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寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

悲哀こもごも、その〓

2010年03月17日 08時19分40秒 | 日記
私達、役員専用運転士の予定の入っていない日はどうしているのでしょう?昨日述べました通り私達も普段はごく普通に出勤致します。朝は九時に出勤ですね。 一応バソコンで今日の予定を確認します。そして予定が入っていればそれなりに、なければ、取り敢えず洗車です。私達運転士にとって唯一肉体労働と言える時かも知れません。 まず車を洗車場(と言いましても社内の片隅で~す)に持ってゆきホ―スでジャブジャブ水洗いです。これで埃や汚れを洗い流すのですね。そしてタオルで水気を拭き取ります。仕事が入っている時はこれにて完了!ない場合洗車シャンプーで隅々まで洗い直します。これでほんときれいになりますね。人間がお風呂に入って一日の疲れや汚れを取るように…あとワックスですね。これは半月に一度。メタリック専用の数千円の一番良いやつ。『えっ!半月?半年じゃあないの?』そうです。半月です!確かにワックスには数ヶ月から半年は保ちます。と明記してありますから読者の皆さん間違いじゃあないの?と思いますよね。しかしそれは月に何回かのペースで洗車した場合なんですよ。私達みたいに暇さえあれば洗車しているとと
ても何か月も保ちません。ボディーは洗えば埃も取れてきれいになりますが、同時にワックスも洗い流しているのですね。シャンプーまでの水洗いは毎日欠かさずします。(雨天中止)途中雨が降ったり汚れが目立ったりなるとすかさず洗車です。ちなみにガススタなんかの洗車機は絶対に使いません。洗車機に通すと白いブラシ傷が付く恐れがあるから百パ―セント手洗いですね。それに私達にとって車は仕事をする上に於いてなくてはならないもの、言わばパートナーです。心を込めて掃除致します。イチローがグローブの手入れを入念にするのと同じ事なんですね。ワックス掛けが済み拭き取りが終了しますとあとはなし!
なし!とは…
そうです。もう退社時刻まですること無いんですね。控室で待機ですよた・い・き。いやぁこの仕事に就いて待機する事が仕事だ、なんて知りませんでしたね(笑)私は日頃の睡眠不足を補う為に仮眠を取る場合がよくあります。この前もじっと目を閉じ休息していたところこの会社に入る前のことを思い出しました…。
私はちょうど四年前無職でした。
その以前小さな会社に勤めておりましたが業界の構造不況…要するに時代の変動に追いていけなかったんですが、倒産致しました。 営業部長まで任されていたので、私にも多少責任があるかも知れませんが、取り敢えず顔と経験を活かして自分で商売をしたのです。しかしそれは長続きしませんでした。得意先の倒産や売り上げ不振などで立ち行かなくなりました。数年で廃業、五十前の中年に世間は実に厳しかった…やったことのない仕事、情けない給料、絶望的な環境で幾つも職を変わりました。営業一筋でしたから、経験を活かした営業職を求めていても、若い年代の求人ばかりでした。仕方なしにいろいろな仕事に就きましたが高校卒程度の給料なのに目茶苦茶な仕事内容 まるで職に困っているのを見透かしたようなそれは愚劣な環境ばかりでした。楽観的な私でさえもさすがに参りました。それまでにも多少は知識として持ち合わせていましたが、これ程悲惨とは…私は自分の力のなさを痛感すると同時に世の中を呪いました。
そんな折りたまたま折り込みチラシの一部にこの仕事の求人が載っていたのです。 最近の求人は当局の指導により年齢・性別は明記できません。『性別は男女雇用機会均等法に抵触するし年齢を外す事で幅広くいろんな人材から選考をできる。』と当局は言うのであります。つまり『中高年はいらないよ。』ではだめで経験のある中高年も選考の対象として下さいよ、と言った指導(お願い)なのですね。しかし実態は、安くて使い易いフットワ―クの良い人を求めているのです。
