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第四回佐藤佐太郎短歌賞の宴

2017-11-29 14:23:00 | 歌う
昨夜、「第四回佐藤佐太郎短歌賞」の授賞式と祝賀会に出席した。電飾に華やぐ神田の山の上ホテルへと歩きながら私を短歌に導いたのは佐太郎のような気がした。

💠 あぢさゐの藍のつゆけき花ありぬぬばたまの夜あかねす昼

佐太郎のこの歌はあじさいをさらに愛しい花に、そして私を短歌に導いたような気がする。

「佐太郎賞」は短歌と評論の両面で活躍する歌人のために現代短歌社が平成26年に創設した。選考委員は、秋葉四郎、大島史洋、小島ゆかり、永田和宏

第四回授賞は香川哲三氏 現在「歩道」選者、広島県歌人協会長、1948年生まれ、68年歩道短歌会に入会し佐藤佐太郎に師事。歌集「島韻」「赤雲「淡き光」「佐藤佐太郎全歌集各句索引」

選考委員の言葉

⚡秋葉四郎 佐太郎の作歌を「純粋短歌の世界」として追求し平明に解き明かした佐太郎短歌の金字塔として推薦する。

⚡大島史洋 五百ベ一ジを越す大冊である。佐太郎の短歌その背景に横たわっている生活について実に詳しく調べ、一首一首を丁寧に鑑賞している。

⚡永田和宏 「佐太郎短歌賞」も、第四回に至って、ようやく佐太郎にゆかりの受賞者を得ることになった。一人の敬愛する歌人への思い入れの深さ。何よりもまず、とことん一人の作家にほれ込んでみること。

香川哲夫さま 私からは紫陽花の花束をお贈りしたいのですが、来年の初夏までお待ちくださいますように。

第五回 現代短歌賞「戻れない旅」は明日書く予定です。