まっしゅ★たわごと

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山崎蒸溜所でマリアージュ体験!「シングルモルト&ショコラ」セミナーに参加してきた☆《前編》

2014年03月06日 23時09分42秒 | ウイスキー



JR京都線の5本もの線路を跨いだ踏切の向こう側は手前の街並みとは打って変わって妙な抜け感を感じられるのである。





踏切のすぐ脇にはこんなものがあったりするので踏切の向こう側は





てっきりサントリー山崎の私有地だと思っていた。よく整備された構内道路だとばかり思っていたこの道路は





ただの一般道だというではないか!!一般道の脇にある守衛室のような受付で見学代金を支払いを済ませ、プチミュージアムみたいな建物の中でツアーの催行を待つ。我々が参加したのは「山崎蒸溜所でマリアージュ体験!「シングルモルト&ショコラ」セミナー」というもので、内容としては次のようになっている。

1.ガイドツアー(ウイスキー製造工程見学)
2.ウイスキーセミナー
3.シングルモルトウイスキーとショコラのマリアージュ体験





いざ、ガイドツアーに出発!!





発芽した大麦を砕いて温水に浸して糖化させる工程のところの説明。ここでは甘ーい麦ジュースになっているだけであるという。





ろ過した麦汁を木桶で発酵させたあとに蒸留させるためのポットスチル。ポットスチルは写真のようなひょうたん型や三角錐に近いストレート型がある他、冷却装置へ送られるための管の長さや高さ、その勾配によっても条件が変わり様々な味わいのウイスキーが製造されているのだとか。もちろん、それらに加え加熱の温度設定も変えているというのだから面白い。





ポットスチルから生まれたてのウイスキー。この時点では無色透明なのである。ウイスキーの色はどこで付くのかと言えば





そう、樽で熟成される間に付くのである。ちなみに右の樽が4年貯蔵の状態で左が12年貯蔵。温度調整をしない蔵の中で保管されるため、夏場には少しずつ蒸発して写真のように樽の中の総量が減ってしまうのである。年月を経たウイスキーの価格が高いのは時間軸の話だけではなく、年月を「経る」と「減る」ところにもあるのだと思う。ちなみにガイド中には紹介されなかったけれど、この減ってしまう分のことをスコットランドでは「天使の分け前」と言うのだとか。何ともロマンチックな表現である。

実は、山崎に至るまでの電車の中で「知識ゼロからのシングル・モルト&ウイスキー」という本を読んでいたのである。その昔、ウイスキーにハマったことがあって買って読んでいた本である。その中のウイスキーの製造工程のくだりのところを読んできた。なので、読んだことがそのまま視覚的かつ嗅覚的に感じることが出来たので良かったと思う。





ガイドの中で、ここ山崎の地は「桂川」「宇治川」「木津川」の3つの川が合流する地点で一年中霧が発生しやすい湿潤な気候であるためウイスキーづくりに適しているT説明があったが、山崎駅前の地図を見ると本当に目と鼻の先で3本の川が合流しているのだなあと思った。





「ガイドツアー(ウイスキー製造工程見学) 」を終えた我々は、「ウイスキーセミナー&シングルモルトウイスキーとショコラのマリアージュ体験」の会場へと通されるのであった。
つづく

山崎蒸溜所でマリアージュ体験!「シングルモルト&ショコラ」セミナーに参加してきた☆《後編》


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