトプコールレンズ付」ライカマウントで、少し前はニッコール・レンズが付属していたらしい。シャツターが布製の幕が横滑りする構造で「カシャーン」と音がした後「カシャカシャ」と反動音がボデイに響くのと、メカニカル満載の軍艦の様なデザインが気に入り給料を手にしたら、と狙っていたカメラ。ライカが買えない人が、買ったのかも知れないが私は ライカよりもこの方がスマートで好きだった。

 ネットで調べると、製造はコピーライカカメラの企業で昭和光学と言っていた。戦前カメラは日本光学(ニコン)は海軍に、東京光学(トプコン)は陸軍に納める二大メーカーの中、1939年に創業したが 戦後1955年に社名をレオタックス・カメラに改称し1959年に倒産してしたらしい。高度成長期なのに、なぜと考えてしまうが社名を代えたのが不味かったのか、それとも技術頑固な方が 設計に陣取り合理化路線を拒絶していたのかも。

 永い間、山登りにも持ち歩き 使っていたのだが何処に忘れてしまったのか もう覚えていない。生産が終わり、既に半世紀を越えている今もカメラ屋さんの中古カメラの中に並べてあるのは知っていたがデジカメより高価。内部は老舗ライカにも見劣りしない堅牢な構造だったのでメカ好きにはたまらないのでみ飾るだけでも人気なのだろう。しかし、飾り物にするには高いので、最近カメラも古デザインに回帰しているので これでデジカメ化すれば 売れると思うが 責任は持てないけれど。


1401- リバース・エンジニアリング・レポート

2014-01-24 | hobby
 技術調査のために、製造物を分解する・・リバース・エジニアリングのブログが面白い。私も、今回の不要プリンターを廃棄の前に解体してみた。それで、興味深かった部分を見つけた・・インクジェツト・プリンターはノズルとインクポンプ部が重要箇所だと思う。5年前の製品だがインクを吸い込むポンプがそれ以前の物と比べて大幅に小型化していたのだ。シリコーン・チューブを回転カムで押し潰しインク・ノズルのクリーニングをする中心部がこれ。回転させると右から左へ、インクが勢い良く噴出した。
 

 その2 ・・スェーデンの家具メーカー IKEA、最近、蛍光灯をここのLED電球に交換してきた。国内メーカーよりも小形でリーズナブルで、良く売れている。電球色は特に良く、その理由は白と黄色の混成構造が理由だと判った。LEDは熱も低く紫外線も出さないので外灯に使うと虫が寄り付かないそうだ。1年経ち、多くを替えたが今の所は異常は無い。しかし、別のIKEAのハロゲン・スタンドの電球は時々、点滅するので原因を調べていると、同じ問題を調べているエンジニアがいた。価格を下げるため DC12Vの電球を抵抗で電圧を落とし半波交流のまま点灯していると。普通は交流を直流変換して点灯させる筈が、安いものにはダイナミックなアイデアでも、これは危険ではないのか・・・とんでもない商品もあるらしいので注意しよう。

 因みに、蛍光灯は気温により内部の水銀蒸気圧の変化により低温で暗くなったりチラツキが出る、その点 LED球はそれが無い。可視光線は波長が360nmから830nmで、360以下を紫外線、830以上を赤外線と言うそうだ。寿命は10年から20年と広告されているが・・実証はされていない。配線技術は、上でも照明デザインとか 照明の使い方はIKEAの展示を見ると北欧にはまだ距離がある気がする。



 その3 ・・Compact Disc CDメディア設計者のブログから。寿命は20年と言われ、発明は米国1975年、生産開始は1979年に独フイリップスと日本のSONYが生産開始した、つまり初期品は30年経過している。素材がアルミ板なので、書込み側に光って見えるアルミの酸化が 寿命を決めるらしい。実際には国産CDは比較的良いが、欧州産CDメディアの中には10年で周囲が読み出せなくなった物もあるらしい。古いCDは周囲に細かなひび割れとか、周辺の変色していたらダメらしい。当時、海外製CDは高級オーディオで調べると、無音領域にノイズが聞こえるものが多かったが、国産CDとレコード盤では無音が常識技術だったらしい。これらの国産品の製造技術は世界最高品質だったが、残念ながら今はフラッシュ・メモリ全盛で用済み技術になってしまった。右は、SONYの初代CDプレイヤー 当時は高価で羨望の商品だったらしい。



1401- プリンター更新

2014-01-22 | hobby
 最近はブログ更新は忘れた頃に・・となったが。今年の年賀状で、5年間愛用したキャノン・プリンターが不調となり、更新機に選んだブラザー・プリンターが届いた。初めてのブラザー機だが、人気機種は品薄らしく、通販価格も2ヶ月前の確認より3割アップしカラーの黒は2倍の価格。旧型の良い機種を探すと過去、人気機種はメーカーの標準価格の2-3倍で売買されているのにも驚いた。オープン価格と言う価格制度の逆の面なのかも知れない。

 低価格ショツプを選ぶとカラーは白しか在庫がなく、黒の在庫があるショツプは3割程高価で、多分白は不人気なのだろう。過去からプリンターはキャノン派だったのだが、インク自動クリーニングが頻繁になりインク消耗が多くなった、それと過去機種と比べてインク容量が小さくなって維持費が掛かる。ブラザー機はインクタンクが独自方式で大きく、低価格でもレーベル印刷も可能と言うのが今回、それを選んだ理由。