だから企業のリクエスト通りの求人を載せたら若い人だらけの求人票になってしまうので、有効求人倍率なんて目茶苦茶な数字になってしまいます。 私がハローワ―クで担当者と面談した時に『求人が無いから困ってるんです』とこぼすと担当者は渦高く積まれた求人票を指して『何を言って言ってるんですか、こんなにあるじゃないですか』と言うではありませんか。
まだ30代位の担当者でした。
この担当者は恐らく現状が分かっているんだろう、と私は直感で知りましたね(苦笑) 建て前だけだよ!顔にそう書いてありましたから…
そんなことがありましたから私は魅力的な条件にもそう期待せずに面接会場のホテルに行きました。ホテルのロビーには案の定沢山の人が来ていました。グルッと見回して20、30、40代様々な人が20人はいたでしょうか。私は溜め息が出ました。恐らく私が一番の年上でしょうね。ほとんど諦めム―ドで面談を受けたところ担当者の方が形式的な質問を幾つかした後頷きながらニコニコして私に話し掛けました。『この仕事は若い人は駄目なんですよ』『えっ?』
『いやぁ若いのは辛抱しないからね…』何を言ってるんだろ、と私は思いました。
それから例の待機の話があり一度若いのを入れたら地味な待機がバカバカしくなるのか何処かに遊びに行ってしまって困ったことがあったそうだ。と話し始められました。
『高村さん、あなたは二三時間待つ事ができますか』と来たもんだ。 車の中で待つくらいどうってことないよ。それが仕事ならね。
『ハイ、大丈夫です』私は答えました。担当者も満足げに頷きながら『分かりました、検討しまして後日連絡致します』
面接の後はクラウンでホテルの周辺をぐるりと回り試験は終わりました。
私には面接の担当者の胆(はら)がわかりませんでした。手応えも今一つでした。以前はそうでも無かったのですが、ここ数年の面接落ちが私の感をすっかり狂わせていたのでした。次の日連絡があり私は採用されました。 受かる時はあっさりしたもので、しばらくは実感が沸かなかったですね(笑)
職を失って苦節五年ようやくまともな仕事に就けた瞬間でした。
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運転士悲哀こもごも

2010年03月16日 12時03分57秒 | 日記
私達、役員専用運転士は普段どんな生活を送っているのでしょうか。興味ありませんか?いつもは他の社員さんと同じ勤務です。因みに私は九時~六時、これが勤務時間ですね。六時になれば用がない限り速攻帰りです(笑)これがいざ役員さんの出張なんかになると途端にハ―ドになります。例えば先週ですが、京都の祇園で接待がありました。六時半からで九時過ぎに終わり二次会に木屋町に行かれました。そこが終わったのが丁度十二時です。それからお客様をホテルまでお送りしました。そして役員さんのご自宅 →部長の自宅とはしごして車を納めたら1時半です。家に帰り風呂に入って、さぁ寝るか♪と時計を見たら2時半でした。 次の朝お客様のお迎えです。自宅を六時に出て(あ~眠い)会社に車を取りに行き軽く掃除です。ホテルには七時半到着。八時にお迎えなんですが、余裕を三十分見て置く、これ常識、いや鉄則なんですよ。役員さんであれお客様であれ三十分前にスタンバイしておく!のが心得です♪ハイ(笑) あとお客様を会社まで送り届けるとお役御免です。けど夕方六時までは勤務時間ですね。つまり待機で
す!
【待機】読んで字の如く、待つのです。えぇ、ひたすら待つのですよ。前述の祇園や木屋町の飲酒中二時間や三時間、私達は待ちます。車中でラジオを聞いたりテレビ(ナビゲーションを切り替えて…)を見たりしながらひたすら待ちます。よく料亭が並ぶ町外れの片隅で高級車が止まっているのに気がつきませんか(笑)こっそり中を覗いて見てくださいな(笑)ス―ツ姿の中年が所在無げに居りますよ(笑)そう!それが私達 なのです!
