関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

トイレの神様

2010年03月15日 10時57分22秒 | 音楽
「食べなきゃ、危険!」の著者で、音楽仲間のmikaさんに教えていただいて、今朝Youtubeで初めて聴いたのですが・・・。またまた朝から泣きました(笑)最近そんなんばっかりです。ズームインでいい話をやってるのを見ては涙、CDのうれしい感想を送っていただいては涙。子供の頃から泣き虫だったのですが、歳を追うごとにうれしい涙がどんどん増えていきます。
植村花菜さんというアーティストの10分近い長い曲で、おばあちゃんとのことを関西弁で歌った歌詞が優しくて、懐かしくて。私の大好きだったおばあちゃんも、まったりとした河内弁でした。

祖父はどちらもすでに亡くなっていて、父方の祖母もいなかったので、私にとって唯一のおばあちゃんは母方の祖母でした。一番小さい孫だったのでとてもかわいがってくれて、おばあちゃんが家に泊まりに来る時はうれしくて、朝方おばあちゃんのふとんにもぐり込みに行ったり。でも帰ってしまうのが悲しくて、幼稚園で泣いていた覚えがあります。
優しいけれど頭のいい人で、仏さまの教えをそれとなく伝えてくれたり。私の弾くピアノを聴くのが大好きでした。大学生の時、バンドの曲をシンセでコピーしていた時、おばあちゃんが聴きたそうにしていたのを「聴いてもしょうがないで」みたいに言ってしまった時の寂しそうな顔。その後ピアノを聴かせてあげることがないまま、私が24歳の時に私の両親に看取られながら亡くなりました。

その後結婚、出産を経て、またピアノと向き合いたくなりました。あの頃はバンドのキーボード・パートであまりちゃんとした曲ではなくて、若い頃特有の恥ずかしさもあって聴かせてあげられなかったけれど、もっと聴かせてあげればよかった。そんなことを思うにつけ、涙が止まりません。

トイレ掃除のお約束はしなかったけれど、私がおばあちゃんから教わったのは「夜寝る前のはみがき」。なぜか親からではなく、おばあちゃんと約束して始めました。歯が弱くて虫歯だらけ、今もずっと歯医者さんに通っていますが、おばあちゃんとの約束がなかったら、今頃総入れ歯になっていたに違いないです。

いつも「南無阿弥陀仏」をとなえていたおばあちゃんの口癖は「けっこうや」。いいことばかりではなかったはずだけど、いつも誰かや何かに感謝している人でした。その考え方に私はすごく影響を受けています。とにかく周りの人に優しくて寛大で、周りの人のお陰で元気に暮らしていけることを感謝している人でした。

トイレ掃除の大切さは、最近読んでいる本にはたくさん書かれています。「夢をかなえるゾウ」にもありました。確かにトイレがきれいだと本当に気持ちがいいし、トイレがなければ人間生きていけないと思うと、思わずトイレさんに感謝してしまう。先日も2階のトイレ掃除を忘れていてかなり汚れていたので「ごめんなさ~い!」と思いながら掃除をしました。トイレ掃除によって固定観念のリミッターがはずれていい仕事ができる、と書かれている本もありました。主婦なので基本私が家のトイレ掃除担当。優先的にトイレ掃除ができるなんて、考えようによってはちょっとラッキーです。

「関西弁のおばあちゃん」「トイレ掃除の大切さ」それに加えてこのCDの発売元が「キングレコード」!この歌に出会えたのも何か一つのご縁のような気がしてなりません