
ガイドブックに載ってたけど、どこで売られているのかわからなくて『結局買えなかったなあ』と思いながらシャルル・ド・ゴール空港の免税コーナーを物色しているときに見つけた逸品がコレ。思わず「万歳!」と心の中で叫んだ。味の程度がわからなかったし、他の方々のお土産は既に選定済みだったので自宅用の土産として購入してみた。

青い食材がなくトリコロールカラーとはいかず(青いパスタが交じっていても非常に困るのだが)色彩的にはイタリアンな印象を受けるも、カタチがエッフェルだから、まあこれも御愛嬌と言うことで取りあえず茹でてみた。茹でた感じは何というか、日本で売られているあたりまえのパスタが何と上質に練り上げられたパスタなんだろうと感心させられるほど、荒々しくボロボロといとも簡単に崩れてしまう残念な質感の製品であった。
さて、お味の程は・・・日本には無い独特のスパイスが利いていて、中には受けつけない人もいるのではないかという味覚が中にはある。普通、日本で市販されているマ・マーの三色マカロニの内訳は、にんじん・トマト・ほうれん草 となっているはずだけど、これはちぃと・・・いや、かなり違うのだ。赤色と緑色はbeetとspilulinaとなっている。意味がわからないのでネット辞書で検索してみるとこうなる。
beet(びーと)
アカザ科の一、二年草。地中海沿岸地方原産。根は円錐形に肥大して径10〜20センチメートルとなり、輪切りにすると同心円状の赤紋がある。根に糖分が多く、一般には砂糖原料用に育種されたサトウダイコンをさすことが多い。ほかに野菜とするカエンサイ・フダンソウなどや、飼料用の品種がある。
spilulina(すぴるりな)
スピルリナ, ラセンモ:青緑色の食用藍藻(らんそう)類
そして、極めつけは黄色・・・この色は、なななんとカレー味!!ななななんでやねん!!
curry(かれー)
カレー(料理) curry with rice [=curry and rice]カレーライス (a) shrimp curry小エビのカレー料理
で、実際に食してみると・・・か、カレーの味しかせんぞ、このパスタ!!!ってことで、カレー味の加工食品が苦手な人には決してお勧めできない代物である。まあ、でも、これを製品化する過程の中で少なくともフランス人の味覚感覚としてはOKだったから、こうやって市場に出回っているわけだし、わざわざ一アジア人でしかない日本人の味覚に合わそうなんて感性は絶対にないはずだから、そういう諸々の事象を差し引いて考えればこういう味覚もまあなんとなく許せてしまうわけで、何日かにわけてマヨネーズで和えたりして食べていると何だか美味しく感じてくるのであった。。。
茹でてもエッフェルの形してるの!?
見てくれが良くないので、写真撮りませんでした。
残りの分を茹でたときにまたご紹介しましょかに。