私は最初会食場所に送り届けると暫くはその場所に居りますが(忘れ物なんかの為に…)一度その場所を離れます。会食、特に懐石料理なんかだとまず二時間半は掛かるからです。それでこの時間を利用して食事を済ませます。私の場合車の停められる処を何ヵ所かキ―プしています。食事が済んだら泊まる予定のホテルまでの道のりを走ります。これって重要なんですね。途中通行の妨げはないかどうか、確認しながら試行します。それが済めばまた戻り待機します。缶コーヒー片手にラジオのFM聞きながら私は待機に入ります…あまりにも眠い時はアラ―ムを掛けて(この場合ですと九時前かな)仮眠ですね♪『いいなぁ~』なんて誰ですか! 私達にとって仮眠も大切な仕事なのです。睡眠不足は事故の元です。特にこんな接待では深夜に及ぶことはザラなんですよ。祇園のお茶屋さんの付近で待機していますと、芸者さんに出くわします。接待とは言いながらも美味い料理を食べて きれいな舞子さんとお酒を飲んで遊んで笑って…羨ましい~?
私達はそんなことは全く考えません。考えたらやっていられませんよ(笑) ラジオを聞きながらただひたすら無になり待機するだけなのです…
そうです!私達に課せられた仕事はお客様を安全にお運びするのが最大の仕事だからです。会社には組織があって物を作る人、それを売る人、企画する人、サポートする人、あらゆる人が組織の中で各自の持ち場を守り最良を尽くして始めて組織が成り立ち稼動するのではないでしょうか。私達は黒子に徹する事でその持ち場を真っ当していると自負しています。(パチパチ♪)
しかし中には心得無い奴(兵隊)も居ります(涙)
いつぞや本部長と営業課長が私の車に乗車したときです。お得意回りだったのでしょう。ひとしきり課長がぼやいたあと、ふと私の方を見ながら『運転士さんはいいなぁ、運転していたらいいからねぇ』とほざいたのです(怒)
それまではニコニコ聞いていた本部長がこの言葉を聞くなり『そんなに嫌なら辞めたらどうや、高村さん(私の名前です)の代りを捜すのは大変やけどは君の代わりなんかいくらでもいるぞ。』(パチパチパチ♪)
よくぞおっしゃって下さいました。 私達運転士は地味で気を使う割りには評価されていないのです。だからあまり実情を知らない兵隊はつい悪気はないのでしょうが、口走ってしまうんでしょうね。さすがは本部長♪私は私達の仕事について理解しておられる方がはっきりと口に出されたことで溜飲の下がった思いでした。(続く)
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運転士の日常です

2010年03月15日 17時33分33秒 | 日記
春の嵐かな。今日みたいな風の強い日は運転も気をつけなくてはいけません。特に高速道路では突風が吹く場合がありますから、ハンドルを取られないよう気を付けます。普通でもトンネルを出た直後は突風が吹いている場合がありますからね。高速道路を走る場合の注意としましては、まず適性速度を守る事ですね。最高速度が80キロならまず90~100キロが目安です。むちゃな追い越しは厳禁です。 役員さんから急げと指示を頂いたとしても無謀運転は厳禁なのです。…と言いますのも私達の一番の使命は役員さんを安全に目的地にお運びする事にあるからです。それに速度違反で掴まったらカッコわるいじゃあありませんか。(笑)だから上(高速道路)でも下(普通の道路)でも制限速度は厳守なのです。 大体私達の社用車はハイクラスの車ですからコセコセ走らずに貫禄を示す為にもゆったりと走るのですよ。上でも下でも同じ速度でずーと走るのは以外と難しいものですね。この同じ速度で走る事が出来たらまず合格ですね。そして後部座席の役員さんがコックリされたら免許皆伝です(笑)そして心得として『黒子』に
