まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

【築地市場】ぶらぶら東京2016夏《10》築地場外散歩

2016年06月22日 23時55分54秒 | 東京


場外へ足を向けると、何やら見慣れない建物が建っていることに気が付いた。



築地魚河岸と書いてあって、通りの南側と北側を挟むようにして2つの建物が建っていて



通りの上空を通路でつないでいる。なんでも市場移転後も場外は場外として頑張っていこうという気概の表れなのだという。



とある店舗の前で試食させてもらう。大きくて美味いんよ。



ここに来たら美味いマズイは別にして話題性のある丸武へ。



来るたびに甘くなっているような気がするのは気のせいか。東京風の甘い玉子焼きは好きだけど、ここの甘さはちょいと度が過ぎているようにも思える。



丸武の向かい側にあった、ボロっちい倉庫たちも、



見違えるようにきれいになっていて、その活況はもちろん、市場撤退後の行く末を憂えた江戸っ子商人たちの気概が見え隠れしているようにも思える。



来年の今頃もこのくらいの賑わいのままであって欲しいと思っている。



場外にも「おかめ」を発見。知る人ぞ知る有名な立ち食い鮨屋らしい。



その「おかめ」の隣ではアノ乗り物に乗って記念撮影ができるスポットがある。



店主曰く「その後ろの看板も入れたらいいよ」って観光客たちに進めている。



そのココロは!・・・『市場移転後も場外が築地に残る』ということを世界中に発信して欲しいのだろうなあと思った。



いちばん下の段がもうすぐなくなるのだけれども、大江戸線の築地市場駅の駅名はどうなるのだろう?元築地市場駅?築地市場跡地駅?はてはて。。。

【築地市場】ぶらぶら東京2016夏《09》築地場内散歩

2016年06月22日 23時34分08秒 | 東京


おかめで小腹を満たした後、場内をぶらぶら歩いてみることに。



あんな光景や、そんな光景も見納め。



この市場の一番の光景は何といっても、市場のスケールに似つかわしくないくらい高い位置にある屋根であるのだと思う。そしてその屋根が老朽化してボロボロなのがいいのだと。そんなボロボロの建物の中では、日本でいちばん意気のいい魚たちが捌かれ売られていくのだという、そのギャップが良いのだと思う。



ここに来ると日本がアジアなのだなあということを、感覚的に思い出させてくれる。なんというかそんな雰囲気が醸し出されている。



豊洲に新しくできるハコモノは最先端の技術を駆使した建物であり、かつ、現行の建築基準法や消防法、それに食品衛生法などでガチガチに縛られた建物なので、どこまで現状の築地市場の土着的な営みを持っていけるのかが大きな課題であるのだと思う。



築地市場の中に入る都営バス。ちなみに都営交通は都民のための足というイメージでいるが、都営バスはいろいろ面白くて、市場の敷地の中だけでなく、東大の敷地の中やホテル椿山荘の敷地の中にもバス停を持っている。民間のバス会社であれば、それも理解できるのだが、不思議な光景である。