まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

オーバカナル in 梅田

2014年06月10日 21時45分41秒 | フランス



しばらく前に知人たちと平日ランチをして、今度は是非とも妻と一緒にと思っていたお店で平日ランチ。入梅後にもかかわらずポカポカと良い天気の午後、ちょうど世の中の人々がランチを終える時間に入店したが、それでもビジネスマンを中心とした客が楽しげにランチをしておられる。そんなお店。とにかく日本にあるどのフランス風のお店よりもパリにあるカフェのような感じでフランス好きとしては、もう常連さんになりたいほど素敵なお店である。

月曜日のランチは「豚肉のトマト煮込み」で圧力なべでトロトロに柔らかくなった豚肉をトマトソースで煮込んでいる。平日の昼間からオーダーしたワインは、ブルゴーニュ・ピノノワールというものでグラス一杯なのに私の職場のランチの相場よりも100円ほど単価が高いのだが、ボードに記載の「イチジクのような豊かな果実味とバニラのアクセント」を体現するかのように、しっかりとした果実の味が舌から喉に抜けた後にふわっ甘いバニラのような香りが喉の奥から鼻に抜けていくのだ。最高に美味しい!!




最初に屋号を聞いた時は「OVER CANL」だと思っていたけど「AUX BACCHANALES」だったのねん。少なくとも「大馬鹿なる」ではないことだけは確かではあるが。





デザートのメニューボードを見て3品目についてフフーンと思う。

まずは、いちばん下段にある「チョコレートムース」で、2006年に2回目のフランス旅行に行った際に名も知れない定食屋で食べた定食のデザートで唯一意味のわかった「チョコレートムース」をオーダーしてみたところ、日本でいうところの食パンにつけるチョコレートムースの商品一品分の分量であらかじめ冷蔵庫でお皿ごと冷やした状態で出てきたときに『マジでこっちの人はコレを一パック分もランチに食べているのか?』と驚愕したものであるが、そのフランスの日常を再現したかのようなメニューに脱帽。(日本の常識ではありえないデザートメニューをあえて採用しているところに感動!)

2つ目は「チョコレートムース」の一段上にある「クレームアメリ」言わずと知れた映画「アメリ」のクレームブリュレを再現したものだと思われニンマリ。

3つ目は「パンペルデュ」日本でいうところの「フレンチトースト」のことで、フランスでは「フレンチトースト」のことを「パンペルデュ」というのだ。これがデザートにカテゴライズされているということはおそらくオレンジソースなどで甘い味付けになっているのだろうと勝手に夢想してみる。





デザートのタルトとドリンク。ドリンクはアイスカフェラテとホットカプチーノ。





しっかりとした味わいで、互いがお互いに「これ美味しいから飲んでみて!」と進め合うくらい美味しかった。





タルトもなかなか美味で、特に外周部分のクッキー生地がとてつもなく濃厚でしっかりしていて感動ものである。また是非とも訪れたいお店である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