徹する事も 大切なことなのです。例えば重要会議がいきなり車中で開かれることもあります。そんな時、聞き耳を立てる事は厳禁です、私達は絶えず前方はもちろん左右にも注意をし運転に専念します。初めて行く場合の道は特に曲がるところには気をつけています。『確かコンビニがあって向かいが青山だたなぁ…』曲がるところを間違ったらエラいことですから、一心に前方を睨み付けています。困るのはそんな時に限って話しかけられる事ですね(苦笑)この忙しいときに…と言う訳にもいかず 『はい…』と半分は生返事です(笑)
気分がいいのはお得意先の訪問ですね。普通兵隊(社員)なら守衛室で入門手続きをしてペコペコ頭を下げながら入って行きますよね。しかし役員さんは違います。前もって兵隊が
受付を処理していますから、 守衛室は素通りです。徐行しながら通り過ぎる時守衛さんが敬礼をしてくれるサービス付きですよ(笑)
帰りも玄関に横付けします。お得意先の役員さんのお見送りを受けながら静々と車を進めます。このタイミングが難しくて、うちの役員さんが乗車されて窓を半分開けた状態で『失礼します』なんて型通りの挨拶を交わした瞬間、動きだします。速くても遅くても変な間ができてはいけないのですよ。
あとは来たところを戻り守衛さんのお見送りの敬礼に軽く会釈を返し粛々と去るのです(お~難しい~)
役員さんは部下には厳しいのですが私達には以外と気さくに接して下さいますね。冗談ばかりの方もいらっしゃいますね、きっと索漠とした社業の間の一時の憩いなのかもしれません。私達はこちらからは話し掛けません。何か考え事があるやも知れないからです。そして役員さんが話し掛けて来られたら笑顔で対応するのです。(笑顔)
深夜になれば昼間の疲れからか眠り込む方もいらっしゃいますね。いやほとんどねむるんじゃあないかなぁ(笑)空調が効いているいる車内はまるで春です。役員さんの寝息(いびきもあるよ)を子守歌代わりに私達は眠い目ん玉を擦り擦りご自宅まで走るのです。 (続く)
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恐妻家 その〓

2010年03月13日 16時00分00秒 | 日記
社業より大切な趣味に溺れる奥様にだんな様(常務だよ!)はどんな生活を強(し)いられていらっしゃるのでしょうね?
まずこのレベルなら年収数千万ですね!一方奥様と言いますと玄人裸足とは言えどもたかが仏像を彫るだけの趣味、たぶんあの熱の入れようでは無職でしょうね(笑)『一体誰の稼ぎで生活出来てんだ~』
って私なら叫んでいるでしょうね。 聞くところに依ると洗濯と掃除!これはだんな様だそうです。じゃあごはんは…? 聞きたくなりますよね(笑)
そこは腐っても一流企業です。
このクラスつまり常務クラスですがほとんど会食が入ります。従って昼、夜は外食となります(ご心配かけました)
けど洗濯や掃除はどうなんよ?私は憤慨しながら尋ねました。えっ!当事者じゃあないですよ。詳しい話を知っている○○さんにです。
彼女曰く、洗濯なんか自動だからスィッチ、ポンよ♪ だって(笑)お~怖い。こんなおなご嫁さんにもらったらエラい目に合うぞ~ 世の中って不思議ですなー
仕事一筋で常務まで上り詰めても、洗濯掃除ですか…彼女曰く、『それでも常務さん、たのしんづいらっしゃるみたいよ♪』『私もこんな人と結婚したいな♪』ですって(苦笑)
私はすごすごと引き下がるしかありませんでした。

後日訊いたところによりますと、何でも奥様の実家は超セレブなご家庭で世田谷の住まいが数百坪の豪邸、資産数十億ですって(笑)
これじゃ、仕方ないかもね、
あるところにはまた溜まっていくんでしょうね。
以前仕事が忙しいと常務がぼやいたところ奥様がたっあ一言…
『じゃあ辞めれば…』
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恐妻家です!

