扇形の街の高級な住宅群は様々な形をしていて見飽きない。
きっと内部プランや内装も凄いことになっているのだろうが、外観も一切の手を抜いていない感じがある。
東京には豪邸ばかり手がける建築摂家事務所もあったりするので、さすがである。
街並みから感じる閑静な住宅街という点では芦屋の六麓荘町と似ているが、ここの家並みを見ていると全然違う感じがするのだ。六麓荘町の場合は、山の斜面の土地に立っているためか、ほとんどの場合、門から豪邸が見えない。道路から見えるのは立派な擁壁と生垣くらいもので、森の入口に門があるようなミステリアスな感じ。一方田園調布の場合は、すり鉢敷地の丘の上に立ちながらもそこは比較的平坦な土地の上に立っているためか、道路からバーン!!と豪邸を可視することが出来るのである。
というわけで建築主さんの個性や趣味・趣向が見えてしまうというところが何とも面白いとも言える。
中でもこのお屋敷がいちばん大きかったかな。このお屋敷はコチラのブログに紹介されている。
ウィキペディアには田園調布に在住する著名人が紹介されていて、石原慎太郎・五木ひろし・梅沢富美男・小林よしのり・曽野綾子・中井貴一・長嶋茂雄・鳩山由紀夫など、元内閣総理大臣、元東京都知事、俳優、作家、歌手、漫画家、スポーツ選手などそうそうたる方々が住んでおられる。こういうことを事前に調べていたら、どこぞのどなたが住んでいるお屋敷であるか把握していないにしても、なかなかレンズは向けられなかったろうなと思う。
ちなみに、六麓荘町と同じく田園調布も非国産車率がものすごく高いのだが、それを裏付ける資料がコチラ。
田園調布の環八側への抜け道の周囲にディーラーさんが密集しているのである。
次は環八を抜けて九品仏方面へ。
つづく
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