おはようございます〜
昨日はカラオケの講義をさせてもらいました。講議なんて何を エラそうな‥と嘲笑われてしまいそうですが確かに教えるのではなく 私なりの見える風景を語りました・・
これなら許してもらえますかね ^^ ただし題目が 歌は世につれ などと名文句を拝借しましたが残念ながら中身はそこまでついていけていません。
さて 歌は、いつの時代にも‥と言われます。
ですが実際はその時その時の流行りに乗せた歌があるようです。又 逆に歌が その時代を拓(ひら)いたこともあったようです。
私ごときが歌の解釈を論じても肩腹が痛い と嘲笑(わら)われてしまいそうですが、それを承知で昔の歌を少し振り返ってみたいと思います。
半世紀くらい前の歌ですが は,はんせいき !とまずは驚いてくださいね(笑)それからその頃の歌を紹介します。
まずは ♪港町ブルース 森進一さんですね。
この方の歌唱は 特徴のある低音が持ち味ですね。こんな歌い方 して大丈夫ですか? と思いますが 根強いファンがいらっしゃるようで未だに現役なのは凄いことと感服をします。
そしてこの港町ブルースの歌詞を思い出してみて下さい。
‥忘れた、そうでしょう、1969年発売ですから53年前、半世紀を過ぎた歌謡界のクラシックですね。
この歌詞の中で ♪~流す涙で割る酒は だました男の味がする というフレーズがあります。これは単に男をだました、とうそぶいているのではなくて
本気で惚れた男にフラれてやけ酒を煽っている女の姿、一曲の流れで聴いてみますと 実に情感のある歌詞だと思います。
港町にある酒場を背景にした曲ですが、ご当地ソングが流行っていた頃ですからほぼ全国を網羅している欲張りな曲ですね。
ところでこの時代に飲み屋では、だましますよというのが常識と言います。落語の世界でも 「三枚起請」の噺(はなし)の中にもありますように
だまされて 来て誠なり 夕桜(大阪の遊郭跡の歌碑が建っています) この世界は騙(だま)した方が偉くて騙された方があほや というセリフが出てきます。
‥今なら 詐欺だと裁判沙汰になりそうですが、お酒を呑ませる世界では お酒も売るけど 夢も売る というのがあるようです。
では もう一度 味わって見て下さいな^^ 涙で割った酒はどんな味がするのでしょうか。
因みに 涙とは‥極微量の塩分と痕跡ほどの尿素と水で出来ているそうで、それからすると恐らくはしょっぱい味なのでしょうね^^