 ブラザーは、編み機・ミシンとか、業務用レーザー・プリンターが主と考えていたが、ホーム・プリンターにも最近注力し、海外ではその評価が高いらしい。価格も多機能品でも低価格で、維持費に関わるインクの容量が大きく しかも4色独立なので印刷品質に拘らなければ経済的だろう。内部構造も、良く出来ていて テスト印刷も上出来な画質。スキャナー・レーベル印刷機能もあり、重量も9.3Kgもあるのに通販価格 1万五千円。重さと価格で考えると例えば、米なら10Kg-五千円と比べ3倍程度の価格。

 小形モーターが4個も内蔵する超精密機器なのに・・・中国産とあり 考えられない様な低賃金労働なのだろう。安く買える事は良いのだが。現代はいつの間にか、欧米も含め身の回りが「made in china」になってしまった。遠い話だが、いつまでこんなアンバランスな世界経済が、続けられるのか不安にもなってしまう。



1401- ノートPCの修復

2014-01-15 | hobby
 先日、地域グループで使っているノートPCが 故障した・・と連絡を受ける。学区管理のホームページ確認用なので複数の委員数が動作確認して 直そうとしたが、OSが立ち上がらず画面が黒いままだと。OS-SEVEN発売時の機器で、寿命ではなくHDDの問題と思い自宅に持ち帰り調べる事にした。
 外傷は無く、HDD回転しているがロゴマークもカーソルも表示しない。メモリ内のBIOS画面は出せるのでHDDを最初に読み出すレジストリが書き換えられたらしい。原因推測としては、更新インストール・アプリインストールのシステム変更途中のPCシャットダウンとか、ウイルスが原因かも知れないが。

 ディスクトップ機なら、部品交換などして自分で直す自信はあるが、ノート修理の経験ではHDDがキーボードの下にあり、外すのに樹脂嵌め込み爪が折れて元に戻せなかった事がある。グループ財産機なので、購入時に作成するリカバリーディスクも作られていない。HDDに全くアクセス出来ないので購入店に依頼して修理しか無い。量販店には技術者はいないので多分、メーカー修理依頼になるだろうけど・・とこれで提言した。

 購入店から修理見積りする前にメーカの費用概算を調べた。HDDは6千円で購入できるので2万円位と推定したが、概算で5万円を越える修理費になるらしい。修理費・消耗品で利益を上げ風潮なのでお前もか・・と言いたいが修理基本料・時間人件費など判らない費用もある・・これならバーゲンの低価格ノートが悠々買える費用だ。

 改めて構造を調べるとHDDは外れる。早速ネットで検索しHDDを取り外し、別のPCの外付HDDとして認識させて見た。内部確認できたのでウイルス・スキャンと、クリーニングを施してから、再度ノートに戻すとOSが息を吹き返した。原因は判らずじまいだったが、先ずはめでたしと言う所。

 一日半掛かったが、この作業でいろいろ勉強になった。PC電源を入れると、最初にMBR(マスター・ブート・レコード)と言うHDDにある OS位置情報を読んでからレジストリにあるWindowsのプログラムを立ち上げるそうだ。従ってこのMBRの破損が原因だったらしい。修復する前に、HDD診断(HDD-SCAN)に掛けて故障箇所と原因を判明させようとしたが、あまりにも時間が掛かり一晩経っても終わらない様子なので途中で停止させた。結局、真の原因は判らず仕舞いで直ってしまったが。

 パソコンも順調な時は、便利だが突然のトラブルになり 修理費用を知ると 買ったほうが安いと言うパターン。車も、始業点検と言う「バッテリー水・冷却水・オイルレベル・タイヤ圧」などの毎日の「始業点検」も死語になりボンネットを開けているオーナーも見ることも少なくなった。多分今では、警告ランプだけでも修理工場に出されると思う。そこで以前に自作PCを作っていた知識を思い出した。別にリカバリー・ディスクが無くても OSインストールデイスクさえあればOSは使える筈だと。先生役になっているネットで調べると、同様の情報があった・・・データーは無くなるがPC復旧は出来るのだ。しかし、その辺りのメーカーサポートには何も無い・・修理・買い替えを誘導するメーカ手法と勘ぐってしまう。



1311- 古い電力積算計

2013-11-26 | hobby
 床下の保管していた、暖房機を夏に使っていた扇風機と入れ替えた時、奥にあった古い電力メーターを見つけた。昔、設備更新するとかで廃棄すると言うので譲り受けた物だが 各家庭に必ず設置されている長い付き合いの電力使用量を表すこの厳めしい機器の構造も「知っておいた方が良いかも・・・」とその時、多分考えたのだろう。埃を払って、ケースを取り外して見たが あんまりにも あっけない構造で面白味はないが・・・。


 上下に抜ける磁束変化でアルミ盤に生じる渦電流でトルクが発生し回転することを利用して電力量を計る・・フレミングの法則をそのまま利用している。


 動作原理の略図 1973年製。現在は、磁界の中にホール素子と言うセンサーを使ってデジタル表示される小型のメーターに変っているらしい。