カラン♪カラン♪
ドアの呼び鈴が鳴りました!
『いらっしいませ』『いらっしいませ』
入口のドアが開けば反射的に店の女の子が声を出します。これは水商売の鉄則でしょうか。寿司屋、居酒屋 クラブ、スナック小料理屋… どこも同じであります。 昔話ですが私なんかせっかくいいところまで来たのに…今までの苦労が水の泡だよ、新たなお客の来店を恨んだものです(笑)
そりゃあ貸し切りじゃあありませんから仕方ないでしょうけど…
兎に角店の女の子とそれはもう親密なお話までこぎ着けて、あともう一息てところで先ほどの『いらっしいませ~』でしょ(笑)二人の話が盛り上がってフツフツ煮えたぎって来た頃に水を差されたようですね。
しかしよく考えてると女の子からして、お客様だし何だか話が迫ってくるわ、で困っていたかもしれませんね。そこへお客様の来店…ここぞとばかりに『いらっしいませ~』 一旦熱が冷めたらそう簡単に戻りません。
夢…そう夢から目が覚めた様に覚醒した自分を現実に戻してくれます。 ここで又続きだ!と言ってもお店の雰囲気も甘ったるい空気に風が通り過ぎて行ったみたいに一変ていますし。
おまけに女の子が一旦席を外したらもういけません(笑)
戻って来るなり『えーどこまででしたっけ』なんて誤魔化されてジ.エンドであります(笑)
横道に入りっ放しですね(笑)
話を戻しましょうか(笑)
ドアを開くなり『ヤッホ~♪』
山登りの掛け声よろしく入ってきたのは…
そう!長原ちゃんでした。
『みなさん!こんばんわ~』
まるでエンターテイメント気取りです(笑)
『あら…いらっしゃいませ♪』
落ち着いた高級感を売りにしたクラブなら眉を顰(ひそ)めるでしょう(笑)けど祇園とは言いながらもここはスナックです。威勢のよいお客は大歓迎♪ まして相手は素性の知れた大企業の管理職ですめもの…
誰だって酔っ払いの愚痴なんか聞きたくないでしょ(笑)
『あら長原ちゃんお久し振りです』
『おう!ママさん相変わらずキュートだね』
こんな冗談が言えるほど長原ちゃんは常連さんでありました。
『…で来てる?』長原ちゃんは親指を立てます(笑)
『ええ』目顔でうなずきながら指した先には佐川本部長がどっしりととぐろを巻いていました(笑)
『やっぱり…』
たぶんここじゃあないかと長原ちゃんは思っていました。実は二次会のカラオケから佐川本部長を見失ってしまいあちこち探した挙げ句ここにたどり着いたのでした。
『ママさんちょっと』長原ちゃんはママを呼び寄せると小声でささやきました。
『ゴチョゴチョゴチョ…』
『もうちょっと大きな声じゃあないと聞こえないわ』ママさんが訴えると長原ちゃんは舌なめずりをしながら『ママさんっていい香りがするねぇ(笑)』
『う~ん変態!馬鹿!』
長原ちゃんは内緒話をする風にしながらママさんの匂いを嗅いだだけでした(笑)
『ゴメン♪ゴメン一遍したかったのよ』ちっとも悪びらずに長原ちゃん。助平もここまでしたら大したものですね(笑)
このやり取りを眺めていた佐川本部長、クスリ♪と笑うと『おう助平の長原ちゃんか♪誰か探してるの~』
いつもの笑顔に変わっていました。
ドアの呼び鈴が鳴りました!
『いらっしいませ』『いらっしいませ』
入口のドアが開けば反射的に店の女の子が声を出します。これは水商売の鉄則でしょうか。寿司屋、居酒屋 クラブ、スナック小料理屋… どこも同じであります。 昔話ですが私なんかせっかくいいところまで来たのに…今までの苦労が水の泡だよ、新たなお客の来店を恨んだものです(笑)
そりゃあ貸し切りじゃあありませんから仕方ないでしょうけど…
兎に角店の女の子とそれはもう親密なお話までこぎ着けて、あともう一息てところで先ほどの『いらっしいませ~』でしょ(笑)二人の話が盛り上がってフツフツ煮えたぎって来た頃に水を差されたようですね。
しかしよく考えてると女の子からして、お客様だし何だか話が迫ってくるわ、で困っていたかもしれませんね。そこへお客様の来店…ここぞとばかりに『いらっしいませ~』 一旦熱が冷めたらそう簡単に戻りません。
夢…そう夢から目が覚めた様に覚醒した自分を現実に戻してくれます。 ここで又続きだ!と言ってもお店の雰囲気も甘ったるい空気に風が通り過ぎて行ったみたいに一変ていますし。
おまけに女の子が一旦席を外したらもういけません(笑)
戻って来るなり『えーどこまででしたっけ』なんて誤魔化されてジ.エンドであります(笑)
横道に入りっ放しですね(笑)
話を戻しましょうか(笑)
ドアを開くなり『ヤッホ~♪』
山登りの掛け声よろしく入ってきたのは…
そう!長原ちゃんでした。
『みなさん!こんばんわ~』
まるでエンターテイメント気取りです(笑)
『あら…いらっしゃいませ♪』
落ち着いた高級感を売りにしたクラブなら眉を顰(ひそ)めるでしょう(笑)けど祇園とは言いながらもここはスナックです。威勢のよいお客は大歓迎♪ まして相手は素性の知れた大企業の管理職ですめもの…
誰だって酔っ払いの愚痴なんか聞きたくないでしょ(笑)
『あら長原ちゃんお久し振りです』
『おう!ママさん相変わらずキュートだね』
こんな冗談が言えるほど長原ちゃんは常連さんでありました。
『…で来てる?』長原ちゃんは親指を立てます(笑)
『ええ』目顔でうなずきながら指した先には佐川本部長がどっしりととぐろを巻いていました(笑)
『やっぱり…』
たぶんここじゃあないかと長原ちゃんは思っていました。実は二次会のカラオケから佐川本部長を見失ってしまいあちこち探した挙げ句ここにたどり着いたのでした。
『ママさんちょっと』長原ちゃんはママを呼び寄せると小声でささやきました。
『ゴチョゴチョゴチョ…』
『もうちょっと大きな声じゃあないと聞こえないわ』ママさんが訴えると長原ちゃんは舌なめずりをしながら『ママさんっていい香りがするねぇ(笑)』
『う~ん変態!馬鹿!』
長原ちゃんは内緒話をする風にしながらママさんの匂いを嗅いだだけでした(笑)
『ゴメン♪ゴメン一遍したかったのよ』ちっとも悪びらずに長原ちゃん。助平もここまでしたら大したものですね(笑)
このやり取りを眺めていた佐川本部長、クスリ♪と笑うと『おう助平の長原ちゃんか♪誰か探してるの~』
いつもの笑顔に変わっていました。