寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

〓四十にして惑わず…8

2011年11月29日 08時32分44秒 | 日記
八坂神社の鳥居を抜けて石畳を進みます。しばらく行くと左手に見える土塀(土と瓦で作った塀です)が高台寺です…
この 季節京都で一番の観光スポットです。 私はパンフレットで観ただけの言わば素人です(笑)
果たして河田部長はどうでしょうか…!?
「困ったぞ…」 高台寺の山門を前にして立ち止まって思案顔です。
拝観料大人700円
とありました♪
三七…2100円か…実はこの河田部長はガード派でした(笑)
飲食代は元より地下鉄やバス代に至るまでカードで賄っていました。コンビニはおサイフ携帯で済ませられますから、現金を持つ必要がありません。
財布や小銭入れがないぶんスーツも変な膨れ方をしなくなります。
最初現金を持たなくて心細かった河田部長は使う必要がないのに気がついて今ではNOcashuで一日を過ごしています。
ところが…今この高台寺です。
拝観料をカードで支払うのはさすがに聞いたことがありません(笑)
まさか受付で訊ねる訳にもいかずどうしたものか…と途方に暮れていました(笑)
…まさか金を貸してくれ、とも言えないし
そんな河田部長に助け船がありました「部長、これを…」
河田部長の右手に何か触りました。
「え?」
見ると金沢さんがニッコリ(笑)
手にあったのはお札でした。
「あの…」
「ねぇねぇ!山田さんあそこ紅葉よ、きれいでしょ♪」
「うわ~全部紅葉…ほんと真っ赤ですね~♪」
土塀の上を真っ赤な紅葉がいっぱいに彩られていてライトアップの光に照らされて更に燃え上がるようです。
しばし見取れている二人を尻目に…危うく助かったワイ(笑)
河田部長はほっと肩の力を抜いていました。 「ねぇ…中にはいりましょうよ♪」
「ええ…部長!…」
ほっとした河田部長も遅らばせながら見事な紅葉に目を奪われていました。
「部長、早く早く!」山田さんは呼びます
(笑)
「はいはい~」
気がつけば二人は受付で手を振っています。 「ああ入場料やね…」「いえ、拝観料ですが(苦笑)…」
「あはは♪…こりゃあ失礼しました♪」
河田部長は手にある五千円札をじっと見詰めました。
…これは金沢さんが俺に握らせてくれたお札だ…
なんの変わりもない五千円札…ですが 仄(ほの)かな温かさを感じたのは気のせいでしょうか♪
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