2010年03月12日 16時21分37秒 | 日記
副題が艶福家&恐妻家!『けど艶福家の話ばかりやないか!』とお怒りの投書を頂きました。そうです。これから後半が副題【恐妻家】です。 前半は出世脱落の危機を遊び人のキャリアと奥の手で凌がれた話しでしたね。後半に登場されるのは役員会一の秀才M田常務です。『?』違いますよ。前回登場の女王様の父君じゃあありません、念の為(笑)
うちの会社には常務さんは四人いらっしゃいます!どうですか、やっぱり大企業でしょう(笑)
ではM田常務さん登場です!この方はあのT大学卒業なんですよ!どうですか。こんな人ばかりの会社に普通の学校じゃあまず出世はできないんじゃないですか(笑) 閑話休題…
賢い人には違いないのでしょうが、賢い人ってどこか変わっている人が多いのも確かですね。たまに聞く噂話は奇行変人の類いが多いですもの。あんまり変わった話ばかりなので何かこちら側が間違っているんかな?と考え込んだりします(笑)。
このM田常務も変ったところがありました。 まず部下から仕事の相談を受けたとします。普通は社内で会議室か大したことでなければ事務所でも相談したりしますよね。 それがM田常務はなんでも良いから書いて文章にして持ってこい、とおっしゃるのです。書いたもので無い、つまり『口頭だけの相談なら、トイレの立ち話と一緒だ!』と言う訳です。だから真剣には聞かないとおっしゃるのであります(笑)それで部長以下は大変です。ちょっとした事でもいちいちパソコンで文章を打たなきゃあいけません。急ぎの時なんかどないするの?と思いますが…。
しかしこのM田常務は大変な愛妻家なのです。多分社内一ではないかとのもっぱらの噂です。奥様のご趣味は仏像を彫ることです! ?皆さん分かりますか(笑)なんでも良質の木材を(原木です)専用の材木置き場にいっぱい保管しておられるんだそうで、生木を自然乾燥させて一本の原木から一体の仏像しか取れぬのです。生木を自然乾燥させるのだって何年も掛かるのでそんな原木がゴロゴロしているのですね。今時自然乾燥なんてやっている大工さんなんていませんよね。
ここまでやればこりゃ趣味じゃあなくプロですよ(笑) 一度自宅に遊びに招かれたS課長が言ってました。
『家の玄関から各部屋までいろいろな仏像が飾っていてさながら美術館に行ったみたいだよ…』と感想を述べていましたね。 ここまでですと『まぁさすが結構なご趣味ですなぁ』となるわけなんですが、ここからが奇人の奇人たる所以(ゆえん)です。そしてここまで極める為にはだんな様の協力なくしては成り立ちませんよ、
お住まいは、京王線沿線ですが、結構な場所なんで資材専用置き場なんか駐車場5台分を確保しておられるそうで十?万円が維持費といいましょうか、掛かるのですね。そして材料!これはですね、休みごとに山歩きです。そして目ぼしい原木を見つけるとまず車の通りまで自力で(常務の担当)引きずり下ろすのです。そしてレンタカ―を借りて来てご自宅まで運送されるそうでし。これが大体毎週ありまして、せっかくのお休みはもっぱら山歩きですね。知らない人が訊けば優雅ですねぇ。となるわけなんですが、実際は木こりさんと何ら変わりない事やっているんです。 いつぞやは、お得意様とのゴルフ接待が急に入った事がありましたが、奥様がキャンセルをしてこられました。
えっ!奥様が?
そうなんですよ。何でも前の休みに見つけていた材料がどうしてもその日に持って帰れなかって、今度の休みに持って帰らないといけない、とおっしゃるのです(笑) これ秘書に直電されたのですよ(笑)でも秘書も負けていません。
『常務さんに来て頂かないと先方様がご機嫌を損なわれるかも知れませんが…』
『何を言うの、他にも担当者がいるじゃあないの!それにあの木が他の誰かに取られたらどうして下さるの!』『…じゃあ常務さんとご相談致します』
『大丈夫だわ、主人はもう了解していますから、ホホホ♪』
勝ち誇った奥様の笑い声のあと一方的に電話は切れました。
(続く)
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