✉ メールのように学生短歌を ✉
ケータイのメールをしながら、私はこれは短歌だと思うことがある。たぶんメールのように気軽に短歌を作っている若い人達が多いのではないか。大自然の歌よりコンビニの歌のほうが多くても、彼女や彼に話しかける歌ばかりでもいいのだ。そもそも短歌のはじまりはメールだったのだから。いま大学生短歌が盛んらしいが衰えないことを願っている。
3月1日に 「大学短歌バトル2015」があり13の大学が申し込んだ。後援・角川文化振興会など。特別ゲストは 佐佐木幸綱、穂村弘、小島ゆかり、小島なお、8大学の対抗試合。
早稲田大学短歌会 vs 大阪大学短歌会
立命館大学短歌会 vs 北海道大学短歌会
日本大学短歌会 vs 神戸大学短歌会
東北大学短歌会 vs 京都大学短歌会
判者(はんじゃ)=審判 方人(かたうど)=歌を提出する人 念人(おもいびと)=自陣の歌をほめ、敵陣の歌の欠点を指摘して議論を有利に導く。賞金は10万円。豪華色紙。
✿ 北海道大学が優勝
最優秀方人は工藤玲音
★ 雪の上に雪がまた降る 東北という一枚の大きなハガキ
3月23日の 朝日「短歌時評」で 東直子は 大学短歌バトル2015について
「大会の様子はインターネット動画サービス「ニコニコ生放送」で中継され、視聴者は約千七百人いたという。短歌への新しい層の参加者が確実に増えていることを裏付ける数字であると思う」 と述べている。
✉ メールでもいいのよ大学生短歌、大人になったばかりの歌を
3月25日 松井多絵子
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