今日のライオンの定時コンサートはロストロポーヴィチ&パリ管弦楽団のシェヘラザード。
シェヘラザード、ロストロポーヴィチで検索するとパリ管の記事がたくさん出てくる。ネット販売のページならばいずれも「品切れ」と、また個人のレビューページならばいずれも「ベタ褒め」の内容になっている。
それならばということで、疲れた重い体を起こし渋谷まで足を向けた。
冒頭からガツーンときた。なんと表情豊かで聞き応えの演奏であることかと。まるで壮大な映画音楽を聴いているような(いや、時系列的には壮大な映画音楽は、このロストロのシェヘラザードのような演奏を目指して作ったのかもしれないが)錯覚を覚え、暗い店内で目を閉じて聴き入っていると、まるでその世界に飲み込まれてしまいそうな恐怖感まで覚えた。
ひとつ難点を言えば、今日のウェイターはひとつひとつの挙動が粗い。食器の音、立ち振る舞い、その全てがガチャガチャ煩い。本当に名曲喫茶で働いているという自覚はあるのかね…