まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

今朝目覚めが悪かった理由

2006年07月03日 22時55分45秒 | 音楽

昨夜、NHK教育で放送されていたシャルル・デュトワ指揮のショスタコービチ交響曲第10番を見ていた。(きっと皆々様には「またかよ!」と思われているはず・・・)

宮崎ナンタラ管弦楽団というところの演奏だったのだけれども、演奏自体を宮崎県内のホールでやっていて、いまいちホールの響き加減がマズイのでどうなのかなぁと思った。しかし、逆に普段聴こえない音が聞こえたりしたので、不満には思ってはいない。

客席からステージを望むシーンの第2楽章の激しいトコロで、デュトワが腰を振って踊っているように見えてかなり楽しめた。こんなに陰惨な曲なのにここまでノレるデュトワに敬意を払いたい気持ちになった。

その中で・・・演奏中にトテツモナク印象的なサウンドがあって、それが今でも心に焼付いて離れないのである。それは、第3楽章の197小節目(練習番号117の2小節目)の弦楽器の和音。ここだけ急に全身鳥肌が立ったのだ。

一瞬男性の低音の声楽が入ったのかと思い我が耳を疑った。 それはまるで、心霊写真を見てしまったような底知れぬ恐怖に満ちた音。墓の穴の底から聴こえる怨念のような音にも思えた・・・けれど、多分これは気のせいだと思う。

てなわけで、胸がドキドキしてなかなか寝付けなかったのである。(ちーと、疲れているのかな??)