おはようございます ご本尊のないお堂の御守りをしています
ハイ!いたって暇で困っています。 社内でひたすら時間の経つのをじっと過ごしています。昔忍法〇〇帖という本を読んだことがあります。
ずいぶん前のことですから題名や著者が曖昧なので詳細は省略しますが、中で忍者が或る武家屋敷に忍び入るのに、夜中に屋敷の近くで地面に腹ばいで
屋敷の様子を伺いました。数時間経って汐の満潮が来て汐の香りが鼻孔にいっぱい広がって・・・とまあいくら武家の屋敷とは言いながら。寝静まる気配を
察しながら汐の満ちた香りが屋敷まで漂って来たのを機会にその屋敷に忍び込むのですが・・・書いてあるのを読めば数分か・・忍びの者の描写を想像して
もう私は完全にその場面に入り込んでいました。地面に這う虫の描写もあったかもしれません。それらの場面をこの社内の待機をしていますと
つい思い出します。忍びの者が数時間息も殺してじっとチャンスがくるのを待っている。屋敷の者が寝入ったころ・・・これがわかるんですよねぇ
数時間掛けたあとの忍びの仕事は数分であっさりと終わるのですが、そうです・・汐の香りが満ちてきてこれを盾に忍び込むのでしたらその時刻に
こっそりやって来たら長く待つ時間を有意義に使えたんじゃあないのかな とあとから思ったりしましたが、読んでいた頃、そんなことは全然
考えなかったのはきっと前もって待つことにちゃんとした理由付けがあったんでしょうね。
てなわけでありまして、今日も忍びの者になりすまして息を殺して控室で腹ばいになってしまうのです。機会をうかがいましょうかね
え!なんの棋界じゃ?・・・ハイ!お帰りの時間です