えくぼ

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日月真紀子は冬の向日葵

2015-11-14 09:21:55 | 歌う

            ✾ 日月真紀子は冬の向日葵 ✾

♦ 職業は主婦と応えて目を伏せる窓の向こうに向日葵の群れ  松井多絵子 

 日月真紀子という名を始めて知った。☀土曜朝刊beに彼女の上半身が、、。173㎝の長身、長い黒髪の48歳。ハーモニーレジデンス社長。シングルマザーや出産退職した女性たちを正社員にする仕事をしている。「ここにたどりついただけでも、あなたの決意はすごい」。日月さんはそんな言葉で面談を始める。面談のない時は都心のオフィス街で経営者に訴える。「人材が埋もれています。もったいない」。起業して8年、200を超える会社でママたちが働く、日月は(たちもり)と読む。まるで「古語」のように。

 日月真紀子は独身ではない。高校生の娘がいる主婦である。帰国子女で留学経験あり。横浜国立大で国際経済を学び、証券会社の総合職も経験。司法試験の勉強に3年費やしてダメ、結婚して娘を授かる。法律事務所のアシスタントをはじめたが、夫の転勤のたびに仕事を変えなければならない。「シングルマザーを正社員にする仕事」を始めた。最初の2年は企業から拒否されつづけたが今は「うちも雇う」が続々。

 出産退職した女性の再チャレンジ、職場でくすぶる女性のキャリアアップにも手を差し伸べる。人脈が国内外の経営者に広がり、国際会議にも招かれる。企業の経営者たちと上をめざす女性とが交流するサイトの運営もはじめた。彼女たちが自らの手で管理職や役員の座に坐ればシメタもの。自分だけが主役になろうとしたら成功するはずがない、子分あってこその親分だと私はおもう。運もあるが、成功している人は自分だけでなく仲間たちを大切にする。男にすり寄る女は、女たちに嫌われる。まず、困っている女をサポートする。その女たちが上手くゆくようになればシメシメだ。男よりガンバル女の方が、女を支える例を私は度々見聞きしている。向日葵のような女と付き合おう。石垣島は3月でも向日葵の花が、、。

      ♦ どの花もわれの味方のように見え向日葵畑を去りかねている

                         11月14日  松井多絵子